便名 : 便名なし
日付 : 2022/11/xx
区間 : 鹿児島空港(09:15)→阿久根市役所前(11:17)
所要時間 : 02:02
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 2,000円(Visaタッチ決済)
運行 : 南国交通
鹿児島空港から東シナ海側の阿久根(あくね)へ向かう。今回利用したのは南国交通が運行する空港連絡バス。
(運行事業者による公式サイトはこちら)
鹿児島空港は到着出口を出てすぐのところに足湯が設置されているが、ちょうど訪れた2022年の11月頃は工事でフェンスで覆われていた。その後訪れた際には元通りになっていたから、何かしらの工事がされていたのかもしれない。
出水•阿久根方面行きのバスは9番乗り場からの出発。同じ乗り場からは九州新幹線沿いの新水俣駅、川内駅方面のバスも発着している。新水俣駅は熊本県の駅にも関わらず、自県の熊本空港ではなく鹿児島空港への路線があるところが珍しい。
(川内駅から空港へ向かう路線についてはこちら)
出発5分ほど前に乗り場へバスが到着。バスは三菱ふそうのエアロバスで、「ようこそ鹿児島へ」のラッピングがされている車両。かつては鹿児島市内線で活躍していた車両のように見える。
この路線は鹿児島空港を出発すると宮之城、出水(いずみ)を経由して阿久根(あくね)市役所前までを結んでいる。鹿児島県は高速道路が南北方向にしか通っていないから、こちらの便も川内駅系統と同様に全線一般道経由。
バスは出入口側最前列に荷物置き場があるのを含め、標準的な鹿児島の空港連絡バス仕様。貸切ということはなかったが、10人も乗らずに鹿児島空港を後にした。
そういえば、今回はVisaタッチを利用しているから切符は購入していないが、鹿児島空港のバス乗車券券売機はいつしかクレジットカードでの乗車券購入ができるようになっていた。鹿児島のバスは交通系ICカード(いわゆる「10カード」)の利用ができないから、せめてクレジットカードの決済手段が拡充されるというのはありがたい。
鹿児島空港を出ると国道504号線、328号線、再び504号線、3号線のルートで阿久根まで向かう。道中はところどころカーブの多い区間があり、うとうとして起きた時に危うく窓ガラスに頭をぶつけるところだった。
どうやらダイヤが比較的タイトのようで停留所を経るごとに徐々に遅延が拡大、終着の阿久根市役所前には約20分ほど遅れて到着した。ちなみにバスはそのまま折り返すではなく、点検を終えるとすぐにどこかへ回送されていった。
始発•終着の阿久根市役所は肥薩おれんじ鉄道の阿久根駅から徒歩10分ほどのところ。阿久根は「市」といっても人口は2万人程度の比較的小さな自治体で、市役所も中小規模の病院と同じくらいの大きさ。2010年代初頭には市長の独裁だなんだとニュースになっていた記憶があるが、最近は落ち着いているんだろうか。
阿久根市役所前からは徒歩で阿久根駅まで戻り、肥薩おれんじ鉄道の普通列車で川内駅、そこから高速バス「せんだい号」で鹿児島中央駅へ向かった。完全に遠回りで実用性は皆無だが、通ったことのないルートを行くのは楽しい。
というお話。