日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【歩いてみた】大阪空港から千里川土手(千里川ポイント)まで


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訪問日時 : 2022/09/xx
出発地点 : 大阪空港
到着地点 : 千里川土手
移動距離 : 約3.0km
所要時間 : 約40分

市街地ど真ん中にある大阪国際空港(伊丹空港)。同空港の周辺にあってごく一部で有名なのが頭上すれすれを飛行機が通過する「千里川土手」。今回は空港から現地まで歩いて向かってみた。

■ ルート概要
※ 地図上の経路は実際の経路と異なるケースがある。あくまで概要理解として。

目的地までは約3kmほどの道のりで、徒歩約40分ほどを見込んで出発。空港ターミナルを背にして右、昔のANAグループ到着出口の前を抜け、しばらく道路の車の向きとは逆の南方向に向かって歩いていく。

大阪空港から千里川土手

(09:01) 大阪空港を出発。南方向へ進む

ターミナルを出てしばらくすると、右手にANA側の駐機場が見えてくる。フェンス沿いに歩いてくと上空に阪神高速池田線の走る県道10号線に合流し、これを道なりに進む。

大阪空港から千里川土手

(09:03) しばらく駐機場に沿って進む

ちなみにタイミングにもよるが、このフェンス沿いからも駐機中の飛行機を眺めることができる。手前のスポットにはプロペラ機が駐機していることが多く、この日も手前にいるのはANAウイングスのDHC8-Q400。

大阪空港から千里川土手

(09:04) 手前は小型機が駐機していることが多い

進行方向左手は阪神高速の出入口とモノレールの橋脚が並んでいて、そこを阪神高速の本線が横切っている。限られた狭いスペースを最大限活用している様子がわかる。それにしても、なぜここで「長崎和牛」の広告なんだろうか。首都圏でいうところの尾久駅近くにある「萩の月」の広告のようなものか。

大阪空港から千里川土手

(09:04) 直進すると大通りに突き当たる

県道10号線沿いはいかにも工業地帯という感じの雰囲気。昼間通行する分にはそれほど気にならないものの、阪神高速の道路が高いところにあって少し薄暗いから、夜中歩くには少し心細いという人もいるかもしれない。

大阪空港から千里川土手

(09:08) 倉庫や工場が数多く立地している

5分ほど歩くとJR・阪急伊丹駅と大阪空港を結ぶ伊丹市営バスの「箕輪」バス停があり、これを過ぎた「走井」交差点から右斜め前方向に進む。その後は再びしばらく直進。

大阪空港から千里川土手

(09:13) 真横ではなく、右斜めに進む道を進む

この辺りは空港の外周に沿うように道路が敷かれていることから、道路形状は比較的直線基調。「走井西」の交差点を直進すると道路が空港の敷地に突き当たるため左カーブしている道路を道なりに、道路が千里川を横断する「新勝部橋」の手前まで進む。

大阪空港から千里川土手

(09:15) 10分弱直線の道が続く

ところで、この辺りは町工場や倉庫が多いエリアで、大型車も比較的多く行き交っている。途中からところどころ歩道がないところが出てくるので、車には十分注意して通行するようにしたい。

大阪空港から千里川土手

(09:22) この辺りは道路ギリギリに工場が建っている

道路が少し上り坂になった先にあるのが「新勝部橋」。これを渡らずに右折し、少し細い道を進んでいくのだが、この辺りから道が徐々に分かりづらくなってくるので要注意。

大阪空港から千里川土手

(09:23) 橋の手前、ガードレール方面へ進む

交差点で右を向いたのが以下の図。バス会社の車庫前を通り、正面に空港の防音壁が見える小道を進んでいく。

大阪空港から千里川土手

(09:24) 「新勝部橋」手前で右方向を向いた図

道路は防音壁に突き当たると右に向かっていくが、この道路を道なりに進むと空港ターミナル方向に戻ってしまう。千里川土手に向かう場合、道路が右に曲がる直前にある小さな橋の脇を左折し、用水路に沿った細い歩道を進んでいく。

大阪空港から千里川土手

(09:26) 中央左に見える道を進んでいく

歩道を進むと一度千里川を越え、正面にある坂を下る。坂を降りた先が若干紛らわしい構造になっているが、川と並行に進むのが正しいルート。この辺は一見人が通れるや否や若干不安になるような見た目だが、進んでいくと思いのほか道が整備されている。

大阪空港から千里川土手

(09:27) ぱっと見進みづらいが、進むのはこの道

堤防を下りた先を下記写真の正面方向に進んでいくと、「名鉄ゴールデン航空㈱西部支社」を左手に見え、しばらく進むと車の通れそうな道路に突き当たり、これを右折。ここまで来ればもう目的地まで10分圏内。

大阪空港から千里川土手

(09:28) 正面の道を進む

ちなみにこの辺りでは歩道にごみが落ちていたり雑草が生い茂っているなど、道路が少し荒れているので、車が来ないようであれば車道を歩いたほうが歩きやすいかもしれない。

大阪空港から千里川土手

(09:30) 右奥の三輪車はGoogle Mapにも映っていた

この道を5分ほど歩くと右手に再び千里川が見えてきて、これを渡る橋が現れる。橋を渡り渡った先を左折すると間もなく目的地の「千里川土手」に到着。

大阪空港から千里川土手

(09:33) 橋を渡ればまもなく到着

なお、目的地付近は砂利道になっているので、空港から今回のルートでアクセスし、かつスーツケース等の荷物があるようであれば、空港のコインロッカー等に預けておくとよいかと思われる。

大阪空港から千里川土手

(09:34) 最後は砂利道

それにしても、空港というのは思いの外広いもので、目的地が見えてもなかなか進まない。普段離着陸であっという間に通過してしまう滑走路も、空港によってサイズは違うとはいえ、広いところでは横幅が50mを超える大きさがある。

大阪空港から千里川土手

(09:36) 右側には誘導路が広がっている

そうこうしているうちに千里川土手の通称「千里川ポイント」に到着。ちょうど到着したタイミングでJALB787が頭上を通過していった。時間帯にもよるが、おおむね時当たり1-2機の大型機、その他の中小型機が沢山という感じ。

2023年1月時点では法律上の禁止事項さえ遵守すれば、滑走路の延長線上に入ることも可能で、より迫力ある画角で写真を撮ることも可能。到着する飛行機については「Flight Rader」アプリなどで確認しておくとより楽しめるかもしれない。

大阪空港から千里川土手

(09:37) 到着前に航過したB787。もう少し近づくことも可能

個人的には今回のように大阪空港から歩いてアクセスすることが多いのだが、阪急宝塚線曽根駅からレンタサイクルを利用するか、曽根駅から阪急バス95系統(豊中東西線)に乗り原田下水処理場バス停で下車(所要時間6分)するのが簡単なような気がする。

なお、同地近くには近頃コインパーキングが設置されたようなので、空港からカーシェアを利用して訪れるでのも良いかもしれない。飛んでいる飛行機をこれほど近くに見られる場所もそうそうないから、機会があれば訪れてみてはいかがだろうか。

■ 近隣のバス停はこちら

というお話。