便名 : 便名なし
日付 : 2022/07/xx
区間 : 三原駅前(18:10)→広島空港(18:48)
所要時間 : 00:38
乗車クラス : 普通席
運賃 : 840円(交通系ICカード決済)
運行 : 中国バス
所用で岡山県を訪れていたが、お好み焼きが食べたくて帰りは広島空港経由に。広島県東部から広島空港へは福山駅、三原駅、白市駅から連絡バスが出ているが、JR山陽本線にしばらく揺られてやって来たのは広島県の三原駅。今回はここから空港連絡バスに乗車する。
(事業者公式サイトはこちら)
(福山駅から広島空港への路線についてはこちら)
(広島空港から白市駅への路線についてはこちら)
三原は蛸(マダコ)の名産地なんだそうで、駅前には蛸の看板が多数掲げられている。また、今回は時間がなく訪れていないが、駅前商店街には蛸のモニュメントが多数飾られているとか。
そんな蛸推しの三原駅だから駅前のディスプレイも蛸関連なのかと思いきや、これは三原市公式キャラクター「やっさだるマン」を模したものだそう。何の説明も無いもんだから、あとで調べるのに難儀したのはここだけの話*1。
(「やっさだるマン」についてはこちら)
広島空港行きのバスはそんな三原駅の南口1番バス乗り場からの出発。駅舎を出るとバス乗り場まではロータリーを迂回して向かう必要があるので、列車とバスの乗換えは最低でも5分程度見ておいた方が安心。
どうやらバス乗り場は東京行き夜行高速バスと兼用になっているようで、乗り場案内には「東京・広島空港」という通常あまり並ばない組み合わせで記載されていた。
なお、東京行き「エトワールセト号」はCOVID-19や人員不足の影響で期間運行化された上、書き入れ時の夏季であっても隔日運行だったようだが、運行日は19:15に三原駅を出発し、尾道駅、福山駅を経由して翌朝06:40にバスタ新宿に到着するスケジュールだった模様。
しばらくしてバスが到着。別の機会で乗車した白市駅と広島空港の路線同様、この路線も路線バスタイプの車両での運行。通常の路線バスなので、各停留所とも乗降可能になっている。
同路線は交通系ICカードの利用が可能で、乗降時にそれぞれ端末にタッチする運用。そういえば、どういうわけか乗車口の端末の上には熊?の人形が置かれていた。特にコラボレーションという訳ではないと思うのだが。乗務員さんの趣味だろうか。
車内は車内であちこちに猫のステッカーが貼られている。確認していないので真偽のほどは不明だが、運行事業者の中国バスは「たま電車」でお馴染みの両備グループなので、その関連なのかもしれない。
ちなみに乗車時間は始発から終点で約40分ほどの路線だが、車内には特に荷物置き場は設置されていない。ちなみに中扉から前扉までの運転席側が2人掛け座席になっているのは地方の路線バスの特徴。近頃は出入口側の前タイヤ上に座席がないバスが増えてきたが、このバスにはまだ座席が設置されていた。
なお、ご覧のように中扉から後ろの区画の足元は比較的狭いので、大荷物の場合は前方に座った方がよいかもしれない。厚みのあるスーツケースなんかは足元に置くのが困難な場合も考えられる。
バスは広島空港まで全線一般道経由で、三原駅前を出発すると、国道185号線、県道75号線、国道2号線進んでしばらく道なりに進み、沼田川の手前で県道33号線、その後県道82号線のルート。
県道33号線に入って暫くすると飛行機のライバルとなる山陽新幹線の高架下を通過する。いいタイミングで新幹線がトンネルから出てきたりしないかと眺めてみたが、そんなに都合よく行くはずもなかった。この辺りの新幹線は山を突っ切って走るため、このように比較的トンネルが連続している。
ちなみに新幹線をくぐって程なくすると暫く山道を進むが、このとき進行方向左側の景色が割とよかった。私はぼーっとしていて写真を撮り損ねてしまったが。
利用者を見たことのない中央森林公園バス停を通過すると、定刻よりも3分ほど早く終着の広島空港に到着。運賃840円と少し高いような気もしたが、三原駅から空港までは約21kmと思いの外距離があり、約38.9円/kmと考えれば空港バスとしては標準的な価格単価。
2023年8月時点では運行本数が4往復/日とそれほど便数が多くないため、全ての航空便に対応している訳ではないのが珠にキズだが、上手く予定と合えば便利かもしれない。
というお話。
*1:てっきり蛸だとばかり思っていたから、何と調べればいいのか難儀した。