日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL0528(札幌千歳/東京羽田)


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便名 : JAL/JL0528
日付 : 2024/03/xx
機材 : B787-8(787/E21)
区間 : 札幌千歳(CTS)21:10→東京羽田(HND)22:40
所要時間 : 01:30
区間マイル : 510
搭乗クラス : クラスJ
運航 : JAL(日本航空)

北海道で数日間の予定を終え、東京へ戻る旅程。実は翌朝に新潟を経由してまた札幌に戻ってきているのだが、それは別の話。どうせなら札幌から新潟に移動し、新幹線や高速バスで東京に向かった方がスマートだったのだが、チケットの都合でこうせざるを得なかった。

(翌日の移動についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

この日は室蘭方面から空港へ向かう旅程で、室蘭本線の特急「すずらん」で南千歳駅へ。この列車には785系と789系の2種類が使用されているのだが、この便では古い方の785系がやってきた。登場は1990年だそうで都合30年以上活躍している訳だが、適宜更新されているうえ室蘭方面というニッチな列車のためか、まだ引退の声は聞かれない。

そういえば、2024年3月のダイヤ改正からこのすずらん号も全車指定席になった訳だが、今となっては「Uシート」はどういう位置付けなんだろうか。同じ料金の指定席の中に複数のグレードが存在するというのも妙な感じではある。

室蘭本線 特急すずらん号の車内 785系

特急すずらん号の車内/ Uシートは硬めの座席

ともあれ新千歳空港に到着し、空港内のスープカレー店で夕食。以前は全く好きでもなかったのだが、一頃から急によく食べるようになった。

(外部サイトの店舗情報はこちら)

tabelog.com

新千歳空港 スープカレー

新千歳空港/ 北海道を訪れるたびに1度は食べるスープカレー

空港に着いてから出発まで3時間ほどの時間があり、少し持て余したので便を前倒そうかと思ったが、どうやらこの3月頃という時期はインバウンドや卒業旅行などの旅行需要が旺盛のようで、夕方以降の便は殆どが満席。4人掛けの真ん中というのもできれば避けたく、大人しくそのまま待っていることに。

搭乗する528便はこの日東京に向かう便の中では最終から1本前。ただ、この便と次の便の間は10分しか開いておらず、高速バスでいうところの2号車といったような感じ。そういえば夜間は搭乗口がだいぶ流動的なようで、ほぼ全ての便に搭乗口変更が掛かっていた。

しばらくすると改札が始まり、新千歳名物の長く頑丈そうな搭乗橋を渡って飛行機へ移動。席に着くと、向こうの搭乗橋の下にはスカイマークの「ピカチュウジェット」2号機が若干見えていた。後から調べてみると、ちょうど1年ほど前に利用した名古屋行きだったらしい。確か名古屋から日帰りで日高地方の桜を見に行ったんだった。

(当時の記録がこちら)

biketourist.hatenablog.com

新千歳空港 JAL機からピカチュウジェット2号機

新千歳空港/ 名古屋に向かって出発していった

搭乗が半分くらい終わった頃には翼のあたりで除雪に防氷、除氷の作業が始まった。それほど雪の降らない九州の福岡と北海道とでは機材と体制に天と地ほどの差がある訳で、窓の外を見なければ対応をしていることすら分からないうちに車両は去っていった。

(福岡で雪に見舞われた際の記録がこちら)

biketourist.hatenablog.com

新千歳空港 JAL機の除雪作業

新千歳空港/ 他空港では見かけない除雪機材がたくさん

到着した日には雪がちらついていたのだが、3月ともなると流石の北海道でも雪はだいぶ減っていて、駐機場はしっかり地面が露出している状態。勿論寒いのは寒いから、しっかり上着を着ないと耐えられないのだが。

新千歳空港 JAL側の駐機場

新千歳空港(21:22)/ 雪が溶けて駐機場は水たまりが沢山

何だかんだ出発に手間取っているうちに、2つ3つ離れた駐機場に停まっていた最終便(530便)のB737-800が定刻より少し早めに動き出し、出発していった。ちなみにB737B787と比べると最高速度が遅く、離陸時間で数分の差であれば途中で追い抜くことができる。それゆえ、最終的に羽田空港に着いたのはこちらの方が先だった。

こちらもほぼ定刻通りに扉は閉まったものの、動き出すのに少し出遅れた。その上、この日は風の関係だろうか、普段より時間が掛かって首都圏に入ると、房総半島からC滑走路のルートで着陸進入。イメージとしては、市原市辺りを通過してからC滑走路に着陸し、第1ターミナルに到着するまででここから15分ほど。

ちなみに通常の日に羽田空港に23時以降に着陸する場合は深夜帯専用の着陸経路になり、房総半島の上空を飛べないので九十九里浜の東側から館山を廻る超大回りのルートを辿ることになる。このルートは日中よりも5分から10分ほど余計に時間を要するので、普段通りの時間配分でその後の乗継ぎを考えない方が良い。

JAL528便 千葉県房総半島上空

房総半島上空(22:37)/ 北からの便はC滑走路(34R)に着陸

C滑走路から第1ターミナルまでゆるゆる地上滑走をし、定刻よりも10分ちょっと遅れた22:50過ぎに駐機場入り。この日の運航便の中では最後のほうの到着便ということもあり、ターミナルの中央、出口に近いところに到着。

JAL528便 羽田空港の駐機場

羽田空港(22:52)/ そろそろ終電が気になる時間帯

いつもなら空港連絡バスで帰るところだが、この日はバス乗り場に向かってみると「満席」の文字。空港バスに満席で乗れないというのはここ最近では初めて。空港近くのホテルに泊まることも考えたが、ホテルを探すのも面倒くさくなり、電車に乗って目的地へ向かった。若干の追加料金を払ってもいいから、京急系のバスも事前予約ができるようになるといいのだが。

というお話。