日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL0228(大阪関西/東京羽田)


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便名 : JAL/JL0228
日付 : 2022/06/xx
機材 : B737-800(738/V32)
区間 : 大阪関西(KIX)21:15→東京羽田(HND)22:30
区間マイル : 280
搭乗クラス : 普通席
運航 : JAL(日本航空)

大阪での用事を終えて帰京するため、関西空港へやって来た。

関西空港までは南海電車で辿り着いたのだが、関西空港駅の片隅にいる「関空戦士 ラピートルジャー」がご時世を反映してマスクを着用した姿でディスプレイされていた。それにしても、どうにもポーズがダサいのはもう少しなんとかならなかったか。

以前あったはずの公式ホームページも削除されてしまったようだし、今後の行く末が気になるちょっと可哀想なキャラクター。

南海関西空港駅 関空戦士ラピートルジャー 2022年6月

関西空港駅(南海)/ 何とも言えないがに股 

今回搭乗する21:15発の228便は札幌・新千歳空港から20:00に関西空港に到着する2506便の機材で運航される。この日は私が保安検査場を通過した頃にちょうど到着したようで、到着出口に向かう乗客の姿がちらほら見えた。

余談だが、この便は冬場になると北海道の雪の影響を受けて時折とんでもなく遅延することがある。もう5年以上も昔の話だが、雪の影響で飛行機がなかなか関西空港に現れず、その影響を受けて関西空港の出発が0時近く、羽田空港に1時過ぎに到着したことがあった。たしかこの時は天候要因ではあったものの5,000円/人を上限に交通費をJALが負担してくれた*1んだったと思うが、何れにしてもなかなか大変な目に遭った記憶がある。

さて、当時はまだ関西空港のリニューアル前で、まもなく閉鎖される関西空港サクララウンジにちょっと立ち寄ってから飛行機に搭乗。移転後のラウンジがどうなるのかなと興味深く情報を追っていたが、2022年10月以降はセントレア同様にANAとの共同ラウンジが開設された。便利な伊丹があるから関空は国内線・国際線の乗継ぎ需要中心になってしまうのかもしれないが、全体として国内線はずいぶん隅にやられたな、という印象。

(関西空港リニューアルについてはこちら)

www.kansai-airport.or.jp

(リニューアル後の搭乗記についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

ともあれしばらくして搭乗開始。2022年6月当時はターミナル中央、割と鉄道駅に近いところを国内線が利用していたが、2022年10月下旬以降はターミナル端に近いところに集約された。その結果、今では駅を起点に考えると搭乗までの間に結構な距離を歩くことになっている。

JAL228便 737-800 関西空港駐機場

関西空港/ 隣には成田行きのジェットスター

隣のスポットには先発20:50発の成田行きジェットスターA320が駐機していて、着席した頃、一足先に出発していった。当時の関西空港は工事の関係で元々少ない制限区域内の店舗がより一層少なくなっており、乗客が散らばりようがなかった。そんな事情もあり、円滑に乗客が集まってこちらも定刻よりも少し早めに出発。

JAL228便 B737-800 機内

ほどなくして離陸のために消灯

普段であれば機内安全ビデオが終わるとほどなくして消灯し滑走路に入るのだが、この日はやけに遠くまで走っている。後に知ったのだが、どうやら当時ターミナル前にあるA滑走路の地盤沈下対策として嵩上げ工事が実施されており、午後から夜にかけては2期島にあるB滑走路一本で離発着を行っていたらしい。

10分ほど走って滑走路端に辿り着くと、隣の誘導路には20分ほど前に出発したはずのジェットスターA320がまだ待機していた。着陸機が近くにいるのかと思ってしばらく窓の外を眺めてみたが、待てど暮らせど全く飛行機はやってこない。15分ほど待っただろうか、ずいぶん遠くに光の点が現れ、そこから5分ほど掛かってANAの着陸機がようやく到着。

その後件のジェットスター機が離陸し、こちらもそれを追いかけるようにして離陸。こちらもそれなりに待たされたが、ジェットスターに至っては40分ほど滑走路脇で待機させられていた訳で、ANA機の前に出発することができない事情があったのだろうか。特に消防車の類は見なかったが。

ともあれ、北から南へ向けて離陸すると右旋回しながら上昇し、空港上空を通過して東に向かう。この日は雲も少なく、揺れもほとんどなかったことから大阪市内の夜景がずいぶん綺麗に見えた。

JAL228便 B737-800 大阪市街地上空

大阪市街地上空/ 暗くても淀川がどこにあるかは分かりやすい

離陸こそだいぶ遅れたが、この路線は割と余裕時分が多く確保されているようで、羽田空港着陸は概ね定刻通りの案内。シートベルトサインが消灯すると飲み物のサービスがあり、その後再び客室の照明が落とされた。

そういえばこの便では羽田空港に向けて降下していく途中、房総半島の上空辺りで急にガツンと右の翼が持ち上げられるような揺れがあった。噂には聞いていたが、これが後方乱気流というやつだろうか。調べてみると前の飛行機は同じB737だったのだが、思いの外大きな揺れでちょっとビックリした。

その後は特に大きな揺れもなく、羽田空港には南側から34L滑走路に着陸。滑走路脇の待機時間だけがちょっと不可解だったが、最終的には6分ほどの遅れで収まった。

JAL228便 B737-800 羽田空港

羽田空港/ 待機時間の割にはそれほど遅延なく到着

関西空港の国内線エリアはリニューアルによってだいぶ雰囲気が変わったが、もう少しローカル色豊かなレストランなんかが入ればよかったような気もする。ただ、利用客数からすれば少し高望みしすぎだろうか。

というお話。

*1:基本的に天候事由の遅延は免責のはずだが、さすがに大阪/東京どちらにも関係ない札幌の積雪による遅延で配慮してくれたらしい。