日付 : 2021/09/xxほか
泊数 : 1泊
部屋タイプ : クラブダブル・グランド(UG・50㎡)
飛行機で宮崎へやって来た。
(ここまでの移動はこちら)
この日宿泊するのは宮崎駅から北東方向に約7kmほどのところに位置する、「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」。記事を起こすまで知らなかったのだが、どうやら社会人野球でもお馴染みのセガサミーが運営しているらしい。確かにレジャー産業として親和性は高いか。
(公式サイトはこちら)
seagaia.co.jp
■ 地図情報
以前は宮崎空港からホテルへの直行バスが運行されていたのだが、訪問した2021年9月当時は全便運休となっていて、今回は市街地から路線バスでのアクセス。この日最終の路線バスは宮交シティが20:00発、宮崎駅が20:15発で、ホテルまでの所要時間は宮崎駅から約25分で運賃520円。宮崎交通の路線バスはSuica・ICOCAなどの交通系ICカードが利用できる。
なお、前述の空港からホテルへ向かうバスは2022年4月より土休日のみ、空港発が8時台から16時台まで2時間ごと、ホテル発が9時台から17時台まで2時間ごと、上下各5本で運行再開されている。こちらのバスだと所要時間25分、運賃870円とのこと。
到着してそのままチェックイン。さすがに21時前のこの時間にチェックインする客はそう多くないようで、待ち時間もなく手続完了。部屋のグレードはあまりよく分からずに予約していたが、予約したランクよりも上のクラブフロアへアップグレードされたらしい。
えらくボタンの多いエレベーターで客室に向かい、部屋のドアを開けるとまずお手洗いとクローゼットのある前室。同じような見た目の扉が多くて面食らってしまった。
部屋はリゾート地らしく明るめの色遣い。ホテルとしては1994年の開業でまもなく開業30周年が見えてくるが、客室は2016年にリニューアルされているそうで、確かに客室に関して設備が古くさい感じはあまりしなかった。
なお、以下は別の機会に訪れた際の写真で、同じランクの部屋だがインテリアの配置は逆。高層階ということもあり、カーテンを開けると眼下に広がる日向灘一望することができる。ちなみに、画像奥右手に見えるソファーは360度回転するようになっていて、窓側に向けることも可能。
クラブフロアの冷蔵庫はフリードリンクになっている。後述のクラブラウンジもあるから、1泊であれば十分すぎるラインナップ。
水回りはバス・トイレが分離しているタイプ。シャンプー類は通常フロア用のシェラトン標準のものに加え、クラブフロアにはフランス?の化粧品ブランド「THALGO」のものがセットされている。部屋の外には大浴場も用意されているから、部屋から出ることを厭わなければそちらの方が快適かもしれない。
前述の通りこの日は到着が遅く、クラブラウンジは終了済み、大浴場も片道徒歩10分ほど掛かるから少し面倒でそのまま就寝。ベッドボードのパネルは元気な黄色で、電源も抜かりなく設置されているのがありがたい。
翌朝の朝食は1階のレストラン、36階にあるラウンジのいずれかで摂ることができ、今回は後者でいただいた。レストランと比べるとメニューは限定されていてシンプルだが、ローストビーフサンドが中々美味しかった。
朝食後は屋外にある大浴場「松泉宮」へ。同じ敷地内にあり屋根づたいに移動することはできるものの、結構な距離(エレベーター移動含め片道約10分ほど)があって移動にはそれなりに時間を要するので注意が必要。大浴場は2種類あるが、この時朝営業しているのは奥の湯「月読」のほうだけだった。大浴場そのものはごくシンプルな作りだが、タオル類は現地に用意されているので特に何か持っていくことなく利用できるのは楽。
(詳細情報は公式サイト参照)
大浴場からの帰り道、建物を写真に収めてみた。ご覧の通り、辺りに同じような高さの建物はなく、天気がよければ上層階からはかなり遠くまで眺めることができる。
客室に戻る際にはメインルートではなさそうなエレベーターを利用。するとあまり人気のないラウンジのようなスペースにぶつかった。バブル頃に建設された建物だからか、どこを見てもスペースを贅沢に使用している。
その後部屋に戻ってカーテンを開けると、見えるのは宮崎市街地方面。目の前右手に見える空き地は元々「オーシャンドーム」なる大規模プールがあったところだが、残念ながら2007年に閉鎖され、その後空き地になってしまったのだそう。
改めて部屋から真下を見下ろすと先ほど利用した「松泉宮」やプールなどの設備。2021年以降、大塚製薬とのコラボレーションで、同社製品「ポカリスエット」デザインが入れられているのだが、これが中々目立っている。
なお、このプール廻りには「水辺のガゼボ」なるあずまやがいくつか設置されており、有料で貸しきることができる。今回メインで記事にした9月とは別のタイミングで冬場に宿泊した際には、炬燵が入れられ冬でも利用できるようになっていた。
上記の「水辺のガゼボ」は有料だが、夏以外のシーズン限定の有料サービスのひとつに「焼きマシュマロ」がある。これは午前中の10:30から12:30まで、15:00から17:00までの間、プール裏手の「焚火のリビング」というエリアで無料のコーヒーとマシュマロが振る舞われるというもの。単純ながらこれがなかなか楽しい。
大分脇道に逸れてしまったが、部屋に戻ってしばらく寛いだのち、お昼過ぎにクラブラウンジへ向かい、チェックアウトの手続*1。訪れたタイミングはちょうどティータイムで、甘味と飲み物が提供された。
なお、通常フロアでも利用できる宿泊者専用の「風待ちテラス」という施設もあり、こちらでは夜18時以降23時までコーヒーが無料で振る舞われている。上述の「焼きマシュマロ」の時にもコーヒーは振る舞われており、施設全体として飲み物に困ることは無さそうな。
チェックアウト後は再び路線バスで宮崎駅に向かい、JRで鹿児島方面へ移動した。
宮崎市郊外という立地ゆえアクセスは少し限定されるものの、空港からほど近く、飛行機で飛んできて滞在、チェックアウト後はそのまま空港に戻って東京へ、というのでも十分楽しめそうなホテルだった。時期によってはかなり低廉なポイント数で宿泊することもできるから、そういった機会を狙うのもあるかもしれない。
というお話。
*1:対象会員はラウンジでチェックイン/アウトの手続ができる。