便名 : JAL/JL3634
日付 : 2025/09/xx
機材 : E170(E70/M01)
区間 : 宮崎(KMI)17:00→福岡(FUK)17:55
所要時間 : 00:55
区間マイル : 131
搭乗クラス : 普通席
運航 : JLJ(J-AIR)
2025年7月に鹿児島空港と宮崎市街の間を結ぶ実証運行として開設された、宮崎交通の「マンゴーライナー」にお試し乗車するために宮崎までやって来たところ。
(ここまでの移動はこちら)
宮崎からは飛行機で福岡へ飛び、その後東京に戻る旅程になっていて、昼食としてご当地の「チキン南蛮」を求めて南宮崎駅近くにある「宮交シティ」へやって来た。ここには「おぐらきんなべ」というお店が入っている。
(外部サイトの店舗情報はこちら)

ただこのお店、昼営業と夜営業の間に休憩時間があったようで、ちょうど到着したタイミングは休憩が始まったところで空振りしてしまった。普段訪れるほうの「おぐら」へ向かってもよかったが、少し時間がタイトになるので今回は断念。ちなみに「おぐら」と「おぐらきんなべ」に直接の資本関係などはないらしい。
(普段アクセスしている方の「おぐら」についてはこちら)

宮交シティからは宮崎空港までは路線バスで移動。市中の路線バスのほか、県内からの高速バスの一部もここに立ち寄ってから宮崎空港へ向かうような路線になっていて、市内区間だけでも乗車可能な取扱いになっている。

宮交シティから宮崎空港までの所要時間は約10分。宮交シティを出発して国道220号線に入るところの交差点は若干トリッキーな形状をしていて、道路に表示されている矢印もかなり歪なかたち。

宮崎空港はターミナル中央が吹き抜けになっていて開放的な建物。プロ野球のキャンプやゴルフの大会など、スポーツの盛んな宮崎県らしく、ここではよくスポーツ関連の催し物が開催されている。
写真右側に見えているのは「アローラナッシー」なるポケモンで、2020年に指定されたんだとか。ホームページを見る限り、2025年現在では日本国内で12の自治体に「推しポケモン」が存在する模様。
(宮崎の「推しポケモン」についてはこちら)

滞在時間はそれほど長くなかったこともあり、電話にメールと何だかんだで時間を消費し、気づけば出発時刻の30分ほど前。今回搭乗する福岡行きの3634便はJ-AIRによる運航で、ターミナル端の5番搭乗口からの出発。いつの間にかこの反転フラップ式(いわゆる「パタパタ」)の掲示板を見かける機会もかなり少なくなってきたが、宮崎空港では未だ現役。

J-AIRにはE170とE190の2機種が在籍しているが、福岡-宮崎線はクラスJのないE170のほう。同機材はJ-AIRの初号機導入が2008年頃の頃だというから、早いもので間も無く20年が経過しようというところ。本来は三菱のSpace Jet(MRJ)導入までの短期間の繋ぎの予定だったと聞くが、結局Space Jetは量産されなかったため、今日まで引続き活躍している。どの程度本当に納入されると考えていたかはわからないが、JALの戦略が奏功したかたち。
そんな機材がそろそろ更新の時期を迎えるわけだが、次世代機は引続きエンブラエルのままか、はたまたエアバスのA220シリーズになるか、興味深いところ。順当にいけば同じサイズの機材になるような気はするが。

九州最後の陸の孤島とも言える宮崎県は比較的空路が発達していて、国内線定期便だけでも1時間に3便くらいは出発があり、同じだけ到着があるから、単純計算では10分に1機くらいのペースで離着陸をしているイメージ。この日は先行するANA機に続いて滑走路に入って離陸。

飛行機は左旋回して西方向へ向き直り、宮崎市郊外の「シーガイア」付近を通過。ここは2025年春まで「シェラトン•グランデ•オーシャンリゾート」として運営されていたが、マリオット系列から外れ、現在は「フェニックス•シーガイア•オーシャン•タワー」になっている。マリオット時代は何度かお世話になったホテルゆえ、リブランドはちょっと残念。
(シェラトン時代の同施設についてはこちら)

宮崎から福岡へ向かっている訳だが、飛行機は九州本島を北西方向に進み、熊本県の八代市を飛行中。風向きにもよるが、この先福岡空港への進入は長崎県から佐賀県を経由し、北側から着陸するというのが最も多く、大分•鹿児島以外、九州本島内の過半数の都道府県を経由する。

次の写真の中央上を左右に走っているのは九州新幹線で、真ん中あたりに新八代駅、その左側にかつて「リレーつばめ」号が走っていたアプローチ線の姿が見える。2025年現在、博多と宮崎を陸路で移動する場合、この新八代駅で新幹線と高速バスとを乗り継ぐのが最短ルート。
(「B&Sみやざき」についてはこちら)
八代というのは「紙の街」で、新八代駅の手前側に見える工場群は製紙工場。新聞用紙や印刷用紙などがここで製造されているんだとか。熊本方面から走ってきた在来線はこの製紙工場を迂回するように大きく回り込み、八代駅に到着する。

八代を過ぎると飛行機は上天草市上空を通過して島原半島の方へ向かっていくが、この頃進行方向右手に見えて来るのが熊本県宇土市にある御輿起海岸。干潮の際に砂紋ができるのが特徴で、この日もいくらか模様が出ているのが見える。
(「御輿起海岸」についてはこちら)

上天草市を通過した飛行機は熊本県を離れ、長崎県へ。島原半島、普賢岳の上空を通過して長崎空港の方へ進んでいく。この辺りは山頂から山麓にかけて、筋状に緑が広がっているのが特徴的。

この日は割と天気がよかったが、ところどころ巡航高度よりも高いところまで成長した雲があって、その脇を通過していく。見ている分には壮観で済むが、中に入ってしまうととんでもなく揺れるか、飛行機が壊れてしまうかもしれない。

島原半島を通過したのち、長崎県諫早市あたりから大村湾を縦断し、長崎空港の上空を通過。長崎空港は1975年開港で、箕島(みしま)を埋め立てて建設された、世界で最初の海上空港。1990年には超音速旅客機のコンコルドが飛来したこともある。

ここまでしばらく北西方向に進んできたが、この辺りで真北方向へ変針。程なくして見えて来るのが、2022年に開業した西九州新幹線の終着駅で、佐世保線への乗換駅になっている武雄温泉駅。駅から徒歩圏内には春のつつじ、秋の紅葉の名所の「御船山楽園」がある。
(「御船山楽園」についてはこちら)
2024年度の西九州新幹線の利用者数は1日平均7,100人だそうで、1日の運行本数で単純平均すると1便当たり約150名。詰めれば3両で収まってしまうレベルだが、採算は合っているんだろうか。
競合の高速バス「九州号」が臨時便•増車をしているのがある意味答えなのかもしれないが、個人的には、乗換えをしてこの程度の時間短縮では正直釣り合っていないように感じている。ただ、だからと言って新鳥栖からフル規格で接続すればいいという話でもないような。
(西九州新幹線についてはこちら)
(競合「九州号」についてはこちら)

その後、佐賀県唐津市付近から玄界灘に出、いくらか北上したのち右旋回して志賀島(しかのしま)方向へ。この日は福岡空港が南風運用で、そのまま最終の着陸コースに合流した。

世界で37番目に大きい、台湾とほぼ同じ大きさという九州本島の大半の県を経由して飛んできたにもかかわらず、飛行時間40分程度で福岡空港へ着陸。着陸したすぐ脇には2025年3月に供用開始した新滑走路が見えている。滑走路間の距離が210mほどしか離れていないため、同時離着陸はできず、現状増便が可能になったのは1時間当たり2便程度なのだそう。

そのままターミナル直結の駐機場に到着し、到着出口までは徒歩移動。福岡空港は駐機場の数がそれほど多くないにもかかわらず、J-AIRの運航便で沖留めというのは経験がないような気がする。
到着出口へ向かう途中、ふと窓の外を眺めると停まっていたのがJALのB767-300ER型機で、JA613Jという機材。実はこの日の朝に羽田空港から鹿児島空港まで搭乗した機材で、こちらが宮崎を経由して福岡空港へ到着するまでの間に東京まで戻り、福岡へやって来たらしい。こうして考えると飛行機のスピードというのは圧倒的。

ともあれ、無事に福岡空港へ到着。数週間前にここを訪れた際には最終便が遅延して肝が冷える思いをしたが、どうやらこの日はこの時点では大丈夫そう。
というお話。