日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】JR九州バス嬉野線本線(武雄温泉駅/嬉野温泉駅)


■Sponsored Link

便名 : 便名なし
日付 : 2023/12/xx
区間 : 武雄温泉駅(21:12)→嬉野温泉駅(21:37)
所要時間 : 00:25
乗車クラス : 普通席
運賃 : 630円(交通系ICカード決済)
運行 : JR九州バス

博多から在来線特急「リレーかもめ57号」で武雄温泉駅に到着。接続する「かもめ57号」は嬉野温泉駅に停車せず、次の「かもめ61号」までは約1時間の待ち時間があることから、ここからは路線バスで嬉野温泉駅を目指すことに。

バスは武雄市内の「たけお競輪場」と彼杵(そのぎ)駅を結ぶ本線、嬉野温泉バスセンターから牛の岳までを結ぶ支線があるが、武雄温泉駅に乗り入れるのは「本線」のほう。2024年1月現在では武雄温泉駅発で平日21便、土休日18便でだいたい1時間に1本程度が運行されている。

(公式サイトの路線案内はこちら)

www.jrkbus.co.jp(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

JR嬉野温泉駅 駅舎外観

JR嬉野温泉駅/ バスは駅南口から出発

バス乗り場は新幹線側の南口で、改札を抜けて乗り場に向かうと既にバスは停車していた。車両はいすゞエルガミオ三菱ふそうは中型サイズのバスの製造を終了しているから、このサイズの内燃機関の車両を選ぼうとすると実質的には選択肢がない状況とも言える。

JR武雄温泉駅 JR九州バス 嬉野線本線 車両外観

JR嬉野温泉駅/ 出発1分前にバス停に到着

この便は武雄温泉駅発の最終便だったが、私以外に乗客はなく出発。恐らく嬉野支店に戻るついでに営業しているような格好なのだと思われるが、普段どれほどの乗客がいるんだろうか。もしかすると、新幹線開業以前は盛況だったのかもしれないが。

この路線は交通系ICカードが利用可能で、乗車時に端末にカードをタッチして乗車。車内は郊外型の座席配置で、首都圏なら1人掛け座席が配置されるような出入口前も2人掛けの座席が設置されている。各座席にはUSB電源が用意されていた。

JR嬉野温泉駅 JR九州バス 嬉野線本線 車内全景

嬉野線本線/ 車内は座席多めのレイアウト

バスは武雄市街から以前別の機会に訪れた「御船山楽園」を通り、国道34号線を淡々と走っていく。途中停留所での乗降もなく、遠目に駅が見えてきたと思うと左手にこの日の目的地の「フェアフィールド•バイ•マリオット•佐賀嬉野温泉」が現れ、左折して嬉野温泉駅のロータリーに到着。運賃は10kmちょっとで630円と少し高めではあるが、新幹線と比べれば半額程度。

(御船山楽園についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

JR嬉野温泉駅 駅ロータリー全景

JR嬉野温泉駅/ バスを降りると目の前にホテルがある

駅前にコンビニエンスストアの類が見当たらず、とりあえず駅構内に入ってみると、改札前のスペースにはギネス世界記録に挑戦した際の作品が展示されていた。

チャレンジ内容は「折り紙で作った電車の最多展示数」だそうで、文言だけ見ても何のことやら分かりづらいが、要は電車型に折った折り紙の数の記録らしい。ちなみに2024年1月現在、石川県能美市がこの記録の更新を狙っているんだとか。折角なら国内で競わず、別の記録を狙えばいいのにと思ってしまった。

JR嬉野温泉駅 駅構内のディスプレイ

JR嬉野温泉駅/ 今後石川県で更新を画策しているらしい

翌日ホテルからコンビニエンスストアに向かおうとした際、横を通過していったバスには大きく「nimoca」のラッピングがされていた。今回乗車したJR九州バスの嬉野線にnimocaが導入されたのは意外と最近の2022年9月のようで、まだ1年が経ったところらしい。

それにしても、JR九州としては「SUGOCA」があるのに、なぜ「nimoca」を導入したんだろうか。直感的には、バスに乗った感覚としてはJR九州系列というよりは西鉄バスっぽさもあるから、違和感がないと言えばないのだが。

nimocaラッピングのJR九州バス

嬉野温泉駅付近/ なぜか導入されたのは「nimoca

ともあれ、武雄温泉から嬉野温泉まで移動する際、新幹線がしばらくないというときには、待っているよりも路線バスで移動したほうが早いケースも考えられる。それゆえ、このような路線があるというのを知っておくのも悪くないはず。

というお話。