便名 : 肥薩おれんじ鉄道•6339D(普通列車)
日付 : 2022/11/xx
区間 : 阿久根(13:43)→川内(14:19)
所要時間 : 00:36
乗車クラス : 普通車自由席
運賃 : 890円(現金決済)
運行 : 肥薩おれんじ鉄道
鹿児島空港から阿久根市役所前まで空港リムジンバスで到着。徒歩で阿久根駅まで戻り、かつてのJR鹿児島本線を承継した熊本•鹿児島両県の第3セクター、肥薩おれんじ鉄道で川内(せんだい)駅へ向かうことに。
(ここまでの移動はこちら)
市役所から歩くこと10分ほどで駅に到着。何となく見てわかるように、駅は約10年ほど前の2014年に水戸岡鋭二氏のデザインでリニューアルがされている。
駅は「まちの迎賓館」「まちの公民館」がコンセプトだそう。駅の機能を果たしている部分はごく一部で、レストランやフリースペースの一角に駅があるという方が正しいような雰囲気。
併設のレストランはこの手の施設にしては営業時間が長く、朝10時から夜21時までの営業。列車到着まで30分以上あったから立ち寄ってみるでもよかったのだが、今後の予定を考えているうちに機を逸してしまった。また同地を訪れた際には立ち寄ってみたい。
(外部サイトによる店舗案内はこちら)
レストランの券売機のような自動券売機で切符を購入し、少し早めに改札を抜けてホームへ。駅名標下部にある同社のロゴは、オレンジの果実で車輪を表しているのだとか。ちなみに2つのオレンジの間にはイメージ化された路線図が描かれている。
前述の通り同駅はかつてJR鹿児島本線の所属駅で、新幹線開業前は「つばめ」を含む特急列車も停車していたためホームはそれなりの長さ。ただ、現在運行されている列車は長くとも3-4両程度ということもあり、ホーム中央のみ使用されている。
そういえば、駅の一角では何やら柑橘類が栽培されていた。大きさからして、「ボンタンアメ」でお馴染みの「ボンタン」だろうか。どうやらこれは阿久根市の代表的な柑橘類らしい。
しばらくして列車が到着したが、この列車は「くまモン」のラッピング車両だった。熊本•鹿児島両県が出資して設立された会社ということもあり、熊本県の代表的なキャラクターである「くまモン」がラッピングされた車両は鹿児島県内完結の列車にも充当されている。
列車は阿久根駅を出ると4つ先の薩摩高城駅までしばらく海沿いを進む。遠くに島影が見えているが、これは甑(こしき)島だろうか。
列車は阿久根駅から6分ほどで牛ノ浜駅に到着。同駅は数年前に「36ぷらす3」に乗車した際にちょっとだけ下車したことがある。列車到着時は駅前に出店が出ていたような。
(「36ぷらす3」についてはこちら)
列車は列車外観からブラインドから壁から枕カバーまで何でもくまモン模様。得てしてこういったキャラクターは廃れてしまうきらいがあるが、くまモンは戦略が上手いのか、ずいぶん長続きしているなという印象を受ける。
ともあれ、列車は約40分で終点の川内駅に到着。同駅ではJR鹿児島本線と肥薩おれんじ鉄道がホームを半分ずつ使用していて、ホーム博多方を肥薩おれんじ鉄道。なお、改札はJRが管理しているので、運賃を精算すると精算済証を手渡されるので、同駅で下車する場合はこれを改札口で呈示して下車する仕組み。
同じホームの向かい側、鹿児島中央方には3分の待ち合わせで出発する都城行きの普通列車が停車中。割にタイトなように思えるが、ゆっくり歩いて行っても十分間に合うようになっていた。
ちなみにこちらの車両、以前は転換クロスシートだったが順次ロングシート配置に変更されている。立席スペースの拡大による編成両数の短縮を目論んでいるのかもしれないが、個人的には横向き座席で長時間乗車というのはちょっと厳しいような。
川内駅からは鹿児島市内へ向かうが、この時に利用したのが高速バスの「せんだい号」。ただ川内駅前は経由しないので、少し歩いて川内山形屋前のバス停まで歩いて行った。
(高速バス「せんだい号」についてはこちら)
というお話。