便名 : 川越羽田線•第6便
日付 : 2025/07/xx
区間 : 羽田空港第3ターミナル(20:20)→本川越駅(21:50)
所要時間 : 01:30
乗車クラス : 普通席(座席定員制*1 )
運賃 : 2,200円(クレジットカード決済)
運行 : イーグルバス
羽田空港発着の空港連絡バス乗り潰しも比較的進み、残りは10路線を切るくらいになった。そんな中、それほど乗車難易度が難しくないのに残っていたのが今回乗車する「川越羽田線」。西武線の本川越駅、JR、東武線の川越駅と羽田空港の間を結んでいる。
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今回もスタート地点は羽田空港の第3ターミナル。バスは池袋、練馬、和光市など東武線、西武線沿線に向かう路線の多く発着する2番バス乗り場から出発。
COVID-19以前は東京空港交通、西武バス便も運行されていたようだが、2025年現在ではイーグルバス便のみ1日4往復体制。このイーグルバスという会社はあまり聞き覚えがないが、当初は旅行業者として設立され、1980年にバス事業を創業した会社なんだとか。
バスは補助席なしの40席トイレ付き。座席の表地は水色で「EAGLE BUS」のロゴが入っているもの。今のところ東京バスの空港連絡バスよりも派手な柄の座席は見たことがないが、色合いも相まってこちらの会社も割と鮮やかな部類。
(東京バス運行の赤羽駅線についてはこちら)
このバスの前には同時刻に出発する館林•太田•桐生方面へ向かうバスが停車中。こちらも以前乗車したことがあるが、所要時間4時間弱と中々長旅の路線。当時は1本前、16時台の便に乗って20時頃の到着だったから、今から出発すると到着は0時頃になるだろうか。
(羽田空港-桐生線についてはこちら)
バスの乗り場は第1、第2、第3で統一されている訳ではなく、ターミナルごとにばらばら。第2、第1ターミナルではターミナル間連絡バス乗り場に近い乗り場に着車した。別の機会に利用したJR東京駅バスターミナルと比べると停車スペースに余裕があるから詰まっている感は薄いが、こちらは発着が5分単位なのでそれはそれで迫力がある。
(東京駅バスターミナルについてはこちら)
空港内最後の停留所となる第1ターミナルを出発すると、空港中央入口から首都高速湾岸線、大井ジャンクション(JCT)から中央環状線、5号池袋線、東京外環自動車道、関越自動車道と廻って川越インターチェンジ(IC)へ向かうルート。
羽田空港出発直後、東海道新幹線の車両基地を通過した辺りから流れが悪くなり、大井JCT付近からしばらく徐行運転。渋滞が激しい日には羽田空港から暫く一般道(国道357号線)を走り、中環大井西入口から首都高速に入ってくるバスが現れることもあるが、この程度であれば一般道迂回をする車はいなかった模様。
全長18kmの山手トンネルに入ると車線によっては車の流れがいくらかマシになり、概ね通常速度での走行ができるように。羽田空港からしばらく吉祥寺駅行きのバスと付かず離れずで並走していたが、西新宿JCTから中央自動車道方面へ向かっていき、姿が見えなくなった。
大泉JCTから関越自動車道に入ると、20kmほどで川越ICに辿り着き、ここから一般道走行。余談ながら、個人的に埼玉県にあまり縁がなくイメージがついていなかったのだが、川越は所沢よりも新潟寄りにあるというのを今回初めて把握した。
川越ICから川越駅までは一本道で、距離も3kmほどと比較的近い。道中渋滞に巻き込まれたものの、その後は順調に走っていたから概ね定刻通りの21:45過ぎに最初の降車停留所となる川越駅西口に到着。乗客の8割ほどはここで降車していった。
川越駅から終点の本川越駅までは近いようでいて約1kmの距離がある。JR八高線、東武東上線と並行に走っていき、西武新宿線の線路にぶつかると道路が同線の線路に沿ってカーブ、そこから400mほど走ると終点の本川越駅に到着。こちらもほぼ定刻の21:50頃。
改めてバスを見てみると、空港連絡バスではあるが窓が固定窓になっているのが特徴的。なお、乗車した2025年7月時点では座席定員制を採用していたが、その直後、同年9月から往復ともに座席指定制を採用する模様。
空港行は「発車オーライネット」、空港発は「リムジンバス予約Web」と手配に用いるシステムが異なるので留意が必要。東京空港交通の関与する路線は続々と座席定員制に移行している。飛行機の中から予約でき、バス乗り場に着いてみれば満席、というようなことが避けられるという意味では便利になるかもしれない。
本川越駅まで到着したものの、この時間の川越に用事があるではなかった。急ぎ西武新宿線の駅へ向かい、都心へ向かう特急列車へ乗り込む。
というお話。
*1:2025年9月1日より座席指定制