日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】ガーデンシャトル(有明ガーデン/羽田エアポートガーデン)


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便名 : 便名なし
日付 : 2023/08/xx
区間 : 有明ガーデン(16:30)→羽田エアポートガーデン(17:10)
所要時間 : 00:40
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 無料
運行 : 京成バス

数日間連続して夕方まで国際展示場駅あたりで用事があり、その後次の目的地へ移動するのだが、あまり縁のない地域ゆえ毎日違う移動手段を利用してみた際の記録。

この日は15時過ぎに用事が終わり、徒歩10分ほどのところにある住友不動産系の商業施設「有明ガーデン」へ移動してきた。それにしてもここ最近の8月というのはどうにも天候が不安定で、ついさっきまで晴れていたかと思えば数分後にはとんでもない雨が降ったりする。「ゆりかもめ」の階段で雨宿りをしながら、なんとか「有明ガーデン」にたどり着いた。

(出発地の「有明ガーデン」についてはこちら)

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臨海副都心 有明ガーデン 三井不動産

有明駅付近/ 最近突然大雨が降り出すことが増えてきた

さて、この日利用したのは、2023年7月から運行を開始した「ガーデンシャトル」という住友不動産系の商業施設「有明ガーデン」と「羽田エアポートガーデン」を結ぶ無料シャトルバス。各便40−50名の定員があるが、それなりに離れた両施設間を無料で運んでくれる。

(バスについての公式サイト案内はこちら)

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(行き先の「羽田エアポートガーデン」についてはこちら)

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バスは「有明ガーデン」1階にあるバスターミナルから出発するが、同バス停からはシャトルバスのほか、通常の路線バスとして日に4本(2023年8月現在)の都営バス東京駅行き、東京空港交通羽田空港行き、関東バス吉祥寺駅行きが発着している。

今回乗車する「ガーデンシャトル」はバスターミナル中央にある4番乗り場からの出発。「羽田エアポートガーデン」と空港ターミナルとは少し離れているとはいえ、ほぼ同じ目的地へ向かう、有料と無料のバスがあるというのも中々珍しい。

有明ガーデン 1階バスターミナル

有明ガーデン/ 1階にバス乗り場がある

しばらくしてバスが到着。無料シャトルバスではあるものの、京成バスの高速バス路線で使用されている割と新しい車両が使用されている模様。乗車開始は出発の約10分前だったが、じきにかなり長い行列が形成されたので、時間に余裕があれば少し早めに並んでおいた方が吉。

有明ガーデン バスターミナル 京成バス

有明ガーデン/ バスは4番乗り場からの出発

2023年8月時点では乗車に際し特に整理券等は配布されておらず、先着順で乗車。あくまでバスは「羽田エアポートガーデン」行きで、「羽田空港」行きではない旨のアナウンスが何度かされていた。

ガーデンシャトル 京成バス 行先表示

ガーデンシャトル/ かなり情報量の多い電光掲示

乗車開始すると続々と乗車があり、補助席までは使用されなかったものの、あっという間に正座席は満席。なお、所要時間40分ほどとあれば利用する機会もそれほど多くないかもしれないが、座席にはUSB電源が設置されている。

ガーデンシャトル 京成バス エアロエース

ガーデンシャトル/ 殆ど満席で出発

バスは16:30に有明ガーデンを出発すると、国道357号線経由で羽田空港へ向かう。ちなみにこの便は首都高速湾岸線を走る東京空港交通羽田空港行きリムジンバスと同時発車。件のバスはこちらよりも前方にあるバス停から発車する関係で先を走っていき、こちらが出口合流に時間を要して信号2回分出遅れた間に姿が見えなくなった。

なお、向こうは国際展示場駅東京ビッグサイトに立ち寄る分、一般道経由ながら空港に直行するこちらのバスがしばらく先行することになる。尤も、全くルートが異なる上、首都高速上は多数のリムジンバスが走っている訳で、いつ追い抜かれたかは分からず。

国道357号線は首都高速の側道のような片側2車線道路で、首都高速ほど流れは速くないものの一般道にしては走行速度の速い道路。途中左手には東海道新幹線の大井車両基地があり、屋根付きの車庫の中には黄色の新幹線「ドクターイエロー」が休んでいる姿も見られた。

 バスはその後京浜島を経由して羽田空港へ向かうが、ここで通過する京浜大橋あたりでは羽田空港の16R滑走路に着陸直前の飛行機が頭上近いところを通過していった。この辺り、散歩がてら訪れてみるのも面白いかもしれない。なお、空港北側から着陸するのは南風の場合の15時から19時の間のみ。

空港が近づいてきたのち、国道から「羽田エアポートガーデン」へどのようにアクセスするのか気になっていたが、第1、第2ターミナルの間を通過して首都高速の「湾岸環八」入口の手前で右折、第3ターミナル南側から進入するルートで進み、えらく狭い進入口から「羽田エアポートガーデン」のバス乗り場に到着した。

羽田エアポートガーデン B13番乗り場13番乗り場

羽田エアポートガーデン/ バスターミナルBの13番乗り場に到着。復路もここから

「羽田エアポートガーデン」にはバスターミナルが2つ(高速バス用のA、観光バス用のB)あるのだが、こちらのバスは後者のBターミナル、13番乗り場に到着した。同施設は空港第3ターミナルに直結しているので、バスを降りて10分も歩けばターミナルへ辿り着くことができる。

羽田エアポートガーデン バスターミナルB

羽田エアポートガーデン/ 「ガーデンシャトル」の表示は小さい

余談だが、出発地の「有明ガーデン」、「羽田エアポートガーデン」ともに「泉天空の湯」なる温浴施設があるが、立地の差だろうか、「羽田」よりも「有明」の方が利用料金がいくらか安い。具体的には「羽田」の入浴料が4,800円/大人1名に対し「有明」は2,600円/大人1名で2,200円の差額。ただし「羽田」は「有明」で別料金(800円)になっている岩盤浴が含まれている。

それゆえ、わざわざ移動するのは非効率な気もするが、都心に移動する前に一風呂ということであればバスに乗って移動し、「有明」を利用するというのも良いかもしれない。眺望などの差はあるが、基本的な施設の構成は概ね同様。

(羽田空港にある「泉天空の湯」についてはこちら)

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(有明にある「泉天空の湯」についてはこちら)

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というお話。