便名 : マリンライナー34号
日付 : 2023/03/xx
区間 : 坂出(13:24)→岡山(14:02)
所要時間 : 00:38
乗車クラス : グリーン車指定席
運賃 : 2,210円(クレジット決済+交通系ICカード)
運行 : JR四国•JR西日本
坂出駅近くのうどん店「日の出製麺所」で昼食を摂り、岡山へ向かう。
乗車するのは高松と岡山を結ぶ快速「マリンライナー」。日中は1時間あたり2本が運転されているが、始発の高松駅の時点で大半の座席が埋まっているため、今回は高松方最後尾に連結されているグリーン車を利用することに。
(昼食についてはこちら)
坂出駅は本州方面、予讃線•土讃線方面の列車が発着することもあり、この規模の駅にしては比較的頻繁に列車が出入りしている。ただ、同じホームから出発する列車が全く違う方向へ進むから、乗車する際には乗り間違いに注意が必要。
マリンライナーは5両編成で、高松側の先頭車が2階建てになっている。このうち2階と先頭の展望部分がグリーン車、1階が普通車指定席といった構造。車両ロゴ上下の帯の色はどうやら編成ごとに違っているらしい。
そういえば、この直前に対向列車としてやってきた普通列車は少し変わった台車を履いていた。これは「efWING」というものだそうで、台車に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を利用した世界初の台車なんだとか。
(「efWING」についてはこちら)
このグリーン車、首都圏で走っている普通列車のグリーン車をベースに設計しているようで、車内の雰囲気もどこか似た雰囲気。ちなみに普通席とグリーン車では座席の構造と座席間隔、眺望で差別化が図られている。
ただ、それによって一部マイナスの影響も生じていて、1階の普通席は座席間隔が設計通りだが、2階のグリーン車は元よりも少し座席間隔を拡大していることで座席と窓割りが一部合っていないところがある。
グリーン車と言っても追加料金1,000円程度ということもあり、列車は当初想像していた以上に混雑していて殆どの座席が埋まった状態。オリジナルの座席よりは少し背が高いからだろうか、前席の様子は首都圏のグリーン車よりも気にならない。
坂出駅を出発してすぐ予讃線•土讃線との分岐があり、この列車は本州方面へ進む。ここはデルタ線になっていて、中央左の高層ビルがある辺りにある宇多津駅を出た高知•松山から岡山へ向かう特急列車なんかは右手に伸びる高架線を走ってきてその先で合流する仕組み。
この日は昼過ぎから天候が徐々に悪化し、列車に乗る頃には本降りの雨になっていた。せっかくの2階建て車両ではあるものの、見えてくる景色は残念ながら雨に霞んで眺望が今一つ。
一口に「瀬戸大橋」と言っても本州と四国が一つの橋で繋がっている訳ではなく、合計6つの橋で構成されている。その途中にある与島には高速道路のサービスエリアがあり、ここで両方向へ向けてUターンすることもできるのだそう。
また、ここには与島インターチェンジを併設しているが、利用できるのは島民と公共車両、路線バス等に限定されていて一般車両は利用できないようになっている。
坂出から15分ほどで本州の児島駅に到着、ここで乗務員がJR四国からJR西日本に交代し、茶屋町、妹尾と停車して終着の岡山駅に到着。列車は10分ちょっとで折り返し高松行きのマリンライナー33号として出発するから、乗客が降車し終わるとすぐに車内整備が始まった。
JR西日本の駅でも岡山駅は少し変わっていて、電光掲示板に「貨物」の表示がある。他の駅ではあまり見た記憶がないが、なぜ岡山駅だけ表示しているのだろうか。
始発駅から乗車するなら自由席でもいいかもしれないが、途中駅から乗車するときには今回のように指定席•グリーン車を利用するというのも良いかもしれない。
というお話。