日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】三峯神社線(三峰口駅/三峯神社)


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便名 : 便名なし
日付 : 2021/09/xx
区間 : 三峰口駅(12:55)→三峯神社(13:50)
所要時間 : 00:55
乗車クラス : 普通席(全席自由)
運賃 : 690円(交通系ICカード決済)
運行 : 西武観光バス

秩父鉄道のSL列車「パレオエクスプレス」に乗って三峰口駅に到着。同駅からはバスに乗換えて三峯神社へ向かう。

(「パレオエクスプレス」についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

到着後すぐに蒸気機関車と客車が切り離されているのを横目に改札に向かい、駅舎正面のバス乗り場へ移動。列車と三峯神社行きバスの乗継ぎはかなり良好で、ほとんど待たずに乗り換えることができる。

秩父鉄道三峰口駅 駅舎外観

三峰口駅/ 長瀞駅同様にレトロな駅舎

同駅近くを走る国道140号線は西へ向かうと山梨県の山梨市辺りに繋がっているのだが、残念ながら山梨方面に向かうバスは存在しない。いずれの路線も山間部の路線ではあるものの、西武観光バスの運行する路線は交通系ICカードが使えるので便利。

秩父鉄道三峰口駅 駅前バス停

三峰口駅/ 三峯神社以外は地元住民用の路線

バスは西武秩父駅始発で、今回乗車する三峰口駅が2つ目の停留所。それなりに距離が離れているが途中に停留所はなく、バスは西武秩父駅からここまで25分無停車で走ってくるのが少し珍しいところ。途中に停留所を設置できない理由があるんだろうか。

(路線の詳細についてはこちら)

www.seibubus.co.jp

しばらくすると「笹の葉デザイン」とか言われるレトロな塗装のバスが到着。この路線、どれくらい混雑しているのか予想がついていなかったが、バスは座席の半分程度が埋まった状態で三峰口駅に到着。概ね全員着席できた状態で三峰口駅を出発。しばらく山間部を走っていくと次第に霧が濃くなってきて、終点の三峯神社に到着する頃には辺りは真っ白に。

そういえば、到着直前にはちょっとした渋滞にはまったが、それでも定刻よりも5分強早い13:47に車はバス停に到着した。ちなみに2010年代後半、三峯神社で特定の日限定の「白い氣守」なるお守りが頒布されていた時には周囲一帯に大渋滞が発生し、通常1時間程度の路線で8時間近い遅れが発生したのだとか。あまりに渋滞が激化したこともあって、頒布が中断されてからしばらくの時が経過している。再頒布されることはあるんだろうか。

三峯神社 バス停前

三峯神社/ 駐車場の一角にバス停がある

バスは日中のみの運行で、復路の三峯神社発は概ね1時間に1本ずつ、毎時30分の発車で統一されている。本殿まではバス停の裏にある階段を上った先、徒歩で10分ほどの距離がある。歩いて行くと、霧がかかっていることもあってこの日の神社境内は何やら神秘的な雰囲気。ちなみに、こちらの神社は一般的な「狛犬」ではなく、狼がその役目を務めている。

埼玉県秩父市 三峯神社

三峯神社/ 「御眷属(けんぞく)様」とも呼ばれるのだとか

当初は約1時間30分後、14:30発の便に乗って帰ろうと思っていたのだが、参拝が終わったタイミングで時計を見てみると、急げば15:30発のバスに間に合いそうな塩梅。もう少しのんびりしても良かったが、間に合うなら乗ってしまえということで急いでバス乗り場まで戻った。

三峯神社バス停 時刻表

三峯神社バス停/ バスは日中概ね1時間おきの運行

幸い座席を確保することができたので、復路は三峰口駅で降りるのではなく、全区間乗り通して西武秩父駅前まで向かうことに。幸い渋滞に巻き込まれるということもなく、約80分で西武秩父駅に到着。その後駅の商業施設内で食事を摂り、当時登場して間もなかった、西武鉄道の特急「Laview」に乗って都心へ帰った。この車両、窓が大きく好きな部類ではあるのだが、行程の半分近くは椅子が逆向きというのは景色を眺める上では少し勿体無い。

西武鉄道 特急ちちぶ Laview

特急ちちぶ(Laview)の車内/ 圧倒的な窓の大きい特急列車

ともあれ、通常の休日であれば秩父鉄道のSL列車「パレオエクスプレス」に乗って三峰口へ向かい、そこから三峯神社を参拝するというルートも取りうるよ、というお話。