日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】快速マリンライナー33号(岡山/児島)


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便名 : マリンライナー33号
日付 : 2022/07/xx 
区間 : 岡山(13:12)→児島(13:35)
所要時間 : 00:23
乗車クラス : グリーン車指定席
運賃 : 1,290円(クレジット決済+交通系ICカード)
運行 : JR西日本

所用で岡山を訪れたついでに水島臨海鉄道乗りつぶしのために同線の始発駅、三菱自工前駅へ向かった時のお話。児島駅から三菱自工前駅まで直接結ぶ公共交通機関はないのだが、路線バスに乗り途中のバス停から歩けば辿り着ける距離だった訳で、まず児島駅を目指して瀬戸大橋線で移動する。

(水島臨海鉄道についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

今回乗車する快速「マリンライナー」号にはグリーン車、普通車の指定席が連結されているのだが、そのうちグリーン車の高松方最前列(1A,B,C,D)は展望席になっていて、今回はそのうち1D 席を指定した。記憶が確かなら以前は列車名の口座が別だった気がするのだが、どうやら現在は「マリンライナー」として1つの口座で発売されているらしい。

A,B席が運転席直後、C,D席が助手席側で、運転席側のA,B席は嵩上げされて1段高くなっているのだが、純粋に眺望のことだけを考えればC,D席の方が優れているという印象。

マリンライナー号 グリーン車(展望) 座席

マリンライナー号車内/ 眺望が良いのは1C,1D座席

着席視点からの眺望はこんな感じ。ロマンスカーのように客席から運転席を隔てずに前面展望という訳ではないが、正面の窓は比較的大きいのでほとんど視界が遮られることなく前面展望を楽しむことができる。

(長野電鉄の特急「ゆけむり」についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

マリンライナー号 JR瀬戸大橋線 岡山駅

岡山駅/ D席からの眺望はこんな感じ

区間乗車しても1時間に満たないこの列車だが、今回は途中の児島駅まで、約20分ほどの利用。岡山駅を出発すると5分で最初の停車駅、妹尾(せのお)に到着。今回乗車したような日中の列車は停車駅が絞られているが、早朝夜間は本州内ほぼ各駅停車に近い列車も存在する。

マリンライナー号 JR瀬戸大橋線 妹尾駅

妹尾駅/ 日中の列車は早朝夜間より停車駅が少ない

ところでこの瀬戸大橋線、本州と四国を結ぶ重要な路線であるものの、単線と複線が入り乱れている。それゆえ、上り下りいずれかが少しでも遅れると玉突きで遅延が拡大する傾向にあり、数分程度の遅れは日常茶飯事といった感じ。

マリンライナー号 JR瀬戸大橋線 車窓

JR瀬戸大橋線は単線と複線が入り乱れている

妹尾を出発すると宇野線の分岐する茶屋町に停車し、あっという間に児島駅に到着。そういえば、この日は茶屋町駅から保線作業員さんが乗務員室に便乗していたから、茶屋町駅以降はあまり眺望が良くなかったが、それはご愛嬌。

列車を降りると、車両側面には岡山県を走る列車らしく「桃太郎」のロゴが描かれていた。どうやらこのロゴは複数種類あるようで、他に犬と雉(きじ)の絵柄のものがあるのだとか。

快速マリンライナー 2階建車両 ロゴ

車両に描かれているロゴは桃太郎と猿•犬•雉の各ペアで3種類

そういえば、このとき同じホームの向かい側には懐かしい「湘南色」の列車が停車していた。かつては青春18きっぷ静岡県なんかを旅すると飽きるほど乗る羽目になった車両だが、こうしてみるとずいぶん新鮮に見える。

JR瀬戸大橋線 湘南色 115系

児島駅/ この塗装の車両もほとんど見なくなった

乗換えのために降りた児島という街はデニム生地の産地として有名で、改札口前には「児島ジーンズ」のディスプレイが掲出されている。その手前にはパンダの出来損ないのような奇妙なキャラクターが見えるが、これは「Gパンだ」というのだそう。児島とパンダは何か繋がりがあるのだろうか。

JR児島駅 改札口前

JR児島駅/ 奇妙な見た目の「Gパンだ」

デニム柄のコインロッカーの前に鎮座しているのは先ほどの「Gパンだ」と「わしゅうくん」。児島駅からバスでアクセスできる鷲羽山をPRするマスコットキャラクターなんだそう。それほど広くない駅構内にキャラクター溢れて若干情報が渋滞している。

ちなみに鷲羽山展望台は以前訪れたことがあるが、夕暮れ時は瀬戸内の島々と瀬戸大橋が綺麗に見えてなかなか素敵なところだった。

(「鷲羽山展望台」についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

JR児島駅 改札口前

JR児島駅/ 鷲羽山ということで鷲の「わしゅうくん」

ともあれ、同駅からは下津井電鉄バスに乗換えて三菱自工前駅を目指す。また機会があればマリンライナーの展望席で始発から終点まで乗り通してみたいところ。尤も岡山はしばしば訪れている訳で、そんなに先の話ではないかもしれない。

というお話。