日付 : 2023/3/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : Jフロアダブル(23㎡)
福島県(会津)で用事を済ませ、その後長野へ向かう旅程。思ったよりも予定が長引き、当初予定していた新潟行きの高速バスに乗り損ねたから、大宮経由で長野駅までやってきた。この日宿泊するのは駅から10分ちょっと歩いたところにある「ホテルJALシティ長野」。
■ 地図情報
ホテルは駅から善光寺方向へ10分ほど歩いたところ。長野電鉄の市役所前駅が近いといえば近いが、本数が少ないことを考えると、よほど発車時刻直前でもない限りおそらく歩いたほうが早い。
この日の夕食は相変わらずの「草笛」。たまには別のお店を訪れてみようと思いつつ、なんだかんだで駅に着くと同じ店に向かってしまうあたり芸がない。
(別日だが、この日の夕食についてはこちら)
ともあれ、食事を摂って10分ほど歩き、ホテルに到着。建物は少し歪な形状をしていて、出入口はだいぶ奥まったところにある。
このホテルは珍しく朝食会場が比較的上層階にあり、あまり高層の建物がない善光寺平が一望できるようになっている点が特色。
チェックイン手続を済ませ、割当てられた13階フロアへ移動。当時は「スタンダードフロア」と「Jフロア」の2ランク構成で、今回は後者のお部屋。どうやら「Jフロア」は12階から15階に配置されているらしい。なお、その後2024年4月に「ニュースタンダード」クラスが新設され、現在は3クラス構成になっているとか。
部屋は入口に水廻り、冷蔵庫やケトルなどの棚を挟んで奥に居室という構成。部屋は「善光寺」をイメージしてリニューアルされている。なお、週末限定ではあるが、金•土•日曜の15時から18時にかけて、16階レストランを「Jラウンジ」として解放し、長野銘菓や飲み物を提供するサービスも実施されているそう。
客室は部品単位で見るとどこか他のホテルで見たな、という記憶があるものがちらほら。ソファは静岡の「OLE INN」、ベッドの背後にある照明は「フォーポイント•バイ•シェラトン」で見たことがある気がする。
(「OLE INN」についてはこちら)
(かつての「フォーポイント•バイ•シェラトン函館」についてはこちら)
机はものすごく大きいという訳ではないが、最低限仕事をする上では支障ないくらいの大きさ。書類を広げたりする場合にはある程度横幅があったほうが嬉しい。
ベッドボードの電源は一段奥まったところに設置されているが、これも先の「フォーポイント•バイ•シェラトン函館」と同じような構造。もしかすると客室設計のデザインを同じ会社•デザイナーが担当した、ということもあるんだろうか。
浴室は壁紙が更新されているものの、バス•トイレ一体の構造については従来同様。ただ、シャワーヘッドについては最近話題の「ReFa」のものに交換されている。
アメニティ類はここ数年の状況からするとかなり充実したラインナップ。石鹸類は「THALGO JAPON」ブランドのもの。国内では宮崎のシェラトン、三島の富士山東急ホテルなんかで提供されているのを見たことがある。
(同ブランドの石鹸が提供されている国内のホテルがこちら)
前夜到着した段階では真っ暗で外の様子は殆ど見えず、翌朝明るくなってから外を覗いてみるとこんな塩梅。客室の窓は西を向いていて、中央左に大きく見えるビルはJA長野県ビル。少しひらけた東側と比べて、西側はかなり近いところに山が迫っている。
翌朝はJR長野駅を9時過ぎに出発する「軽井沢リゾート2号」に乗って軽井沢へ向かう予定。8時30分過ぎにホテルを出発するべくフロントに降りたが、朝食会場が上層階にある関係だろうか、この時間帯のフロントは割と落ち着いた雰囲気。ロビーのソファの脇に飾られた、長野県の名産品、林檎のガラス細工が何とも可愛らしい。
その他にもロビーのあちこちには長野県の伝統工芸品がディスプレイされていた。「松本てまり」というのはあまり耳慣れないもので、この時初めて目にした。高校生の頃に取得した「国内旅行業務取扱管理者」の試験テキストにも特に記載はなかったような。
ホテルから長野駅までは約700mで、駅改札までと考えると約10分ほど。2023年3月当時のしなの鉄道は交通系ICカードが利用できなかった(2024年6月時点でも同様)から、切符の購入の時間をと考えると少し早めに出ておく必要があった。
(長野駅からの移動はこちら)
当時はまだ宿泊費の相場が2024年と比べると低い水準にあり、現在ならちょっと悩んでしまうようなグレードのホテルも時折安価に宿泊することができていた。JALシティの宿泊費はそこまで高価な部類ではないとはいえ、1年経って状況が一変し、急激な高騰をしている現在は国内旅行をする立場としてはなかなか苦しい時代。
というお話。