日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【宿泊記】126.川崎キングスカイフロント東急REIホテル


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日付 : 2022/12/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : プレミアムダブル(19㎡) 

翌日早朝に羽田を出発する国際線に搭乗する予定で、空港近くに前泊。利用したのは羽田空港から多摩川を渡ったところにある「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」。空港近くに新しく架かった「多摩川ゲートブリッジ」によって空港からも10分ほどでアクセスできるようになっている。

(公式サイトはこちら)

www.tokyuhotels.co.jp

■地図情報

都内で用事を済ませ、やってきたのは東京モノレール京急空港線天空橋駅。空港からホテルまでは送迎バスが運行されているが時間が合わず、今回は件の多摩川ゲートブリッジを通る路線バスで向かうことにした。

天空橋駅 駅前バス乗り場

天空橋駅/ ホテルまでは路線バスで10分弱

天空橋駅から京急大師線大師橋駅行き路線バスに5分ちょっと乗車し「殿町」バス停で下車、3分ほど歩くとホテルに到着した。なお道中にはコンビニエンスストア(セブンイレブン)もあり、ここで食糧調達をすることも可能。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル 建物外観

建物外観/ ホテルは横に長い大きな建物

「The WAREHOUSE」のタイトルでホテル以外のサービスも提供しているようで、駐車場はかなり大きめ。ロビー階はかなりゆったりとしたレイアウトで、少し奥まったところにあるフロントでチェックイン手続を済ませた。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル ロビー

ホテルロビー/ 物販店やコワーキングスペースなどを併設

当時は間も無くクリスマスというタイミングで。フロント前にはクリスマスツリーが飾られていた。それほど遅い時間ではなかったが、ロビーに利用客の姿はなく静まり返っている。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル フロント

フロント付近/ クリスマスの装飾が華やかな時期

ホテルはここ最近開発が始まった「キングスカイフロント」なる地域にあり、周囲にはコンビニエンスストアのほかさして飲食店が存在しない。それゆえ、ホテル内のレストランでは客室で食事できるようなTAKEOUTのメニューが貼り出されていた。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル テイクアウトのメニュー

テイクアウトのメニュー/ コンビニ以外の飲食店からは少し離れている

エレベーターで客室階に移動。どうやらレストランと客室が同じフロアにあるようで、エレベーターホールにはレストラン「Captain's Grill」の文字が掲げられていた。ビジネスホテルを置いておくと、あまりレストランと客室が同じフロアにあるというケースは多くないような。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル レストラン前

ホテル5階/ レストランと客室が併存しているのは珍しい

この日利用するのは「プレミアムダブル」。当時は「全国旅行支援」のキャンペーンが実施されていたこともあり、少し高めのランクの客室を利用している。客室は「昭和レトロ」おコンセプトにしているそうで、言われてみれば確かに電気のスイッチなんかは少し古めかしいデザインをしていた。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル 客室全景

客室全景/ 客室は19㎡で狭くも広くもない

部屋の広さそのものは標準ランクの部屋と同様で、違いはテレビの大きさやコーヒーメーカーなんかの模様。京浜工業地帯にあるホテルということで、内装にはちらほら工場風の装飾がされている。マリオット系列で言えば、中部国際空港のフォーポイント•バイ•シェラトンやモクシーなんかと少しだけ雰囲気が似ているような。

(「似ている」ホテルとはこちら)

biketourist.hatenablog.com

biketourist.hatenablog.com

テレビとデスクはベッドを挟んで別々の場所に設置されている。テレビが足下の壁面に設置されているケースはしばしば見られるが、テレビ台を別に設置しているこのようなレイアウトはちょっと珍しい。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル 客室全景

客室全景/ 物を置くスペースは比較的多い

実測したわけではないが、居室部分の天井は他のホテルよりも少し高いような印象。一方であまり広いスペースがないから、スーツケースなんかを広げようとすると廊下部分に展開するほかないかもしれない。なお、中央に見える引き戸の中には水回りがある。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル 客室全景

客室全景/ スーツケースを広げる場合は廊下へ

客室にはシャワーブースのみで、別途大浴場が設置されている。どうやらこの日は学生団体の利用があったようで、大浴場は若干やかましいくらい騒がしかった。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル 水回り

水回り/ 電灯のスイッチは少し古めかしいタイプ

デフォルトで客室に置いてあるのは歯ブラシのみで、その他のアメニティーが必要な場合は各自アメニティバーからピックアップする運用。歯ブラシすら置いていないというケースも最近では増えてきたから、予めセットされているのは個人的にはありがたい。なければないで取りに行けばいい話ではあるのだが。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル アメニティ

客室設置のアメニティは歯ブラシのみ

ちなみに作業スペースはこのような配置。1つあれば足りるにも関わらず、隣り合って2つ並んでいるのはどういった意図なんだろうか。それならば1つにまとめてもう少し奥行きを深くして欲しかったような気もする。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル デスク周り

なぜかデスク?が2つ設置されていた

ちなみにサイドテーブルにはコンセントとUSB-Aが各1口ずつ設置されている。天板は比較的大きいので、それほど長いケーブルでなくとも充電には支障ない。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル ベッド周り

ベッドボードの電源はコンセントとUSBが1口ずつ

客室から大浴場へ向かう道中、窓の外に目をやると目の前には羽田空港の滑走路が広がっていた。おそらくこれはB滑走路で、南風の強い日なんかに宿泊すれば目の前に続々と着陸してくる飛行機を眺めることができるはず。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル 羽田空港方向の眺望

エレベーターホールからは羽田空港のB滑走路が見える

「全国旅行支援」がほぼ終了したことに加え、インバウンドの復調などによって当時と比べれば宿泊費の相場がだいぶ上昇してしまったため中々気軽に自費前泊するというのは難しくなってきたが、羽田空港で前泊する際には候補に入れるのもありかな、という感じのホテル。

元々第3ターミナル内にはロイヤルパークホテルが入っている上、2023年には羽田空港第3ターミナルに直結している羽田エアポートガーデンにヴィラフォンテーヌグランド羽田空港が開業*1したため、今や空港から少し離れたこのホテルを乗継ぎ目的などで宿泊するケースは多くないかもしれないが、このようなホテルがあることは頭の片隅に置いておくと役に立つことがあるかもしれない。

(ロイヤルパークホテルについてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

なお、こちらのホテルは羽田空港(第3ターミナル)から多摩川を渡ってすぐのところにあるのだが、この川が都県境になっている関係で住所は神奈川県川崎市。都内と神奈川県とでは距離が変わらずとも価格帯は異なる場合もあり、もし羽田空港周辺で宿を探す場合には、神奈川県川崎市で検索してみるというのも方法かもしれない。


というお話。

*1:同ホテルの宿泊者は建物内の温浴施設「泉天空の湯」を無料で利用できる。