日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】羽田空港-横浜駅(YCAT)線(羽田空港(第3)/横浜駅)


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便名 : 便名なし
日付 : 2024/03/xx 
区間 : 羽田空港第3ターミナル(13:35)→YCAT(14:20)
所要時間 : 00:45
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 650円(交通系ICカード決済)
運行 : 京浜急行バス

富山空港から羽田空港に到着し神奈川県に向かうのだが、夜には栃木県へ移動する旅程。空港のコインロッカーに荷物を預け、バスで横浜まで向かうことに。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

羽田空港から横浜駅まで公共交通機関で向かう場合、電車•バスの2つの移動手段が存在するが、今回利用したのはバスのほう。電車•バスともに京急グループが運行している。

(事業者公式サイトはこちら)

www.keikyu-bus.co.jp

バスは第3ターミナル7番乗り場からの出発。割と方向別に行き先が集約されているイメージのある羽田空港のバス乗り場だが、このバス停は東京湾アクアライン経由の木更津駅方面に中央道経由の山梨県方面、静岡県の御殿場方面などと割と行き先がバラエティに富んでいる。

なおこの路線、早朝深夜は整備場地区の東新整備場発着の便があるなど、航空会社従業員の輸送も担っている模様。また、時間帯にもよるものの第3ターミナル発だけではなく第2ターミナル始発の便も設定されているため、第3ターミナルから乗車する場合で時間が合わなければ、第1/第2ターミナルまで移動してバスに乗車するという選択肢もある。ただ、そこまでするくらいなら電車で横浜に向かった方が早いかもしれないが。

羽田空港T3 YCAT行きバス乗り場

羽田空港T3/ YCAT行きは7番乗り場

短距離かつ高頻度の路線ということもあって、このバスは時間指定制は取られておらず、先着順の乗車。というよりは、整備場地区を発着する関係上、他の便と同様に時間指定制にはできない、というのが実際のところかもしれない。

第3ターミナルを出発すると場内道路を周回して第2ターミナルへ。右手には出発を待つ空港連絡バスが多数待機している。ちなみにこの辺りの左手、以前「有明ガーデン」からのバスで利用した、三井不動産の運営する「羽田エアポートガーデン」のバス乗り場は、若干怪しげな送迎サービスと思しき車の待機場になってしまっている模様。

(「有明ガーデン」のシャトルバスについてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

羽田空港T3 羽田空港-横浜駅(YCAT)線

羽田空港T3/ 東京空港交通のバスが半数以上

その後バスは突き当たりの交差点を右折して第2ターミナルへ。この道路は駐機場とターミナルの間を走っているので、割と近い距離に飛行機が止まっているのが見える。それにしても、近頃はA350B787が増え、B777を見る機会がずいぶん減ったような気がする。

羽田空港T3 羽田空港-横浜駅(YCAT)線

羽田空港T3/ 手の届きそうな距離に飛行機

第2ターミナル、第1ターミナルそれぞれで結構な乗車があり、殆どの座席が埋まった状態でYCATに向けて出発。この区間であれば電車も直通しているし、それほど混まないのではないかと思っていたが、さすが本数が多いだけのことはある。

時折ひどく渋滞する首都高速湾岸線だが、この日は順調とは言わないまでも止まることはないくらいの混雑具合。この辺りは薄曇りの空と工業地帯とで独特の雰囲気を醸し出している。

東扇島付近 羽田空港-横浜駅(YCAT)線

東扇島付近/ 何ともどんよりした天気

バスは鶴見つばさ橋、横浜ベイブリッジを渡り、本牧ジャンクションから首都高神奈川3号狩場線、石川町ジャンクションから神奈川1号横羽線と走ってみなとみらい出口から一般道。逆方向のバスはYCATを出発すると目の前にある横浜駅東口入口からすぐに首都高速に入るが、羽田発の便は少し一般道走行が長くなる。

横浜ベイブリッジ 羽田空港-横浜駅(YCAT)線

横浜ベイブリッジ/ 大型船は高さぎりぎり

一般道区間は少しサイクルの長い信号が多く、それぞれの信号に漏れなく引っかかって定刻通り14:20頃横浜シティエアターミナル(YCAT)に到着。横浜駅までは地下道を経由して直結しているので、雨が降っても濡れずに移動することが可能。

ちなみに横浜駅東口側には高速バス乗り場が2つあり、ロータリーを共有しているものの、乗り場の入口は全く別のところにあるので、ご自身の乗車する路線がどこから出発するか、予め確認されることをお勧め。

過去に乗車した路線の中では、三島羽田シャトルYCATからの出発で、アクアライン経由で木更津方面に向かうバスは横浜駅東口バス乗り場からの出発だった。「YCAT」だから空港路線だけ、という訳ではなく、一般的な高速バスもここから出発する便がそれなりにある。

(「三島羽田シャトル」はこちら)

biketourist.hatenablog.com

(アクアライン経由の近距離高速バスはこちら)

biketourist.hatenablog.com

到着したバスは降車後車内点検が入り、3分としないうちに再び羽田空港に向けて出発していった。短距離路線とはいえ、着発の時間がここまで短い空港連絡バスというのも珍しい。なお、日中の横浜駅発は第3ターミナル行きと第2ターミナル止まりが交互に1時間あたり2本ずつ運転されるダイヤ。

横浜駅(YCAT) 羽田空港-横浜駅(YCAT)線

横浜駅(YCAT)/ 羽田空港行きはY3乗り場から出発

横浜駅から羽田空港(第1ターミナル)までは京急の急行に乗車した場合約29分。これに対しバスは乗り場が駅から少し離れているものの、空港ではターミナルの出発階に到着して約25分なので、少なくともYCAT発に関してはバスに利があるように思われる。

一方、空港発に関しては一般道の走行時間が長いのと、到着してからの乗換えに時間がかかることを考えると、どっこいどっこいかな、という感じ。

横浜駅(YCAT) 羽田空港-横浜駅(YCAT)線

横浜駅(YCAT)/ 順調なら電車よりも5分ほど速い

参考までに、横浜駅の改札口を出てYCATに向かう途中、エスカレーターのところには、YCATから羽田空港までのバス所要時間が表示されている。乗車前にここを確認し、渋滞が発生している場合にはUターンして電車で向かったほうが良い場合もあるかもしれない。

横浜駅(YCAT) 横浜駅前の所要時間案内

横浜駅前/ 乗車前に確認することをお勧め

少なくとも、今回のように第3ターミナルから横浜駅に向かうのであれば、第2、第1ターミナルを経由するバスよりも電車のほうが利口なように思われる。

というお話。