日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】羽田空港-二俣川駅線(羽田空港(第3)/二俣川駅)


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便名 : 便名なし
日付 : 2024/03/xx
区間 : 羽田空港第3ターミナル(07:20)→二俣川駅(08:20)
所要時間 : 01:00
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 1,000円(交通系ICカード決済)
運行 : 京浜急行バス

午前中に神奈川県内で用事があり、その後羽田空港から飛行機で移動する旅程。早朝、荷物を置きに羽田空港に立ち寄ったので、どうせなら今まで利用したことのない空港連絡バス路線で向かってみることに。

近頃ターミナル連絡バスはやけに混雑するのでモノレールで第3ターミナルへ向かうことにしたのだが、気付かぬうちに改札口前にあったモノレールのジオラマが撤去されていた。結構長い間展示されていた気がするが、いつからあったんだろうか。

羽田空港第1 東京モノレールの改札口前

羽田空港T1/ いつの間にか撤去されていた

わざわざこんなページを見にくる方は既にご存知かもしれないが、モノレールの第1ビル駅はターミナルと並行にホームが設置されていて、浜松町駅からモノレールに乗ると先頭側が北ウイング、後方側が南ウイングの改札口に近い。JALは行き先別にチェックインエリアが異なるので、行き先に合わせて乗車位置を変えるとスムーズ。

羽田空港T1 羽田空港第1ビル駅の案内看板

羽田空港T1/ JALは路線別に最寄り改札口が異なる

さて、今回乗車するのは羽田空港相鉄線二俣川駅を結ぶ路線。京急バス相鉄バスの共同運行路線なのだが、相鉄バスの乗務員不足の影響だろうか、2024年4月以降は京急バス相鉄バスの担当便についても肩代わりしている模様。

(事業者公式サイトはこちら)

www.keikyu-bus.co.jp

バスは神奈川県内で、かつ近距離の路線が多い第3ターミナル8番乗り場からの出発。まだ7時台で空港発はそれほど乗客の多くない時間帯ではあるものの、新横浜行きは約30分おき、それ以外の行き先もぽつぽつと出発便がある。東南アジアなんかから早朝に羽田に到着する便の乗客がターゲットという感じだろうか。

羽田空港T3 空港連絡バス乗り場

羽田空港T3/ 新横浜駅行きが多発している時間帯

空港発の便は時間指定制で、予め乗車券を購入してから乗車する運用。ターミナル内の自動券売機で乗車券を購入したのだが、この時間となると流石に空席は十分あった。

羽田空港T3 空港連絡バス乗り場

羽田空港T3 空港連絡バス乗り場

ちなみに今回は交通系ICカードで乗車券を購入したのだが、今回利用したのは「Welcome Suica」というインスタントのSuica。主に海外旅行客向けのカードで、デポジットがない代わりに有効期限が28日間に限定されていて、払い戻しができないという特徴がある。ノーマルのSuicaよりもデザインは好みかもしれない。

(Welcome Suicaについてはこちら)

www.jreast.co.jp

Welcome Suica

Welcome Suica/ 日本人でも購入することは可能

さて、バスは数人の乗客を乗せて07:20に第3ターミナルを出発し、第2ターミナルへ向かう。このとき、場内の周回路を半周し、ターミナルの出口のところの交差点で同時刻に出発したバスがずらっと並ぶ姿はなかなか圧巻。

羽田空港-二俣川駅線 羽田空港T3

羽田空港T3/ 前も後ろも空港連絡バス

バスは第2ターミナル12番乗り場、第1ターミナル11番乗り場を経由して、空港中央入口から首都高速湾岸線に入る。ルートとしては湾岸線を進んで本牧ジャンクションで神奈川3号狩場線(K3)に移り、その先横浜新道、保土ヶ谷バイパスと走って本村インターチェンジから一般道のルート。

羽田空港-二俣川駅線 羽田空港T1

羽田空港T1/ JR線が羽田空港へ延伸する予定

一般道といってもインターチェンジ二俣川駅は目と鼻の先で、500mも走らないうちに終点の二俣川駅のバスターミナルに到着するから、この路線は殆ど一般道区間が存在しない。所要時間が1時間と設定されているものの、実際には50分もかからずに終点の二俣川駅に到着した。

■地図情報

羽田空港-二俣川駅線 二俣川駅の案内看板

二俣川駅/ 北口バスターミナル0番乗り場に発着

バスは08:10前に駅北口バスターミナルの0番乗り場に到着。定刻通りであればインターバル10分で折返し08:30発の羽田空港行きになるようだが、到着が早すぎたので一旦ターミナルの端に移動して待機する模様。

羽田空港-二俣川駅線 二俣川駅のバス停

二俣川駅/ 08:30の便で空港へ折り返していく

現在空港連絡バスが運休している海老名駅や、元々設定のない湘南台駅方面へ移動する際には、一旦二俣川駅までバスに乗り、そこから移動するというのでも良さそう。

小田急沿線なら以前乗車した本厚木駅行、町田•相模大野駅行き、新百合ヶ丘駅行きなどもあるが、どれも一般道区間が長いので、渋滞に巻き込まれるリスクを考えるとこちらのルートを選択肢に入れるというのもあり。

(本厚木駅行きについてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

乗務員不足が深刻化している状況において乗客の側にできることといえば、できるだけ利用実績を挙げて路線の必要性をアピールするくらいしかない。現状は縮小均衡の一途を辿っているが、いつかはこの流れが止まる日が来るんだろうか。

というお話。