日付 : 2024/03/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : デラックスコーナー和洋ツイン(38.6㎡)
3月末で失効するOTAの期間限定ポイントが結構な金額貯まっていて、どこを訪れるか悩んだ結果、富士山の麓辺りをうろうろすることに。そんなわけで今回手配したのがJR三島駅前にある「富士山三島東急ホテル」。
(公式サイトはこちら)
東京都内で車を借りて現地に向かい、日中は御殿場あたりを観光、ホテルに到着したのは16時過ぎ。大通り沿いにはホテルの車寄せのような場所は見当たらず、駅前を右往左往しているうちにようやく案内看板を見つけた。
結局のところ、ホテルの車寄せと駐車場は駅前の通りをJR側へ入った先にあったのだが、ホテル自体の駐車場は台数が極めて少なく、また提携の駐車場もそれほど充実していない。ちょうど到着したタイミングではいずれも満車になっていたので、その辺の適当なコインパーキングに駐車した。
この日手配したのは「デラックスコーナー和洋ツイン」というお部屋。富士山(三島駅)側の角部屋で、窓際には3畳弱の畳敷きのスペースがある間取り。3名で利用する場合には畳部分に布団を敷くことになるとか。
到着したタイミングでは日除けが降りていたが、これを上げると結構な解放感というか、不思議な浮遊感がある。ちなみに目の前のJR三島駅のホームからは割と部屋の様子が見えてしまうので、日没後は日除けを下ろしておいた方が良いかもしれない。
若干手前の地形に阻まれているものの、ホテル名に「富士山」と名のつくだけあって、部屋からは富士山の姿が見える。なお、畳の奥にはわずかに板間があり、その奥は30cmほどの段差になっているので、うっかり落ちないように注意が必要。
東側の窓は箱根(芦ノ湖)方面。車であれば割と箱根は近く、芦ノ湖までは車で約40分ほどの距離。かつて何度か箱根を自転車で越えたことがあるが、さすがに今同じことをして越えられるかどうかはあまり自信がない。そういえば、高校の同級生に至っては所謂「ママチャリ」で芦ノ湖までやってきていた。
ホテルはある程度防音が効いているが、駅の放送や発車ベルなどを全て防ぐというのは難しいようで、いくらか漏れ聞こえてきていた。一頃踏切の近くに住んでいたことがあったから個人的にはさほど気にならなかったが、気にする人は耳栓などがあった方が良いかもしれない。
日によっては雲に阻まれたりして全く見えない富士山だが、この日は日没まで割と綺麗に見え続けていた。この時期はまだ雪も多く、冬山といった出で立ち。他の山とは明らかに見え方が違うのはどうしてなんだろうか。
室内に目をやると、割とアメニティ類の多いお部屋。ロゴが特徴的な「THALGO JAPON」の石鹸類は以前宮崎のシーガイアに宿泊した際に見たことがあったような。
(宮崎シーガイアのシェラトンについてはこちら)
部屋の水回りはバス•トイレ一体のタイプでひと世代古いタイプの部屋だが、いずれにしても最上階に大浴場が開設されているので、あまりこの浴槽を利用することはないかもしれない。
ベッドボードの操作盤はごくシンプルなタイプ。コンセントとUSB-Aが各1口なので、複数機器充電する場合は別のコンセント等を利用するか、マルチタップ等が必要。なお窓の日除けは全て手動で、ここで操作することはできない。
この日はホテル到着前に「ららぽーと沼津」に立ち寄り、夕食を調達。フードコートに沼津の「魚河岸 丸天」があったので名物のかき揚げを購入したのだが、さすがにこのサイズの揚げ物となると中々のパンチがある。量もさることながら、バラバラに砕けるのであまりテイクアウトには適さないかもしれない。なお、この「ららぽーと」にはラーメンの飯田商店があるので、これを利用するというのもおすすめ。
(「飯田商店」についてはこちら)
翌朝は少し早めに起き出して大浴場「富士の湯」へ。エレベーターを降りた目の前には写真とも違う、富士山の3Dアート?が掛けられていた。
展望浴場の入口前にはちょっとしたスペースがあり、この窓から富士山が見えるようになっているので、あえて富士山側の部屋を選ばずとも景色は眺めることができる。
なお、大浴場のある階には小さいながらもフィットネスコーナーが設置されている。外資系以外のホテルでこの手の設備があるというのは割と珍しいような。エレベーターホールから大浴場の反対側にあり、あまり気づいている人が多くなさそう。
設備は各マシンが1台ずつという感じなので物凄く充実しているという感じではないものの、わざわざスペースを用意しているのが素晴らしい。エアロバイクではなくステップマシンなのがチョイスとしては少し珍しいか。
展望浴場の入口の窓から左手を見ると、三島駅に隣接している東海道新幹線の三島車両所が見えた。どうやらこの車両基地は10本以上の新幹線が収容できるようで、早朝や深夜は上り下りともに三島終始発の列車が何本か運行されている。このときはN700系新幹線1本がヘッドライトを点灯したまま停車中。
しばらく眺めていると、奥の方から手前に向かってゆっくりと列車が走ってきた。本線に出るような動き方には見えなかったが、検査場への移動だったんだろうか。
大浴場から戻ってきて荷物をまとめ、10時少し前にホテルを出発、河口湖方面へ向かった。なお、標準的なチェックアウト期限は11時。以前ならそんな遅くまで宿にいることなどなかったが、最近は少し早いな、と思うようにすらなってしまった。
参考までに、鉄道基準で考えるとあまりルートが思い浮かばない三島から河口湖だが、車移動だと約1時間ほどで両地点間を移動することができる。もしくは、ホテルの目の前にある三島駅南口バス停から「特急三島河口湖ライナー」が日中は1時間に1本運行されていて、富士急ハイランド経由で河口湖駅まで約80分で結んでいるから、これを利用するというのも選択肢。
一度泊まってみたいと思っていたし、駅から近く、設備も整っているのでいいホテルではあるが、地域の相場からすれば一段高いところにある。少し候補日程を広めに取っておいて、納得できるところで手配する、というのが良いかもしれない。
というお話。