ひまわりと言えば北海道の名寄市や雨竜町、北竜町に山梨県北杜(ほくと)市などが有名だが、東京からほど近い茨城県筑西市にも比較的大規模なひまわり畑がある。
■地図情報
現地まではいくつかのルートがあるが、今回はつくばエクスプレスで守谷駅へ向かい、そこから関東鉄道常総線に乗換えて下館駅、シャトルバスに乗換えて会場へ向かった。常総線は日に何本か快速列車があり、つくばエクスプレスの快速列車と連絡しているので、最速で秋葉原駅から1時間45分ほどで到達できる。
2022年の訪問当時は下館駅と会場を結ぶシャトルバスが日に4往復。会場までは運賃200円で所要時間20分ほど。ただ、会場とバス停が少し離れた徒歩10分ほどのところにあり、往復で利用すると現地滞在10分強でとんぼ返りするか、もしくは3時間程度滞在することになり、どうにもあまり便の設定がうまくないように思えた。
実際この日は帰りにシャトルバスの時間が折り合わず、2-3km歩いた先にある筑西市コミュニティバスのバス停から下館駅行きのバスに乗って帰ってきた。なお、逆方向に向かうバスに乗って筑波山口でバスを捕まえられれば、つくば駅(つくばセンター)へ向かうこともできる。
ともあれ会場に到着。このひまわり畑、山梨県北杜市と同じ「あけの」という土地にあるから、ひまわりの話をするとどちらの話なのか少しややこしい。なお、連作障害を防止する観点から開催場所が変更される場合もあるとか。後ろに大きく見えているのは筑波山で標高877mだが、もう少し大きいようにも見える。
このひまわり畑には約100万本のひまわりが植えられている。「東北八重ひまわり」という品種なんだそうで、中心までびっしり花びらに覆われているため一般的なひまわりとは少し違った格好をしている。
例えば北海道の北竜町なんかは200万本が植え付けられているそうで、日本国内のひまわり名所の中では100万本というのは中規模くらいだが、背景に筑波山が控えていることでなかなか壮観。ちなみにひまわり繋がりでは北海道の女満別(めまんべつ)空港近くにもひまわり畑があり、その上を飛行機が離着陸する様子を眺められる広場を以前紹介したことがある。
(女満別空港近くのひまわり畑についてはこちら)
下館というのは都心からも案外近く、6時間もあれば往復して現地で見物する時間も十分確保できるから、ちょっとしたすきま時間で訪れるというのも良いかもしれない。
というお話。