日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】那須烏山市コミュニティバス•市塙黒田烏山線(烏山駅前/市塙駅前)


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便名 : 那須烏山市コミュニティバス•市塙黒田烏山線2便
日付 : 2022/12/xx
区間 : 烏山駅前(08:22)→市塙駅(09:05)
所要時間 : 00:43
乗車クラス : 普通席
運賃 : 720円(現金決済)
運行 : 那須烏山市(市営バス)

宇都宮駅からJR烏山線を乗り通し、烏山駅に到着。今回は単純に折り返すことはせず、那須烏山市コミュニティバスに乗って真岡鐵道の市塙(いちはな)駅を目指す。

(那須烏山市の案内サイトはこちら)

www.city.nasukarasuyama.lg.jp

烏山駅の駅前は比較的大きな広場になっていて、その一角にバス停が設置されている。コミュニティバスは日に5本しかないが、今回乗車した宇都宮駅7時過ぎの列車からだとそれほど待ち時間なく、約20分の待ち合わせでバスに乗換えることができる。

JR烏山駅 駅舎外観

JR烏山駅/ バスは約20分の待ち合わせ

どういう訳か駅前は空き地がたくさんあり、その中にバス停がぽつんと佇んでいる。あえて駅舎と対面側に設置するではなく、駅舎側に置いても良かったような気がするが、なぜこの配置になっているんだろうか。

JR烏山駅 バス停外観

JR烏山駅前/ 駅舎の対面側にバス停が設置されている

その空き地というのが以下の写真。コンビニエンスストアどころか、ちょっとしたスーパーマーケットでも設置できそうな空間が広がっている。

JR烏山駅 駅前全景

JR烏山駅前/ やけに広い駅前広場

08:12に別方向の「烏山高部線」が出発し、それから10分弱して今回乗車する「市塙黒田烏山線」のバスが到着。飾り気のない真っ白なバスは事業用の緑ではなく白いナンバープレートがついているが、これは那須烏山市が「旧80条(道路運送法)バス」として運行していることによるもの。車体には「那須烏山市有償運送車両」の記載がされたステッカーが掲出されている。

那須烏山市コミュニティバス•市塙黒田烏山線 車両外観

JR烏山駅前/ 真っ白なマイクロバスがやってきた

このバスはここ烏山駅前が始発で、烏山高校や市貝町役場を経由して市塙駅まで約45分で結んでいる。コミュニティバスが他の市町村まで走っているというのは珍しいような。ともあれ、この便に乗車したのは私だけで、時間になり出発。

那須烏山市コミュニティバス•市塙黒田烏山線 車内全景

烏山駅前/ 運賃は後払い

バスは収容力重視の補助席がついた座席配置。聞くとスクールバスの機能も有しているようで、学校のある日の朝方は烏山駅から烏山高校までは近い時間帯に3便設定があるものの、積み残しが出るほど混雑するんだとか。

そういえば、烏山駅近くのバスの経路沿いには「山あげ会館」なる施設があり、道路上にも案内が出ていた。気になって少し調べてみると、どうやらこの街では7月の末に歌舞伎や神楽などを奉納する「山あげ祭」なる祭事が催されるらしく、かつては臨時列車が運行されるほどだった模様。

那須烏山市コミュニティバス•市塙黒田烏山線 車内全景

車内全景/ 平日朝は乗り切れないほど混雑するとか

バスは序盤国道294号線、途中から県道163号線のルート。終点の市塙駅では到着時刻3分後の茂木行き普通列車に乗換えられるかと聞いてみると、おそらく問題ないだろうとの答え。幸い道中渋滞もなく、定刻通り09:05に真岡鐵道の市塙(いちはな)駅に到着した。

那須烏山市コミュニティバス•市塙黒田烏山線 車両外観

真岡鐵道市塙駅/ 09:08の列車には余裕で間に合った

現金で運賃を支払って降車し、市塙駅のホームに出るとまだ列車は到着していなかった。同駅は行き違いを行う交換駅のようだが、上下線いずれも若干遅れていたらしい。

真岡鐵道市塙駅 駅舎外観

真岡鐵道市塙駅/ 無人駅で、列車の運賃は車内精算

JR烏山線を単純往復するでは少し面白味に欠けるから、今回のようにコミュニティバスを利用して、真岡鐵道も合わせて巡ってみるというのも良いかもしれない。

というお話。