珍しいように見えて、意外と全国各地にあるんだとか。
以前から気になっていたものの、なかなかその為だけに訪れるというのも億劫で訪れたことのなかった、1箇所に3つの都府県境が集まっている「三県境」。日本国内には三県境が約40地点ほどあるそうだが、首都圏の平地にあって、特にアクセスのしやすい埼玉-群馬-栃木の三県境ポイントの近くを訪れる用事があり、ついでに立ち寄ってみることに。
■地図情報
今回の目的地は東武日光線の柳生駅の近くにあり、電車+徒歩でもアクセスすることはできるのだが、今回は少し離れた駅からカーシェアを利用。目印としては「道の駅かぞわたらせ」の近くなのだが、道の駅は堤防上にあり、目的地は堤防下にあるので、県道を走っていると辿り着くことができないので要注意。
細い道をしばらく走っていると住宅街に出て、その一角に目的地を発見。車数台が駐車できるくらいの割と広めの駐車場が開設されている。
目的地はちょっとした公園になっていて、駐車場の一角には自転車スタンドも設置されているほか、奥の方にはベンチとテーブルが設置されている。この施設は各県が均等に負担して整備されたものらしい。
整備された歩道を奥の方へ進んで行くと、田んぼの一角に「埼玉県」「群馬県」「栃木県」の標識が立っている。この角度から見ると、埼玉県と栃木県の県境に群馬県が楔(くさび)を打ち込んだような格好に見えるが、どうしてこんな形になったんだろうか。
水路の中心地点には、2016年に境界を確定させた時に設置された「三県境界」という標柱が建てられている。ちなみにここから約2kmほど離れた渡良瀬川上に、茨城-栃木-埼玉の三県境もあるんだとか。
この場所のごく近く、藤岡渡良瀬湧水公園では12月に気球大会「渡良瀬バルーンレース」が開催される。多数の気球が同時に離陸していく様はなかなか壮観なので、この大会を訪れ、そのついでにここへ立ち寄るというのも良いかもしれない。
(詳細はこちら)
というお話。