便名 : JAL/JL0328
日付 : 2024/03/xx
機材 : A350-900(359/X11)
区間 : 福岡(FUK)19:00→東京羽田(HND)20:30
所要時間 : 01:30
区間マイル : 567
搭乗クラス : 国内線ファーストクラス(有償UG)
運航 : JAL(日本航空)
お昼過ぎに長崎を出る高速バス「九州号」で福岡に到着した。
(ここまでの移動はこちら)
biketourist.hatenablog.comオリジナルの予定は北九州空港からの最終便に乗り東京に戻ることになっていたのだが、この日は東京•北九州ともに予報通りの悪天候(強風)で、早々に欠航が決まっていた。
そんな時に役に立つのが「マルチエアポート」という制度。所謂「5大ドーム」のある各地域(つまり北から札幌•東京•名古屋•大阪•福岡)内にある空港同士では、変更可能な運賃で、かつ空席があれば空港間の振替ができるというもの。今回は変更不可の運賃で手配していたが、欠航になってしまうと1度は手数料不要で変更することができる*1。
ただ、今回はなぜか携帯電話のアプリ上で変更ができず、コールセンター経由で変更をしてもらうことに。電話中に解決せず、折り返しかかってきた電話を取ると、「とりあえず予約を入れるので、空港のカウンターを訪れてほしい」とのこと。どうやら北九州空港と福岡空港とでは空港利用料の金額が違うため、システム上では操作ができなかったらしい。
いずれにしても福岡空港19:00発の328便に変更完了。あまり電話は好きではないのだが、こういう時には繋がりやすいコールセンターの番号*2があるのはありがたい。
(「マルチエアポート」についてはこちら)
九州号で博多バスターミナルに到着後、地下鉄に乗換えて福岡空港に到着。ちなみに先を急ぐのであれば先の高速バスを国際線ターミナルで降り、ターミナル連絡バスに乗換えたほうが圧倒的に早い。
福岡空港駅は地下鉄の改札口から南の保安検査場までエスカレーターでほぼ一直線。一番目立つエスカレーター前の案内看板に「航空会社ラウンジ」の文字が並んでいるあたりが高頻度旅客の多い福岡空港らしいところ。尤も、高頻度旅客なら説明は不要かもしれないが。
この日は前述の通り全国的に荒天ということで、搭乗予定の328便も羽田空港に着陸できない場合は関西空港へ目的地変更、というインフォメーション付きの運航。今回は最悪その日中に羽田まで辿り着かなくとも問題ないような旅程だったから搭乗することは決めたのだが、長期戦になることを覚悟して、窓側の空いていたファーストクラスにアップグレード。
折り返し328便となるらしい飛行機は福岡空港に到着していたから、とりあえず保安検査場を通過して待合室で待っていると、突如として1時間遅れの通知が入った。放送を聞いてみれば福岡空港到着前に被雷したそうで、この日福岡に到着したのち折返しが欠航して留まっていた機材と入替えるのだとか。
この日は殆どが天候事由の遅延にも関わらず、どういうわけか他社含め遅延便にお食事券の大盤振舞いがされていて、328便の乗客にも福岡空港内で利用できるお食事券が発行された。この時初めて知ったのだが、どうやらクラスごとに金額は異なるようで、今回は2,000円分のクーポンを受け取った。
また、飛行機を変更したことによりファーストクラスでは機内食が提供できなくなったらしく、食事代として現金で3,000円が支給された。元々それほどお腹が減っていた訳でもなし、特に食事がなくとも困らなかったから、個人的にはただ割引かれたような感覚。
先に提供された2,000円分のお食事券は当日福岡空港限りだったから、当初購入する予定もなかったお土産をいくつか購入。せめていくらかはJALに還元をということで、「JAL PLAZA」を利用した。特に利用できないお店についての言及はなかったが、流石に「ANA FESTA」では利用できないかもしれない。
そんなこんなで1時間以上が経過して搭乗開始。この日は通常であれば最終便になる21:00発の332便が欠航になっていたため、繰り上がって20:00発の330便が最終便。ただ、この日は328便と330便のどちらも派手に遅延し、出発時刻は21時を過ぎ、最終の332便が若干遅延しているくらいの出発時間になってしまった。
この日328便と330便は隣り合わせの搭乗口だったのだが、ぼーっと向こうを眺めていると若干ながら後発の330便のほうが先に出発。便の選び方が悪いのか、どうもこんなケースでは置いていかれることが多いような。
330便の後を追いかけて滑走路端に辿り着くも、同便離陸後はちょうど着陸機が連続するタイミングでしばらく待機し、21:10頃ようやく滑走路に入って離陸。割と出発ぎりぎりに福岡空港に到着したつもりだったのに、都合3時間ほど滞在してしまった。
この日は揺れる揺れるとアナウンスがあったものの、乗ってみれば案外気流はスムーズ。大体いつも「揺れる」という日には揺れないし、特に何でもないような日に大きく揺れたりする。読めないからこそ、シートベルトはしっかりしておくしかない。
事前のアナウンス通り、上空では通常の機内食の提供こそなかったが、軽食としてカップ麺のラーメン、うどんは搭載されていたようで、希望者にはこれが提供された。空腹という訳でもなかったのだが、聞かれると食べたくなってしまい、結局うどんを注文。
揺れが予想されるとのことで通常よりもかなり早いタイミングでシートベルトサインが点灯。点灯直後はいくらか揺れたが、その後は思ったほど揺れなかったからだろうか、途中で一旦消灯されて着陸前に再度点灯。この時間帯は雨はそれほどでもなかった上、風が強い分視程は良く、房総半島の先端あたりを通過する時点で羽田空港の姿も確認できた。
先行して離陸した330便も同じA350型機だったこともあり、途中で追い抜くこともなく羽田空港のA滑走路に着陸。最終的には約2時間ほどの遅れだったが、目的地変更もあり得るとアナウンスされていた中で着陸復行するでもなく到着できたのは運がよかったのかもしれない。
余談だが、ファーストクラスの座席の囲いには「FIRST CLASS」のロゴが設置されている。ある程度リクライニングしてようやく見えるような、少なくとも着陸時の姿勢では見えないところにあるのだが、なぜこの場所なんだろうか。
前回札幌から帰ってきた時よりは羽田空港到着がほんの少し早かったことと、曜日が違ったこと、天気が悪かったことが幸い?して、前回札幌からの戻りのときには乗り損ねたバスの座席を無事確保。この時間帯は東京モノレールの「空港快速」が少ないこともあるが、なかなかバスと電車とでは所要時間の差が激しく、できればバスに乗って帰りたいところ。
結果、趣味的にはあまり面白くない移動になってしまったが、何事もなく無事に東京に戻って来られたことを感謝すべきということだろう。
というお話。