便名 : 便名なし
日付 : 2024/05/xx
区間 : JR津田沼駅(13:25)→羽田空港第1ターミナル(14:25)
所要時間 : 01:00
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 1,300円(交通系ICカード)
運行 : 東京空港交通
午前中に鎌ヶ谷で用事があり、これを済ませた後に羽田空港から出発する旅程。鎌ヶ谷市内の新鎌ヶ谷駅から羽田空港へは京成の「アクセス特急」に乗れば1本なのだが、せっかくなので未乗の空港バスに乗車して向かうことに。そんな訳で今回利用したのが津田沼駅と羽田空港とを結ぶ路線。
(事業者公式サイトはこちら)
新鎌ヶ谷から東武野田線で船橋へ出て、JRに乗換えて津田沼駅に到着。バスは同駅南口の9番乗り場からの出発。駅内外の案内看板に空港バスの案内がないことに少し困惑したが、一方「谷津干潟」は記載されているのが印象的。
駅前のデッキに出ると、ロータリーの一角に東京空港交通のバスが2台停車中。こちらの路線は京成バスと東京空港交通が共同運行しているが、今回乗車する13:25分の便と、その次便となる14:30発の便の東京空港交通のバスがここで休憩している模様。
バスが停車している走路は空港連絡バス専用になっているようで、見るに長時間駐車していても問題はなさそうだが、駅前でここまで長時間休憩する路線というのも珍しいような。
前述の通り、バスは駅南口の9番バス乗り場からの出発。バス停は駅からさほど離れていないもののあまり案内看板が親切ではなく、駅コンコースから歩いていくと振り返らなければ見えない位置にしか表示されていないので注意が必要。
階段を降りるとバス停には先発の路線バスが停車中。停車していたのは13:17発の幕張本郷駅行きで、バス停には「大久保駅南口」の記載があるが勿論これはJR総武線の「大久保」駅ではなく、京成本線の「京成大久保」駅。余談ながら、全国には「大久保」と名のつく駅が計9つあるらしい。
先発の13:17発のバスが出発する直前に目の前に停車していたバスが動き始め、ロータリーを大きく1周してバス乗り場に到着。
このバスは前日19:00までの事前予約が可能で、事前予約の乗客から順に乗車開始。日中は本数が少なめだが朝5時台から6時台にかけては20分間隔で運行される時間帯もあることを考えればかなり需要は旺盛な路線と見える。JRと京成とで成田空港へもアクセスできることを考えると、航空関係者の利用者も多いのかもしれない。
座席は先日乗車した新宿駅(バスタ新宿)からの路線と同様、背もたれの高いタイプ。先日のバスは車椅子対応のリフトがついていたが、こちらは非設置のごく一般的な車両。羽田と成田を結ぶ路線には補助席が設置されていなかったが、こちらの路線は補助席も設置されていた。
(バスタ新宿から羽田空港の路線はこちら)
バスは13:25にJR津田沼駅を出発すると駅前のロータリーを殆ど1周廻り、5分ちょっと走って「市役所通り」上にある京成津田沼駅バス停に到着。JRと京成は同じようなところを走っている割に駅の場所が離れているところが多く、この津田沼も両駅の間は1km以上離れている。なお津田沼があるのは「津田沼市」ではなく、「習志野市」。
ともあれ、「京成津田沼駅」というには少し駅舎から距離があるこのバス停からも数名の乗車があった。日中に乗車すると実態が分かりづらいが、JR津田沼駅、京成津田沼駅のいずれにもバス停前の床面に「未予約」「予約済」の記載があるくらいところからしても、なかなか早朝なんかは混雑が激しいんだろうか。
停留所はJR駅、京成駅の2箇所だけで、京成津田沼駅を出発すると市役所通りから右折してJR新習志野駅前を通過し、谷津船橋入口から東関東自動車道、高谷ジャンクションから首都高速湾岸線で空港中央のルート。
出発から30分ほど経ったところで舞浜の東京ディズニーリゾートの脇を通過。昼間だったからか、この辺りで渋滞に巻き込まれるということもなく順調に通過。
標準的な所要時間ではJR津田沼駅から羽田空港第1ターミナルまでは1時間で計画されているが、目立った渋滞のなかったこの日は10分ほど早い14:15頃に第1ターミナルに到着。津田沼駅から空港までJRとモノレールの組合わせだと最速で1時間強ということを考えれば、出発フロアにダイレクトに到着する上10分以上早いというバスの速達性はなかなかの優位性がある。
なお、渋滞の状況にも左右されるが、JR総武線沿線から空港であれば西船橋駅から羽田空港までの路線の方が所要時間が短い場合があり、前回夜間に利用した際には羽田空港から30分で西船橋駅まで到達した。それゆえ、津田沼駅から更にJRに乗換えて移動するということであれば、西船橋駅発着のバスを利用することも一つの選択肢。
(羽田空港と西船橋駅とを結ぶ路線はこちら)
というお話。