日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【宿泊記】154.ホテルアソシア豊橋


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日付 : 2023/03/xx
泊数 : 2泊
部屋タイプ : カジュアルダブル(18㎡)

羽田空港から飛行機で中部国際空港に到着。ずいぶん妙なルートだが、この日は豊橋駅前にあるJR系の「ホテルアソシア豊橋」に宿泊。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

■地図情報

中部国際空港からは名鉄に乗り、神宮前で乗換えて豊橋駅に到着。中部国際空港の開業当時は折り返して豊橋まで直通する特急列車も運行されていたが、現在は途中駅(神宮前)での乗換えが必要になるが、乗換えの待ち合わせ時間が短くなるようなダイヤが組まれている。今回の場合は4分で、階段の上り下りがあることを考えると若干タイト目。

神宮前駅から豊橋駅までは約50分で到着。豊橋駅に到着した列車は通常、特急は特急(快速特急含む)として折り返すが、今回のような深夜帯は若干イレギュラーな運用になっていて、一部特別車連結の編成が急行として折り返していく。なお、この23:08発(2024年5月時点)の急行列車がJR•名鉄を通じて在来線で名古屋まで辿り着くことのできる最後の列車。

ちなみに新幹線まで含めると豊橋23:30発のひかり号が最終だが、件の名鉄の最終列車を途中で追い越し、名古屋に到着するのは23:49。豊橋を出発するのは20分遅いのに、名古屋に到着するの20分早い。

名鉄豊橋駅 パノラマスーパー

名鉄豊橋駅/ 珍しい「急行」表示

ちなみに上述の折り返し急行列車では特別車が非営業で、行き先表示のところにも「締切 ご乗車できません」と記載されていた。なお、早朝の一部の特別車連結の急行列車については、表示は「締切」ながら、乗車することのできるようになったのだとか。

(一部特別車急行にかかる案内についてはこちら)

www.meitetsu.co.jp

名鉄豊橋駅 パノラマスーパー

名鉄豊橋駅/ 普通車のみ乗車可能

さて、ようやくホテルに向かう訳だが、ここはJR系列のホテルということもあり、ホテル入口は駅舎と直結している。また、改札階にコンビニエンスストア(ファミリーマート)もあり、ちょっとした買い物は建物外に出ることなく済ませることができる。

ホテルのロビーは1階。片隅には割と大きな鉄道模型ジオラマが設置されていて、高架線上にはリニアの車両がとまっていた。諸々あって2027年の開業は後ろ倒しになったとのことだが、果たしていつ開通するだろうか。

ホテルアソシア豊橋 ロビーにあるジオラマ

ロビー/ リニアの開業はいつになることやら

この日は「部屋タイプおまかせ」のプランで手配していたが、割当てられたのは「カジュアルダブル」タイプのお部屋。「シングル」という名目の部屋はなく、このホテルの中では最もベーシックなランクのお部屋。

JR各社の運営するホテルの中では、JR東海の運営するホテルは割とお堅い感じで、鉄道事業に対する姿勢とどこか通じるものがあるような気がする。個人的には本業あっての周辺事業だと思っているから、嫌いではない。

ホテルアソシア豊橋 客室全景

客室全景/ 部屋はだいぶコンパクト

部屋の広さ18㎡のうち、面積に占める水回りの割合はそんなに大きくないが、浴槽はそれなりのサイズ。1997年開業のホテルゆえ水回りはバス•トイレ一体のタイプだが、壁やコンパクトな洗面台なんか見るに割と近い時期にリニューアルされている模様。

ホテルアソシア豊橋 客室全景

洗面台/ 割と最近更新されたように見える

宿泊したのがもう1年ほど前の話ゆえ、アメニティは既にいくらか状況が変わっているかもしれないが、宿泊当時は比較的用意されているアイテムが多め。

ホテルアソシア豊橋 アメニティ類

アメニティ類/ 割と凝った包装をしている

デスクは横に長く、縦は短め。ケトルは最初から机のど真ん中に置かれていたが、一般的にはお茶やコップと一緒に棚に格納されていることが多いような。机の端に置かれたテレビはだいぶ小さめで、ベッドに寝転がってみるのはちょっと厳しいサイズ。

ホテルアソシア豊橋 デスク

作業デスク/ 奥行きは少し浅め

ベッドボードは少し古いタイプだが、コンセントが1口設置されているのはありがたい。これがあるかないかは個人的にはかなり利便性に違いを感じる。そういえば、ひと昔前はラジオや空調の操作盤までついたサイドテーブルをよく見かけたが、最近は見なくなったような。

ホテルアソシア豊橋 サイドテーブル

ベッドボード/ コンセントがあるとないとでは話が違う

今回のお部屋はJRのホーム側。遠方にはうっすらと海が見えるが、地図を見るとこれは知多半島渥美半島に囲まれた三河湾のあたりの模様。

ちなみに豊橋駅に隣接する豊橋鉄道新豊橋駅から電車に乗り、三河田原駅伊良湖岬行きのバスに乗換えると、伊良湖岬からは伊勢湾フェリーで鳥羽まで行くことができる。速達性の面では新幹線+近鉄とどっこいどっこいだが、そんなルートもあるということで。車であればこちらのルートの方が圧倒的に速いはず。

(伊勢湾フェリーについてはこちら)

www.isewanferry.co.jp

ホテルアソシア豊橋 客室からの眺望

客室からの眺望/ 少し離れたところに海が見える

初日の夕食には愛知県名物の「あんかけスパ」を食べに昭和レトロな喫茶店を訪れた。なお、この「あんかけスパ」は愛知名物とは言っても豊橋名物ではなく、どちらかといえば名古屋の文化なので、あまり提供しているお店は多くない模様。

(外部サイトの店舗情報はこちら)

tabelog.com

愛知県豊橋市 あんかけスパ

あんかけスパ/ 愛知県名物として知られる

翌日の夕食は豊橋駅ビルで、ご当地名物の「豊橋カレーうどん」。ぱっと見はただのカレーうどんだが、器の底にはとろろと白米が沈んでいるのが特徴。文字だけ見ると奇妙に聞こえるが、頭でイメージしていたよりは美味しかった。

(豊橋カレーうどんについてはこちら)

www.honokuni.or.jp

愛知県豊橋市 豊橋カレーうどん

豊橋カレーうどん/ 丼の底にはとろろとご飯が沈んでいる

何やら宿に関する記述よりそれ以外の部分の方が多くなってしまった気もするが、駅直結で利便性も高く、豊橋に宿泊する場合は次回も候補になりそうなホテル。

というお話。