日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【日本のごはん】39.日の出製麺所(香川県)


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日時 : 2023/03/xx
場所 : 香川県坂出市
予算 : 1,000円/人
滞在時間 : 約1時間(待ち時間含む)

讃岐うどんのお店を調べていて、特に目を惹いたお店を訪れてみようと思ってやってきたのが香川県坂出市。ここには昼の1時間、11:30から12:30までしか営業しないうどん屋さんがある。

(外部サイトの店舗情報はこちら)

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地図情報

この日は早朝に大阪なんばを出発する高速バス「大阪うどん線」に乗って香川県入りし、そこからJR予讃線(瀬戸大橋線)で坂出駅に到着。駅からは徒歩10分ほどで目的のお店に辿り着いた。

(「うどん県」までの移動はこちら)

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到着したのは12:00過ぎで、開店から30分ほどが経過した頃。どうやら店舗南側にある駐車場を潰して行列が形成されているらしい。看板にある通り本業は製麺所で、本業の合間を縫って店内飲食を営業している関係から1時間だけの営業になっているらしい。

日の出製麺所 香川県坂出市 店舗外観

店舗外観/ 営業時間は11:30から12:30の1時間のみ

今回の私のように駅から歩いてアクセスすることも十分可能だが、車社会の地方だけあって店舗周辺には駐車場が複数用意されている。ただ、行列の長さを見るに全員車でやって来ると到底収容できないようにも見えた。

日の出製麺所 香川県坂出市 駐車場

日の出製麺所/ 店北側と南側に駐車場がある

うどんは順次茹で上がっていて回転そのものは早いのだが、如何せん行列そのものがかなり長いため列に加わってからしばらく待ち時間があった。駐車場に並んでいる訳で遮るものはないから、気温の高い夏場なんかは帽子や日傘を持って行ったほうが賢明。

そういえば、列に並んでいる間に注文の確認があった。ここではうどんの種類(あつ、ひや、ぬるい、釜玉)と、量(1玉から4玉まで)のみを注文し、天ぷらや卵、牛肉などのトッピング類については店内に入ってから注文する形式。

日の出製麺所 香川県坂出市 店舗外観

日の出製麺所/ 店南側の駐車場は待機列によって潰されていた

並んでいるうちに閉店時間とされる12:30を過ぎたが時間切れ終了ということにはならず、どうやらその時間までに並んだ場合は食事を提供してもらえるらしい。なお、食事の提供が終わった後も店舗内でお土産としてのうどんの販売は引き続き行われていた。

日の出製麺所 香川県坂出市 食事終了の看板

日の出製麺所/ 12:30までに並べば入店できる

この日は12:00頃到着して入店したのが12:40頃と、約40分ほどの待ち時間。店頭に張り出された説明書きによると、開店直後の約100食分は県産小麦を使用したうどんが提供されるらしい。

日の出製麺所 香川県坂出市 お知らせ

日の出製麺所/ 相当早めに並ばないと難しそう

この日注文したのは「冷たい」「大(2玉)」のうどんで、お値段なんと240円。香川県内の讃岐うどんの価格水準は都心で大手チェーン店で食事する場合と比較にならないくらい安く、だいたいどのお店に入っても同じような値段でうどんが提供されている。

それでもってうどんの味は申し分なく、これまで何箇所か訪れたうどん店の中でも最も美味しかったように思う。例えば都内では神保町に「丸香」などがあるが、それとはまたちょっと違ったタイプ。ご近所三豊市の「須崎食料品店」も捨てがたいが。

日の出製麺所 香川県坂出市 うどん

日の出製麺所/ 圧倒的に麺が美味しい

前述の通り入店前にはうどん本体のみ注文しているから、うどんが提供されたのちトッピング類を注文する。というより、卵などは座席前に置いてある。これも香川県うどん屋でよく見られる形式だが、会計時に自己申告してお支払い。この日は天ぷらがすでに品切れしていたから、卵と味付け肉をトッピングした。

日の出製麺所 香川県坂出市 卵

日の出製麺所/ トッピングは自己申告制

こちらがその「味付け肉」。都内で同じものを食べようとすると下手すれば1,000円以上するが、ここでは温泉卵を含めても500円に満たない。頭の中で足し算がうまくいかず、金額を聞いた時に間違っているのかと思ってしまった。

日の出製麺所 香川県坂出市 トッピング(牛肉)

日の出製麺所/ トッピングを足しても会計はワンコイン以内

食べ始めてしまえばあっという間に完食して退店。「大」にしたが、3玉でも4玉でも食べきれてしまうと思えるほど美味しかった。惜しむらくは営業時間がごく短いところだが、ぜひまた機会を見つけて訪れたいところ。

というお話。