日付 : 2020/11/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : クラブ デラックスルーム(UG・38㎡)
そろそろ12月になろうかという時期に大阪を訪れた。この時宿泊したのが「大阪マリオット都ホテル」。JRで言うと天王寺駅、近鉄で言えば大阪阿部野橋駅直結のホテル。2022年8月時点における大阪で最も高いビル「あべのハルカス」に入っている。
■ 地図情報
訪れたのがまもなく年の瀬という時期だったこともあり、フロント階に上がると大きなクリスマスツリーがお出迎え。ここ最近、年々クリスマス商戦のスタートが早まっているような気がする。10月のハロウィンが終わると街はすぐにクリスマス一色。1年の中でも好きな季節ではあるのだが、それにしても少し早すぎやしないか、という感じもする。
フロントで名前を告げると、チェックインはラウンジで受け付けるとのことで移動。ラウンジに到着すると席へ案内され、提供されたミールボックスを戴きながら手続き。
暫くすると部屋の用意ができたとのことで客室へ移動。この日はレギュラールームで予約していた気がするが、マリオットの会員特典でクラブフロアへアップグレード。クラブフロアは53階から55階だそうで、ビルの中でもかなり高いところに位置している。
部屋に入ると正面には大きな窓があり、カーテンを開けると大阪平野が一望できる。展望台のある58階が地上300mで、これと数フロアしか変わらないと考えると、地上280mくらいだろうか。入口から見える風景だけでもかなり高いところにいることがわかる。
窓に近づき、景色を地図に照らしてみると真南を向いた部屋のよう。中央左手に見えるのは長居公園で、ここには「ヤンマースタジアム長居」がある。また、目を凝らすと遠方には関西空港なんかも見える。ご存じの通り関西空港は割と市街地中心部から遠く、たとえばあべのハルカスからでも約40-50km、首都圏に当てはめると東京駅から藤沢駅くらいに相当する距離がある。
部屋は38㎡とクラブフロアとしては割とコンパクト。ただ、普段あまり使わないデイベッドに転がってみると空中浮遊しているような不思議な感覚がして割と面白かった。高所恐怖症の方は少し辛いかもしれない。
部屋の風呂・トイレは別の構造。更に上のグレードでは風呂に窓がついているようだが、今回宿泊した部屋については部屋の通路側にレイアウトされており、特に外が見えるような構造ではなかった。
アメニティはこのホテル専用の包装がされていて、すべて揃うと大阪のランドマーク「大阪城」「通天閣」「あべのハルカス」が揃い踏みするようなデザイン。このパズルのような配置は海外ではあまり見かけないが、国内では以前泊まった「メズム東京」にも同じような仕組みのものを見かけた。
(「メズム東京」宿泊記はこちら)
石鹸類は旧マリオット系列で良く使われている「THANN」。このブランドの製品は通販で購入することができるから、後日自宅用にアロマオイルを買ってしまった。ただ、香りは好みなのだが、あまり持続性はない気がする。使い方が悪いんだろうか。
(公式サイトはこちら)
到着してしばらくだらだらしていると日没を迎え、夕食を食べに一旦外出。帰ってきて部屋には戻らず、そのまま「あべのハルカス」の展望台へ。というのも、宿泊者は滞在中に利用できる展望台の無料チケットを利用することができる。
飛行機の高度計をモチーフにした装飾のされたエレベーターに乗って展望台に到着。展望台のフロアは58階から60階でこの日の客室とそれほど高さは変わらないが、客室からは見えない方向が見えるからこれはこれで中々楽しめる。
伊丹空港があるからだろうか、関西はそれほど高層の建物が多くなく、夜景が面的に広がっている印象がある。そんな中でも通天閣はかなり分かりやすい。ちなみに通天閣の手前側にある大きな暗闇は天王寺動物園。
展望台から部屋への帰りしな、ラウンジに立ち寄った。この時間帯は暖色系の照明によって昼とは雰囲気ががらっと変わって、かなり落ち着いた空気。
一通りサービスを活用し、この日は就寝。翌朝は朝食のラストオーダーにギリギリ滑り込めるようなタイミングで起床。遅めだったお陰か、ほとんど待ち時間なく食事することができた。
この日はレイトチェックアウトをお願いしており、昼間は散歩がてら大阪城へ。お城の周辺を殆ど一周してホテルへ戻ってきた。部屋でしばらくだらだらと過ごし、チェックアウト期限ギリギリの16時前にホテルを出発した。
関西、特に大阪にはマリオット系列のホテルがかなり多く立地しているが、その中でも特徴が多いのがこの「大阪マリオット都ホテル」。値段は少し高めだが、サービス、設備共に素晴らしく、個人的にはリッツ・カールトンやセントレジスに勝るとも劣らない、現時点における大阪のベストホテル。
できれば天気のいい日に泊まりたいが、こればかりは本人の運次第といった感じか。