便名 : JAL/JL0240
日付 : 2023/03/xx
機材 : B737-800(738・V34/V35)
区間 : 岡山(OKJ)17:20→東京羽田(HND)18:45
所要時間 : 01:25
区間マイル : 356
搭乗クラス : 普通席
運航 : JTA(日本トランスオーシャン航空)
中四国地方を訪れ、最後は岡山から東京に帰るスケジュール。2023年3月現在、同空港から羽田まではJAL5往復、ANA5往復の計10往復運行されているが、同便はJALの最終1本前に当たる便。
(岡山空港公式サイトはこちら)
岡山空港へはJR岡山駅からバスでアクセス。15:45発のバスに乗車し、約30分ほどで市内北部の山あいに立地する空港に到着。
岡山空港も他の中国地方の空港同様、若干市街地から離れているうえバスの本数が比較的少ないことから、たとえば今回の次の便、19:00発のJAL最終便に搭乗しようとするとJR岡山駅17:35発のバスに乗車しなければならず、少し利便性に欠く部分がある。その上、乗り遅れた場合にカバーできるような交通手段がないというのも問題。そもそも飛行機の出発が少し早すぎ、あと1-2時間遅いといいのだが、羽田空港の枠の兼ね合いだろうか。
ともあれ、岡山空港に到着。同空港はこの3月でちょうど開業から35周年を迎えたところなのだそう。ターミナル1階中央のスペースにはこれを祝したフォトモザイクがディスプレイされていた。こうしてみると、意外と国際線が充実している。
このフォトモザイクの背面側には、開港35周年を祝うホワイトボードが設置されている。特定の航空会社によるものでもなさそうに見え、また、いかにも手作り感のある掲示ではあるが、毎回気になって見てしまうという意味ではなかなかの宣伝効果。左上に目の前のお店の宣伝が入っていることを考えると、こちらのお店によるものか。
ちなみに以前、2021年6月にANAのB737-700が岡山空港から最終フライトしたタイミングでは惜別仕様の掲示が出ていたりと、タイミングタイミングで掲示がアップデートされている印象。
(以前、偶然搭乗したB737-700の搭乗記はこちら)
さて、出発まで約1時間というと、保安検査を考えれば食事をするには短く、かといってすぐに保安検査場を通過するには早いという頃合い。それゆえ、とりあえず展望デッキへ向かってみた。ちなみに空港内のレストランではご当地グルメの「津山ホルモンうどん」や「蒜山焼きそば」なんかも提供しているので、時間があればといったところ。
(ターミナル内のレストランに関する外部サイトはこちら)
駐機場を見ると、2機が駐機していた。うち1機がこの後搭乗する240便に用いられるJTAのB737で、もう1機はANAのA321。搭乗する岡山から羽田の路線は2023年3月から始まる夏ダイヤから、一部の便をJTA(日本トランスオーシャン航空)が運航するようになった。また、同じタイミングで羽田から小松の路線も一部JTAが運航することになったのだとか。
この日はちょうど「さくらジンベエ」機が登板しているが、同機に搭乗するのは以前宮古-名古屋路線が開業した日以来。ちなみに同日は機材に不具合が発生し、急遽那覇空港で機材変更が生じたため、個人的にはあまり相性はよくないかもしれない。
(当日の記録はこちら)
この時間帯は17:10発のANA、17:20発のJALと東京行きが連続して出発するため、乗客が大方戻ってきた今では保安検査場がかなり混雑する。しかも先に出発するANAの地上係員がしばしば途中に列の外から保安検査場の通過時刻を超過した乗客を割り込ませるため、なかなか行列が前に進まない。
定時出発が大事なのは理解するが、時間に余裕を持って並んでいる他社の乗客が不利益を被るというのは若干納得がいかないというか、少し解せない部分がある。個人的には割と中四国エリアの空港ではよくこのパターンに遭遇する*1ことが多く、勿論拒否するほどではない些細なことだが、どうにも快く受け入れられないのは私の心が狭いだけだろうか。自分が恩恵を受ける場合もあるだろうし、お互い様と思うべきか。
少し愚痴っぽくなってしまった。
ちなみに制限区域内にはANA FESTAしか店舗がないが、同店舗は人手不足によってだいぶ営業時間が不安定な模様。保安検査場前の物販店は比較的品揃えが充実しているから、買い物を済ませてから検査場を通過するのがおすすめ。
保安検査場を通過すると左手がJAL、右手がANAを利用することが多く、左手にJALラウンジ、右手にANAラウンジが開設されている。時間の近接する両社いずれもまだ搭乗開始していなかったことで、それほど広くない制限区域内はなかなかごった返していた。
しばらくして搭乗開始。この便に使用する機材は237便で羽田からやって来るのだが、岡山空港には定刻15:45から1時間弱遅れて到着したらしい。ただ、折り返し時間には比較的余裕があったことも幸いして240便としては定刻通り搭乗開始。改札機近くには羽田空港の到着駐機場を示す記載があり、この日は南ウイングの5Aゲートとのこと。鉄道乗換えの場合はそれほど南北の差はないが、バスの場合は比較的重要になるから、この情報は割と有用。
この日は普通席最前列の7列目(JAL機材の15列目相当)。ただ、3列席の真ん中で、両サイドには乗客がいた。というよりも、クラスJ普通席含めて殆ど満席。学生の休み時期とはいえ、ここ最近はインバウンド客を含めた乗客の増えかたが尋常ではない。
普段JTAの沖縄路線に搭乗すると、沖縄民謡か「海の歌」が流れていることが多いが、本州内路線だからだろうか、殆ど聴こえない音量で別の音楽がかかっていた気がする。
ほどなくして出発。出発は10分弱のビハインドでほぼほぼ定刻の出発だったが、「大幅に遅延して申し訳ない」旨のアナウンスが入った。前便が遅れたから、折り返しも遅延していると勘違いしたのかもしれない。
すっかり忘れていたが、JTAはJAL本体とは異なる機内安全ビデオを使用しており、この路線でもそれが放映された。下記を見ると期間限定の取り組み立ったようだが、今回の放映は春休み期間だったからだろうか。
(詳細についてはこちら)
なお余談が続くが、JALとJTAとではWi-Fiの仕様が少し異なっていて、大半のJTAの機材*2の方が早くから接続でき、かつ高速。JTA機材は離陸前、だいたいエンジンが点火したくらいから接続できる。
座席が3列の真ん中ということで特にすることもなくぼーっと過ごしていると、18:30過ぎに34L滑走路に着陸。ただ、この日はどうやら不具合による引き返し機がいたことで空港に混乱が生じていたようで、当初利用予定だったという5A駐機場が空かず、滑走路から駐機場に向かう道中で10-15分ほど停止して待機することに。その後変更があり、最終的には10分ちょっと遅れて9番駐機場に到着した。
沖縄路線のように島言葉での挨拶もなく、意識しなければさほどJALとJTAの違いは感じないが、利用の折にはちょっとした違いを探して楽しんで見るのもよいかもしれない。
というお話。