日付 : 2023/03/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : シングルルーム(19㎡)
相模原方面に数日続けて用事があり、東京から通うのも面倒で宿泊することに。今回利用したのは小田急相模大野駅の駅上にある「小田急ホテルセンチュリー相模大野」。
(公式サイトはこちら)
www.odakyu-hotel.co.jp
■ 地図情報
新宿から快速急行に乗ると相模大野駅までは約35分。車庫のある大きい駅ゆえ特急列車も割と停車する印象があるが、実際には隣の町田駅に停車することが多いこともあって平日日中の同駅に停車する本数はそれほど多くない。一方で土休日に関しては朝から終日停車する列車が設定されているという特徴のある駅。
そういえばコンコース内には珍しいピザの売店が設置されていた。どうやら同社は駅コンコースや駅構内に店舗を構える戦略のようで、他にもJR中央線の武蔵境駅や京急川崎の駅構内に店舗があるんだとか。「駅ナカピザのパイオニア」を自負しているが、他に同業態の店は見たことがない。
(同店についてはこちら)
相模大野駅の改札口は1箇所で、ホテルの入り口は北口のデッキ上にある。改札からエントランスまで段差はないが、一部屋根のない箇所があるので雨が降ったりすると傘が必要。
ホテル開業は1996年で、まもなく30年を迎えようかという頃。開業から2021年まではシティホテルとして運営されてきたが、COVID-19の影響もあり、現在は宿泊特化型のホテルとして運営されている。ロゴは切り文字風で少しレトロな見た目。
2021年の業態変更に伴い、従来7階にあったフロントは現在10階へ移設され、10階から14階の5フロアがホテルとして運営されている。エレベーターで客室階へ向かうと、エレベーターホールにウォーターサーバーが置いてあったのが少し珍しいところ。なお、その分各客室へのミネラルウォーターの用意はされていなかったはず。
客室はごくシンプルなシングルルーム。デスク前が足元から全面窓になっているというのは少し珍しいかもしれない。ものすごく広いという印象は受けないが、シングルは最低でも19㎡(最大22㎡)ということで、ベッドの左側、テレビ前のあたりにはスーツケースを広げられるくらいの余裕がある。
なおテレビは少しベッドから遠く、回転できるとはいえ寝転んだまま見るには少し大きさが小さい。通常このサイズのテレビはどのように視聴することが想定されているんだろうか。椅子に座って観るくらいが限界なような気もするが。
デスクの奥行きは標準的で、(少し鏡等の置き場に困るものの)PCを開いても特に支障のない大きさ。ただ、デスクの奥側は空間になっているので、あまり奥に物を広げると落下する可能性がある点は要注意。
ベッド廻りを見ると、ベッドボードに電源が2口。これがあるとないとでは快適性に大きな差がある。電話機がこの場所にセットされているのは少し珍しいだろうか。サイドテーブルに設置されているホテルは割とよく見るのだが。
水廻りはバス•トイレ一体型のタイプ。宿泊特化型へ移行したこともあり、標準で客室へ用意されているアメニティは歯ブラシ•髭剃り等の最低限のアイテムに絞り込まれている。
今回宿泊したお部屋は駅ロータリーに面していて、正面はリニア中央新幹線が停車する計画のある相模原市の橋本駅、奥には高尾山があるような位置関係。この辺りは関東平野の中でも特に平坦な地域ということもあって、見渡す限り山や丘などは見当たらない。
翌朝は小田急線で目的地へ移動。当時は3月で卒業、入学のタイミングということもあり、駅コンコースの真ん中には大きな、割とリアルな桜の木がディスプレイされていた。
今回宿泊した相模原のような都心からの距離が近いエリアは総じておきがちなことではあるが、都心から日帰り圏内は思いの外宿泊施設の数が少なく、宿泊が必要になった時に少し苦労することがある。
そんな中、こちらは一般的なホテルの宿泊相場と比べると少し高めではあるが、電鉄系ということもあって予算が許せばハズレのないホテル。ちょっと厳しいという場合は、数駅進めば東横INNの店舗もあるのでそちらも選択肢。
というお話。