日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL2362(大分/大阪伊丹)


■Sponsored Link

便名 : JAL/JL2362
日付 : 2022/02/xx
機材 : ERJ170(E70/M01)
区間 : 大分(OIT)09:05→大阪伊丹(ITM)10:00
区間マイル : 219
搭乗クラス : 普通席
運航 : J-AIR

大分空港から徒歩圏内のホテルAZに宿泊していて、この日の始発便で大阪へ移動。

(前日の宿泊についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

09:05の飛行機に間に合うよう08:00の開店と同時にレンタカーを返却し、空港には出発50分ほど前に到着。少しばかり売店で買い物したが、まだ時間が残っていて制限区域内、搭乗口近くのラウンジに立ち寄った。ラウンジ内は中央に木材を多用したテーブルが設置されていて、暖かな雰囲気。

大分空港 カードラウンジ

大分空港/ ラウンジは割とコンパクト

このカードラウンジについては機会があれば別途記事を起こすとして、しばらくして搭乗。この日の機材はJALグループの所有するジェット機の中では最小、76人乗りのE170だが、それほど搭乗率は高くなく、周囲は空席多数のまま出発。

JAL2362便 E170 普通席

自席周辺に他の乗客はなし

窓の外を見ると、少し離れたスポットにはIBEXのCRJ機が2機駐機していた。ちょうど大阪や名古屋からの便が重なる時間帯だったのだが、拠点空港でもない大分空港にIBEX機材が多数駐機している風景はちょっと不思議というか、珍しい光景。

JAL2362便 E170 大分空港駐機場

大分空港/ 小型機が集中する時間帯

そこからしばらくして滑走路端に到達し、南から北へ離陸滑走。空港というとコンクリート舗装の面積が多く、年間を通じてあまり代わり映えしないようにも思えるが、よくよく見ると滑走路脇の風景は季節によって意外と違う。

JAL2362便 E170 大分空港滑走路

大分空港/ 滑走路脇の芝生は冬らしい装い

そういえばこの日の離陸上昇中、急に風向きが変わったか、一瞬急激に跳ね上がるような、上に持っていかれるような挙動があった。冬場は風の強く、風向きの変わりやすい日が多いから、このような予想外の動きが生じやすいのかもしれない。こういったイベントを体験するといかにシートベルトが重要かというのがより一層合点がいく。

この日は水平飛行に移った後も視界が優れず、ご覧の通り薄い雲に覆われた状態が四国上空を経て和歌山県上空あたりまで続いた。

JAL2362便 E170 大分空港上空

大分空港上空/ 突然の急上昇をした直後

関西空港の南側から本州に入ると徐々に視界がクリアになってきて、およそいま何処を飛んでいるかわかるように。この辺りでは海上関西空港を目印に辿っていくと、どこに何があるか割と分かりやすい。この日はすっかり忘れていたが、大阪市内に入る手前あたりで古墳なんかを見つけることもできるかもしれない。

JAL2362便 E170

大阪府上空/ ようやく地上が見えてきた

その後しばらくすると見えてくるのが「八尾空港」。航空会社の定期便は飛んでいないから知らない方もおられるかもしれないが、大阪南部にある滑走路2本を有する空港で、主にヘリコプターや小型機が利用している。

JAL2362便 E170 八尾空港上空

八尾空港上空/ ジェット旅客機は着陸できない

そこから5分としないうちに、遠方に見えてくるのが「あべのハルカス」。ここには大阪マリオット都ホテルが併設されていて、今のところ関西圏のマリオット系のホテルの中では一番のお気に入り。このビルは遠くからでも分かりやすい。

(同ホテルの宿泊記はこちら)

biketourist.hatenablog.com

JAL2362便 E170 あべのハルカス

中央右の背の高いビルが「あべのハルカス

続け様に大阪城脇を通過し、その後見えてくるのが大阪駅エリア。駅手前の赤い観覧車も目立つが、それ以上に駅を覆う大屋根があるから見つけるのは容易い。

JAL2362便 E170 大阪駅上空

中央右、大きな片勾配の屋根が大阪駅

そこから淀川を渡り、新大阪駅上空を通過するとまもなく着陸。新大阪駅脇には在来線の車庫(宮原操車場)があり、運行のない日はここに豪華寝台列車「トワイライト瑞風」の姿を見つけることもできるかもしれない。

JAL2362便 E170 新大阪駅上空

新大阪駅上空/ 駅そばには在来線の車庫がある

この便は小型のE170型機ゆえ、短い方の32R滑走路に着陸。長い32L滑走路よりも奥まったところに滑走路がある関係で、飛行機が真上を通過することで有名な「千里川ポイント」を通過する際にはまだそれなりに高度が高かった。この時タイミング次第では着陸寸前には滑走路へ向かって誘導路を移動中の大型機が間近に見えることも。

(空港から千里川ポイントへ歩いた際の記録がこちら)

biketourist.hatenablog.com

JAL2362便 E170 伊丹空港

伊丹空港/ ほぼ真下に誘導路がある

そんなこんなで定刻通りに、伊丹空港のターミナル中央から離れた20番搭乗口に到着。余談だがこの搭乗口は搭乗橋が長く作られていて、飛行機はターミナルと平行に駐機する。そのため少しターミナルまで歩く距離が長くなるが、トーイングカーを必要とせず出発時はそのまま前進で出発できる特徴がある。

JAL2362便 E170 伊丹空港

伊丹空港/ 20番搭乗口に到着

大阪ではちょっとした用事を済ませ、羽田行きの飛行機へ乗り換え。出発してしばらくは視界が優れず退屈かと思ったが、本州上陸後は割と楽しい空の旅だった。