日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL3084(名古屋中部/東京成田)


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便名 : JAL/JL3084
日付 : 2024/04/xx
機材 : B787-8(788/E12)
区間 : 名古屋中部(NGO)14:40→東京成田(NRT)15:55
所要時間 : 01:15
区間マイル : 194
搭乗クラス : クラスJ(国際線機材)
運航 : JAL(日本航空)

前日は中部国際空港の空港島内にある、「フォーポイント•バイ•シェラトン」に宿泊。翌日は少しゆっくりしてから、14時過ぎの成田行きで東京へ戻る。

(宿泊先についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

朝食は摂らず、12時過ぎにチェックアウトして向かったのは第2ターミナル近くの「FLIGHT OF DREAMS」。ここにはプライオリティパスで利用することのできるレストランがある。

(外部サイトの店舗情報はこちら)

tabelog.com

あまり天気の良くない日だったからだろうか、この日は若干空いていて、10分ほどの待ち時間で入店。こちらを含め、日本国内のプライオリティパス利用可能店舗では大体どこでも3,400円分の食事を利用することができる。

中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS 店舗外観

FLIGHT OF DREAMS/  この時間帯は比較的空いていた

メニューをひと通り眺めた結果、ローストビーフバーガーとフィッシュアンドチップス、コーラを注文。日中からアルコールというのもなくはないが、その日の午後が有効に活用できなくなってしまう。

中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS プライオリティパスのサービス

FLIGHT OF DREAMS/ 3,400円までは追加請求なしで利用可能

注文から10分ほどで料理が提供された。それぞれ量はちょうどよかったのだが、フィッシュアンドチップスのフィッシュフライが1つだけというのは少し寂しいような。カードの年会費を払っているとはいえ、無料で食事している訳で文句を言うというのも筋違いな気はするが。

中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS プライオリティパスのサービス

FLIGHT OF DREAMS/ フィッシュは1つでチップスが多め

食後は目の前のスターバックスに移ってしばらく休憩。ごく至近距離でB787の試験機が展示されているのがこの施設の特徴。ちなみに時間があれば、1階に降りればアクリルのパーテーション越しではあるもののコックピットを見学することもできる(無料)。

中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS 施設中央のB787型機

FLIGHT OF DREAMS/ 無料化して少し利用者が増えたかもしれない

出発まで1時間を切ったくらいで第1ターミナルに戻り、少しだけ展望デッキへ寄り道。この日は徐々に天候が悪化してきていて、展望デッキに着いた頃にはそれなりの雨が降っていた。奥の方にはちらほら人がいるのが見えたが、手前にはほとんど人がいない状況。

中部国際空港 雨の展望デッキ

中部国際空港/ 展望デッキは人影まばら

14時頃の中部国際空港は駐機場にあまり飛行機がおらず、少し閑散とした雰囲気。朝はずらっとB737A320といった中型機が並ぶので、飛行機が並んでいる様子を見たければ早朝が良いかもしれない。

中部国際空港 雨の展望デッキ

中部国際空港/ 朝夜の方が飛行機は多い

出発便が集中する朝7時頃など、保安検査場が大行列になっている印象のある同空港だが、この時間帯はある程度落ち着いていて待ち時間ゼロで通過。少しラウンジに寄り道して雑務をこなし、この日は中央から少し離れた11番搭乗口からの出発。

今回の成田行きの機材は成田と中部の単純往復だが、ここは国内線/国際線の共用駐機場で、開放する通路によって国内線でも国際線でも利用できる。それゆえ、国際線で中部に着いて国内線として出発する夜の羽田行きなどはこの搭乗口から出発する。

(以前逆方向で利用した際の記録がこちら)

biketourist.hatenablog.com

中部国際空港 国内線制限区域内

中部国際空港/ 最奥部の搭乗口から出発

のんびり搭乗口に向かったもんで到着すると既にGROUP3の搭乗中。この日の同便は国際線機材のB787-8による運航で、ビジネスクラス(SKY SUITE)区画がクラスJとして販売されている。登場から7年近くが経過し、座席周りは少し傷みも見られるものの、この世代のビジネスクラスの中では無印のSKY SUITEが一番快適。

JAL3084便 B787-8 E12 SKY SUITEの座席

JAL3084便/ SKY SUITEの中では最も快適

今回指定した7A座席は2ブロック目の最前方座席。通常窓側席は入口がかなり狭くなっているのだが、この座席は前方の座席がない関係でかなり入口が広め。

JAL3084便 B787-8 E12 SKY SUITEの座席

JAL3084便/ 出入口の広い7A/7K席

雨は引き続き止む気配がなく、駐機場は池のようになっている。これで雷が鳴り出すと地上スタッフの作業ができず発着が見合わせされてしまうところだが、幸いそこまでは至らず、概ね定刻通りに動き出した。

JAL3084便 中部国際空港の駐機場

駐機場/ 一面水たまりのような状態

とはいえこの日は雨で視程が優れず、昼間にも関わらず滑走路は照明が全点灯。ぱっと見で中央くらいまでは見えていそうだが、末端までは見えていないような状況。管制塔からは飛行機が見えているんだろうか。

JAL3084便 中部国際空港の滑走路

中部国際空港/ 滑走路は水はけが良い構造

そういえば、どういうわけかこの飛行機の窓はやけに黄味がかっていた。B787型機の窓は電子シェードになっているから、そのせいだろうか。シェードのレベルは最も薄いものになっていたのだが。

JAL3084便 中部国際空港からから成田国際空港

JAL3084便/ やけに景色が黄色い

羽田空港行きは伊豆大島から房総半島上空を通って木更津あたりから羽田空港へ向かうが、成田空港行きはもう少し大回りして九十九里浜あたりから成田空港へ向かうルート。綺麗に直線状に形成された海岸線が見える。

JAL3084便 九十九里浜上空

九十九里浜上空/ 綺麗に一直線の海岸線

この時期の千葉県はちょうど田植えの準備中で、水田には水が張られているのが上空からでも分かる。それにしても千葉県は高低差が少なく平坦、というのがこうして見ると分かりやすい。なお、県内最高所は愛宕山だそうで、その高さは約400mほど。

JAL3084便 成田空港付近

成田空港付近/ この時期は水田の多さを実感する

引き続き色味がおかしいが、空港が近づいてくると工事現場が増えてきた。これが2029年までに供用開始されるという3本目のC滑走路がらみの工事だろうか。このC滑走路はB滑走路の延長線上の少し北側に敷設される予定のようだが、ターミナル側からは離陸のみ、反対側からは着陸のみを通常運用とするような、少し変わった誘導路の配置がされる模様。

JAL3084便 成田空港付近

成田空港付近/ まだどこが滑走路になるかは見えない

B滑走路に着陸し、第2ターミナルの南側、第1ターミナルに近いところにある駐機場まで地上滑走。左手側にはちょっとした駐機場があり、ここにはジェットスターの機材が駐機していた。ちなみに以前春秋航空日本(現スプリング•ジャパン)の飛行機に搭乗したのがこの辺り。そういえば、当時利用した東京成田-佐賀線はあっさり撤退してしまった模様。

(春秋航空日本についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

成田空港の駐機場 B滑走路から第2ターミナル

成田空港/ B滑走路の延長線上にある駐機場

その後物々しいネットが張られた一角を見ながら飛行機は駐機場に到着。奥にはANAが始めた第3のブランド「AIR JAPAN」の飛行機が駐機していた。

LCCとしては路線がZIPの二番煎じの上、JAL(JAPAN AIRLINES)と紛らわしく、そもそもANA便の運航をしている会社としてのAIR JAPAN(NQ)とも紛らわしいという何がしたいのか分からないブランドだが、今後どのように育てていくんだろうか。

成田空港の駐機場

成田空港/ 物々しいフェンスが目立つ空港

到着したのは第2ターミナルの国内線S搭乗口なのだが、ここから到着出口までは結構な距離があり、上り下りを経て約10分を要した。うまくいけば16:16発の京成スカイライナーに乗れるだろうか、と思っていたが、ホームに辿り着いたのは16:18頃だった。

尤も、スカイライナーはチケットカウンター混雑の影響で出発が2分ほど遅延していてまだドアが開いていたので、予めそれが分かっていたのであればチケットを買っておいたのだが、ホームでそれを察知した時点では既に特急券の発売は終了していた。

次のスカイライナーまでは30分弱の待ち時間があり、その間に京成本線系統の快速列車が1本やってきた。京成本線のホームは8両分には足らず、後ろ2両はドアが開きつつも乗車はできないという妙な状態。列車ごとに警備員を立てるのであれば、そもそもホームドアを開けないとかすればいいのにと思ってしまうが、きっと機構的に難しいんだろう。

成田空港 空港第2ビル駅のホーム 成田スカイアクセス

空港第2ビル駅/ ドアは開くが乗車はできない列車

先のスカイライナーは途中新鎌ヶ谷と青砥に停車する鈍足便だからか、あまり乗車率が高くなかったのに対し、やってきた次の便は殆ど満席。意図的に別の席に座っていた海外旅行客に自分の席に戻ってもらって自席に着き、都内へ向かった。

というお話。