今回紹介するのは佐賀県武雄市にある「御船山楽園」。最寄りの武雄温泉駅では九州新幹線(長崎ルート)の開業が2022年秋と間近に迫っている。あまりまだ理解できていないのだが、新幹線は「西九州新幹線」という名称になった?のだろうか。
この御船山楽園で咲いているのは躑躅(つつじ)の花。花に纏わる漢字というのはなかなか難しい字のものが多いが、なかでも特に難しいのがこのつつじ。何度見たところで書けるようになる気がしない。何故こうも難しくしてしまったのだろう。
■ 地図情報
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この時期に見頃を迎える花の代表格はもちろん桜。その桜は桜で大好きなのだが、つつじはつつじで色にバリエーションが多彩で賑やかなのが楽しい。実際に園内はそれなりに起伏に富んでいるというのもあるが、多色のお陰でずいぶん立体的に見える。
ちなみに、隣接する「御船山楽園ホテル」はサウナ施設が有名なようで、「サウナシュラン」というランキングで2019年、2020年に日本一に輝いているのだそう。
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加えて、この「御船山楽園」の中ではチームラボによる廃墟を活用した展示がなされている。園内にある入口から展示へ直接入場することができる。なお、展示と展示の間では一部営業中のホテルの客室通路を通過する場面も。廃墟と営業中の施設が接続されているというのも中々珍しいような。
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屋内は外界の様子とは全く異なっていて、これはこれで興味深い展示。ただ、廃墟を活用しているだけあって場内はかなり薄暗く、子供には少し不向きかもしれない。
展示のひとつ、「呼応するランプの森とスパイラル」では、鏡張りの部屋に無数のランプが光っていて、この時期らしくランプはつつじ色。このランプ、しばらく滞在していると定期的に色が変化しているから、もしかすると別の季節に訪れると別の季節限定の色が見られるのかもしれない。
以上のように、建物内外で全く違った雰囲気の施設。施設の広さとしてはそれほど広くないが、色々な種類があるため思いの外楽しめた。
位置的には福岡と長崎の中間地点で、どちらへ向かうにも1時間ほどの割と利便性の高いところ。武雄温泉駅には「九州駅弁グランプリ」で3連覇した「カイロ堂」の店舗なんかもあり、併せて立ち寄ってみるのも良いかもしれない。
というお話。