日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【宿泊記】138.西鉄ホテルクルーム博多天然温泉博多駅前の湯


■Sponsored Link

日付 : 2022/12/xx
泊数 : 3泊
部屋タイプ : シングル(14.6㎡)

時たまある、同じ街に連続して滞在するタイプの旅程。博多の定宿は定まっているような定まっていないような感じだが、最近多いのはJR博多駅前にある、「西鉄ホテルクルーム博多」。

(公式サイトはこちら)

nnr-h.com■地図情報

ホテルは博多駅から少し北側に進んだJRの線路脇。高速バス、路線バスともに多数発着する「博多バスターミナル」の裏側と言った方が分かりやすいかもしれない。なお、ホテルの裏には西鉄バスの操車場があって、日中はひっきりなしにバスが出入りしているのも福岡らしいところ。

駅からホテルまではそれほど離れていないが、建物には地上からしかアクセスできない上、バスターミナルの建物を突き抜けて向かうと、横断歩道を都合3回渡る必要があって少し不便。JR駅から向かう場合は博多口の2階デッキからバスターミナル方向へ向かって行って建物に入らず、歩道橋で道路を横断してから地上に降りると横断歩道1回渡るだけで済み、一番楽なように思える。

西鉄ホテルクルーム博多 建物外観

建物外観/ 博多駅前1丁目の交差点前にある

ホテルの1階にはローソンがあり、なぜか徳島県の名産品をちらほら販売している。フロントは2階で、フロント脇には割と大きなロビーラウンジが開設されている。また数はそれほど多くないもののセルフクロークがあり、これはチェックアウト日の24時まで利用可能。

西鉄ホテルクルーム博多 ホテルロビー

ホテルロビー/ 西鉄系は各店舗ともにロビーが広い

自動チェックイン機で手続を済ませて客室階へ移動。この日から宿泊するのは最も部屋数の多い「シングル」タイプのお部屋。特に希望をした訳ではなくないが、ボーイングの4発ジェット機のような番号の部屋が割り当てられた。

西鉄ホテルクルーム博多 客室廊下

客室廊下/ シングルだけでも300室以上ある大箱

部屋は15㎡に少し足りないくらいでかなりコンパクト。スーツケースを広げる場所に苦慮して、最終的には部屋の隅にあった椅子をスーツケース置き場の代わりにしていた。

西鉄ホテルクルーム博多 客室全景

客室全景/ スーツケースを開くのはギリギリの広さ

部屋の隅にあるやけに鮮やかな色の椅子には、マッサージ機能付きのクッションが設置されていた。折角だからないよりはあったほうがとも思うが、あまり身体がほぐれたというような感じはしなかった。

西鉄ホテルクルーム博多 客室全景

客室/ マッサージ機能付きのクッション付き

なお、ベッドボードは少し古めで電源としてのUSBポートは設置されていなかったものの、コンセントが2口用意されているので十分。コンセントのほど近くに小物の置けるテーブルがあるから、それほど長いコードは用意しなくても問題なさそう。

西鉄ホテルクルーム博多 ベッドボード

ベッドボード/ コンセントは2口設置

水回りはごく普通の構成。ちなみにホテル名が「博多天然温泉博多駅前の湯」となっている通り、こちらのホテルは1階に大浴場が設置されている。それゆえ、多くの宿泊者は部屋のお風呂ではなく大浴場を利用すると思われる。

西鉄ホテルクルーム博多 水回り

水回り/ 大浴場の設備があるホテル

石鹸•シャンプー類はあまり見かけない見た目のもの。流石にオリジナルということはないはずだが、どこのブランドのものなんだろうか。ちなみにアメニティ類はフロント前にアメニティバーがあり、ここからピックアップしていく運用。

西鉄ホテルクルーム博多 水回り

水回り/ オリジナル?の石鹸類

今回割り当てられた部屋は博多駅(南側)だったのだが、駅近くということで同じくらいの高さの建物が多く、客室からの眺望は今ひとつ。逆サイド、北側の部屋からも特筆するような観光地は見えないと思うが、福岡名物の圧倒的な台数の路線バスが操車場を行き交う様子なんかは見えるかもしれない。首都圏と比べても、びっくりするくらいバスの台数が多いことに驚くはず。

西鉄ホテルクルーム博多 客室眺望

客室眺望/ 周囲は同じくらいの高さのビル街

ちなみに、別の機会に宿泊した「コンフォートビジネス」タイプのお部屋はこんな感じ。先ほどの「シングル」と比べて机の形状が少し変わっているほか、簡易的ながらマッサージチェアも設置されている。一方、水回りは浴槽がなく、シャワーブースは別に配置されている。そういえば、こちらのお部屋では毎日ちょっとしたお菓子(明太子味のラスク)が提供された。

西鉄ホテルクルーム博多 ビジネスルーム

ビジネスルーム/ マッサージチェア付きの部屋もある

ここ最近、比較的西鉄系のホテルを利用する機会が多いのだが、各ホテルともにロビーには大きなホテル周辺の地図が掲出されていて、これには手書きで周辺の飲食店や観光施設などが紹介されている。

(別の機会で宿泊した名古屋の西鉄ホテルはこちら)

biketourist.hatenablog.com

西鉄ホテルクルーム博多 ロビー

ロビー/ ホテル周辺の店舗などが紹介されている

冒頭でも少し触れたが、このホテルはロビーラウンジが広い。広すぎて奥の方は殆ど使用されている場面を見かけないのだが、割にしっかり作り込まれているだけあって、ちょっと勿体なく感じてしまう。

西鉄ホテルクルーム博多 ロビー

ロビー/ かなり大きなスペースが割かれている

直近で利用した際には朝食は2階レストランでの提供だったが、訪問したタイミングによっては1階の居酒屋で提供されることもある。この1階にある「じゃこくじら」というお店で提供されていた鯛茶漬けが美味しかった記憶があるのだが、今回は案内もされなかった。朝食営業はやめてしまったんだろうか。余談ながらこのお店、福岡空港の制限区域内にある「しらすくじら」と似たようなお店の名前だが、系列店なんだろうか。

(福岡空港の店舗についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

西鉄ホテルクルーム博多 ロビー

ロビー/ 滞在中は客室階から直接1階に向かう方が便利

ともあれ、博多駅近辺のホテルの中では価格も安定していて、比較的安心感のあるホテル。強いていえば少し設備が古くなってきているところもあるが、メンテナンスは丁寧にされていて物凄く気になるということもなかった。欲を言えば、博多駅からホテルまで、距離の割に時間がかかるので、地下道なんかでダイレクトに駅へアクセスできるといいのだが、この値段であまり欲張るのも図々しすぎるかもしれない。

というお話。