日付 : 2024/03/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : ゲストルームキング(26㎡)
首都圏から北陸新幹線で富山駅に到着。この日はJR富山駅前にあるヒルトン系の「ダブルツリーbyヒルトン富山」に宿泊する。
(公式サイトはこちら)
■地図情報
富山駅は2024年3月の北陸新幹線敦賀延伸に伴ってキャンペーンの真っ只中。駅のコンコースには写真用のフレームが用意されていた。桜の綺麗な時期の富山城址の写真が掲げられているが、もう少し背景が整っていた方が良い気もする。
魚の美味しい北陸は寿司のレベルが高く、回転寿司でも東京のちょっとしたお寿司屋さんに品質では引けを取らない。そんな土地柄とあって、駅構内にはずいぶんリアルなお寿司がディスプレイされていた。
てっきり「富山湾鮨」というお寿司屋さんの広告なのかと思っていたが、どうやらそんな名前のお店はなく、富山湾で獲れる地魚をネタにした寿司のことを指しているらしい。
(「富山湾鮨」についてはこちら)
駅構内には富山県内の鉄道会社の車両を模した顔はめパネルが設置されている。「路面電車のまち」という割に路面電車は6枚中2枚しかないが、地元の鉄道を大事にしていこうという思いは感じる。
さて、この日のホテルは駅南口を出て交差点を渡るとすぐのところにある。富山駅は南北に路面電車が走っていて、新幹線の改札口の正面、駅コンコースに直結する形で路面電車の乗り場が設置されているという、国内ではかなり先進的な街。
到着したのは21時前と夜遅い時間ではあったものの、路面電車は結構な本数が行き交っていた。ホテルに向かいしな、駅前広場を歩いているとちょうどやってきたのは「レトロ電車」。外装はオリジナルが尊重されているものの、内装はお馴染み、水戸岡鋭治氏によってリニューアルされている。
(「レトロ電車」についてはこちら)
駅からは3分とかからずにホテルに到着。ホテルの並びにはコンビニエンスストアもあるので、宿に着いてからでも買い物はそれほど面倒ではなかった。
この日の部屋はベーシックな「ゲストルームキング」タイプのお部屋。ちなみに1つ上の「デラックス」タイプの部屋も広さは同じで、いずれも26㎡。ヒルトンの会員特典で14時までのレイトチェックアウトが可能だったが、翌日はお昼前に富山を発つ必要があったから、延長せずに標準通りで登録してもらった。
そういえば、ヒルトンはCOVID-19の感染拡大下にはドアに封印をしていたが、いつの間にかなくなっていた。沈静化から1年以上が経ち、ようやく少し過去のものになりつつある、という感じだろうか。
部屋は玄関から水回りまでと、居室部分の広さがそれぞれ1:1くらいのイメージ。それゆえ居室部分はものすごく広いわけではないが、ダブルベッドではさほど狭いという感じはしない。ただ、ベッド2台だと少し手狭な感じになりそう。
部屋にビジネスホテルのようなデスクは置かれておらず、窓際に丸テーブルと椅子が2つ。PCを置いてもいくらか余白はあるが、作業するにはあまり向いていないかもしれない。なお、割に新しいホテルということもあり、電源はあちこちに確保されている。
ダブルツリーの名物がチェックイン時に提供されるチョコチップクッキー。直径10cm以上はあるクッキーはほんのり温かく、結構な食べ応えがある。
ベッドボードはコンセント1口、USB-A端子1つの割とシンプルなタイプ。時計は天面がワイヤレス充電器になっているので、ここはイヤフォンを充電するのに使った。
水回りは石鹸類がディスペンサーに入っていて、その他アメニティ類は他のヒルトンで良くみる黄緑色の箱に入っていた。世間一般的に包装は簡易化される傾向にある中で、変更しないのは何かこだわりがあるんだろうか。
バス•トイレは独立していて、大きめの浴槽が設置されている。この辺りは似たようなタイミングで富山に開業したJALシティも同様の構造で、2020年代のホテルには今や必須の設備になりつつある。なお、別途大浴場も用意されている。また、共用施設としてはジムが開設されているところはビジネスホテルとしては珍しい。
(近隣のJALシティ富山についてはこちら)
今回の宿泊には会員特典で朝食がついていて、朝は少し早めに起きて朝食会場へ。割と混雑していて、カウンター席に案内された。朝食はバイキング形式で、お馴染みのメニューと富山名物のメニューが半々くらい。外資系のホテルにしては海鮮系のメニューが割と充実している印象。
何だかんだで用事を済ませ10時30分前にホテルをチェックアウトし、富山駅前からバスに乗って富山空港を目指す。ホテルからバス乗り場は目の前で、5分前に出れば信号で引っかかったとしてもぎりぎり間に合うくらいの距離。
この日は神奈川方面に向かう予定だったのだが、3/31で失効するANAのアップグレードポイントが使い切れておらず、これを消化するために飛行機で向かう。
新幹線の開業とともに殆ど鉄道に利用者が移転してしまった富山-首都圏間だが、富山駅から富山空港までがバスで約30分、飛行機の出発まで空港で約1時間、そこから飛行機で羽田空港まで1時間と考えると、目的地次第では新幹線に勝てる目もあるかもしれない。流石に新幹線が停まる大宮(埼玉)なんかだと全く歯が立たないが。
(富山駅から空港までの移動はこちら)
富山駅周辺は前述のJALシティ、駅の反対側のオークス、少し離れた総曲輪(そうがわ)の御宿野々と、いい具合のホテルが多いからどこを選ぶか悩んでしまうが、外資系のホテルにしてはまだそれほど宿泊費が高騰しておらず、次回以降も選択肢としては十分ありな感じ。
(「御宿野々」についてはこちら)
というお話。