便名 : 便名なし
日付 : 2023/10/xx
区間 : 羽田空港第1ターミナル(17:20)→TCAT(17:50)
所要時間 : 00:30
乗車クラス : 普通席(座席指定制)
運賃 : 1,000円(クレジットカード決済)
運行 : 東京空港交通
羽田空港に到着後、東京メトロ半蔵門線沿いに用事があり、箱崎にある「TCAT」こと東京シティエアターミナル経由で移動することに。
(TCAT公式サイトの路線案内はこちら)
今回乗車するTCAT線を含む、羽田空港を発着する東京空港交通の路線のうち一部については座席指定制を採用しているため、他の時間指定制の路線のように、交通系ICカードを利用して乗車する場合に直接乗り場に赴いても乗車することができず、券売機もしくはオンラインで乗車券を購入する必要がある。
チケットを購入して6番乗り場へ向かうと、ちょうどバスが着車したところ。乗り込む際には乗り場係員さんにチケットに表示されたQRコードを呈示して乗車する。
前述の通り座席指定制のため、チケット上には指定された座席の番号が記載されているのだが、あまりにもその文字が小さい(新聞の文字の半分程度の大きさ)うえ、車内の席番表示がわかりづらい。その結果、乗客が右往左往して滞留する姿をよく見かけるから、もう少し工夫する余地があるかもしれない。
バスは三菱ふそうのエアロエースだったのだが、最新の内装と比べると少し古めかしい内装の車。新しいイメージのある同車種だが、改めて調べてみれば発売は2007年だそうで、まもなく20年が見えてくる頃だからこの車も割と初期の車なのかもしれない。
ちなみに先代のエアロバスが登場したのが1992年だというから、途中マイナーチェンジを挟んでいるとはいえ先代よりモデルライフが長くなっているが、どこまで続くだろうか。
それにしても、昔は自家用車でもよく見かけたレースの座席カバーだが、最近はすっかり見なくなった。東京空港交通のバスでも最近の車両は鮮やかなオレンジの枕カバーに変わっている。
(東京空港交通の最新の内装の車両についてはこちら)
バスは第1ターミナルを出発すると空港中央から首都高速湾岸線に入り、辰巳ジャンクションから9号深川線で福住まで走ってそこから一般道のルート。箱崎ジャンクション内にはリムジンバス専用の出入口があるようだが、この路線では利用されていない。
所要時間の30分は割と余裕がなく、流れに乗って首都高速を走り、一般道区間で信号に引っかからずに進んでギリギリ定刻通りで走れるくらいの所要時間。到着地のTCATは同社のバスの車庫を兼ねているから遅延を気にする必要がないせいだろうか、割と遊びのないダイヤ。
バスはターミナル1階に到着し、羽田空港行きの出発も同じく1階フロア。かつては成田空港行きが3階の首都高速上にある乗り場だったようだが、COVID-19の感染拡大による運行の見直し以後は成田空港行きも全て1階から出発している。一度3階の乗り場を利用してみたいと思っているが、今のところその機会は得られていない。
バス乗り場から100mちょっと歩くと、地下に向かうエスカレータが設置されていて、これを下りてしばらく歩くと、外に出ることなく半蔵門線の水天宮前駅に接続している。走れば時間は短縮できるが、そうでなくともバスが到着して10分後の電車であれば十分間に合うはず。
また地上経由ではあるが、10分ほど歩けば東京メトロ日比谷線、もしくは都営浅草線の人形町駅も利用することが可能。尤も、京成線方面に向かうのであれば半蔵門線で押上駅へ向かい、同駅で乗換えたほうが楽。そもそも押上駅であれば羽田•成田両空港から電車が直通しているし、空港連絡バスも設定されているが。
(逆方向だが、ルートについてはこちら)
首都高速が渋滞していなければある程度時間が読める上、鉄道利用よりも短い時間で都心まで移動することができるルート。京急やモノレールから直接乗換えがしづらい、半蔵門線沿いに用事がある場合なんかも利用価値があるかもしれない。
というお話。