日付 : 2023/12/xx
泊数 : 2泊
部屋タイプ : ツインルーム(25㎡)
博多から在来線と路線バスを乗り継いで約1時間半ほどのところにある、佐賀県の嬉野温泉。ここには近頃急速に数を増やしている「フェアフィールド•バイ•マリオット」の店舗がある。
(公式サイトはこちら)
■地図情報
「道の駅プロジェクト」のホテルということもあって近隣には「道の駅 うれしのまるく」が開設されているほか、2022年9月に開業した西九州新幹線の嬉野温泉駅にも隣り合っている。この店舗に関していえば、どちらかといえば道の駅よりも鉄道駅の方が近いような。
各地から嬉野温泉駅そのものへのアクセスしやすさというのを一旦捨て置けば、日本国内のマリオット系列の中でもトップクラスに公共交通機関でアクセスしやすいホテル*1というように言えるかもしれない。
ホテルは駅ロータリーの一角にあるが、正面玄関と駐車場は裏手側にある。駅から徒歩でアクセスすると建物を大きく回り込むような形になるのでロータリー側にも入口があり、インターフォンを鳴らすと扉を開けてくれる運用。また、滞在中は部屋の鍵をかざすことで扉が通行できるようになっている。
他店舗と同様に「道の駅プロジェクト」のホテルにはレストランが設置されておらず、近隣の飲食店などを利用するスタイル。ただ、2023年12月時点では駅が開業したのがつい最近とあってまだ周囲に飲食店舗が充実しておらず駅前にはコンビニすらないから、食事するにしても少し移動が必要そうな状況。
ともすると少し味気ないが、ロビーラウンジに電子レンジやオーブントースターが設置されているので、徒歩10分ほどの最寄りコンビニで食糧を購入し、戻ってきて加熱して食事、ということも可能。なおこのスペースにはコーヒー類のほか、インスタントのお味噌汁なんかも用意されている。
ちなみに前述の駅前ロータリー側の扉を抜けるとロビーラウンジに直通するようなルートになっている。チェックインの際には建物に入って突き当たりを左折、正面玄関方向へ向かうと右手にフロントがある。
チェックインをして客室に向かうと、室内はこれまで宿泊した他の「フェアフィールド•バイ•マリオット」と同様。作業スペースとしては窓際のデイベッドに丸テーブルが一つあるのみなので、一般的なビジネスホテルと比べると少し手狭かもしれない。ただ、電源は豊富に設置されているので、電源の調達に苦労するということはなかった。
(これまで宿泊した「道の駅系マリオット」についてこちら)
部屋に浴槽はなくシャワーブースのみだが、椅子が設置されていて、スペースはそれなりに確保されている。せっかく嬉野温泉に来ているのだから、少し頑張って歩けば立ち寄り湯なんかもあるので、そちらを訪れてみるというのも選択肢。
アメニティ類は最小限で、石鹸類はディスペンサータイプ。最近では中価格帯以上のブランドでもディスペンサータイプに変わりつつあるから、小分けのボトルタイプというのはマリオット系列では淘汰されていくのかもしれない。
冷蔵庫の上にはティーバッグ類とミネラルウォーターが2本。この「UKIHA」ブランドの水はいつ頃からか九州全土のホテルでよく見かけるようになった気がする。
今回利用したのがツインルームということで、コントロールパネルはベッドとベッドの間に設置されていて、USB-Aポート2口と、コンセントが2口用意されている。部屋の照明はON/OFFしかないものの比較的細かく区切られていて、スイッチの数は他のホテルよりも多い印象。
ちなみに部屋からの眺望はこんな感じ。駅のホームとほぼ同じ高さで、気にしてみると駅のアナウンスだとか新幹線の走行音なんかが聞こえてくる。ただ、それほど列車の本数が多い訳でもなく、個人的にはほとんど気にならなかった。
前述の通り開業間もない駅前はあまり開発が進んでいないが、そんな駅前にあって存在感を示しているのは「国立病院機構嬉野医療センター」。2019年にこちらの場所に新築移転したのだそうで、外見からも新しそうな病院だということが見て取れる。
この週は1週間通しで出先にいたこともあって、滞在中の空き時間にコインランドリーを回すことに。洗濯は200円/回(洗剤は自動投入)、乾燥は100円/20分で、大体どんなものも500円*2もあれば洗濯から乾燥まで全てこなすことができるはず。
洗濯機はどこのホテルでもみるようなタイプだったが、運転開始直後に暗証番号を設定し、扉をロックすることができるというのはこのホテルで初めて目にした。私の衣類など誰に持っていかれるようなものではないとは思うが、常に監視しているというのも大儀な訳で、防犯面が改善されていくのは喜ばしい。
今回はこのホテルで2泊し、次の目的地へ向けて移動した。私は1泊目の夕食にカーシェアを借り、約1時間かけて佐世保市街地まで佐世保バーガーを食べに行ったのだが、そうでもしないと単に連泊すると駅周辺にはまだ店舗が少なく、車がなければ食事に若干難儀するかもしれない。もしくは、博多方面からの移動の際に武雄温泉駅で途中下車し、「カイロ堂」の駅弁を買ってくるというのでも良いかもしれない。
(「カイロ堂」についてはこちら)
いずれにしても、ホテル自体は新しくて快適だった。つつじや紅葉の時期の御船山楽園へのアクセスや、秋先の「佐賀バルーンフェスティバル」観戦の際なんかに利用するもの良いと思われる。当日自家用車はとんでもなく混雑するので、公共交通機関でアクセスすることをおすすめ。
(御船山楽園についてはこちら)
(「佐賀バルーンフェスティバル」についてはこちら)