便名 : 関東鉄道常総線•第7104列車(快速列車)
日付 : 2022/08/xx
区間 : 下館(17:34)→守谷(18:18)
所要時間 : 00:44
乗車クラス : 普通車自由席
運賃 : 1,304円(交通系ICカード)
運行 : 関東鉄道
下館駅からバスで20分ほどのところで開催されていた、「あけのひまわりフェスティバル」を訪れた帰りのお話。
(「あけのひまわりフェスティバル」についてはこちら)
下館駅のある茨城県筑西市から東京都心までは約80kmの距離があるが、今回利用した関東鉄道常総線の快速列車に乗ると、列車の終点の守谷駅ではつくばエクスプレス(TX)の快速列車に短い時間で乗継ぐことができ、約90分ほどで移動することができる。ちなみに調べた限り最速と言われる75分で移動できるパターンは見つけられなかったが、乗換え時間を加味していないんだろうか。
下館駅は北口•南口があり、JRと関東鉄道、真岡鐵道が改札内の通路を共用している。掲示を見る限りJRが北口を、関東鉄道が南口を管理しているらしい。
そういえば、レトロな駅舎の一角には電話ボックスよりも一回りくらい大きいカラオケブースが設置されていた。半透明で中が見えるようになっているから、ここで歌を唄うというのは個人的な感覚としてはちょっと恥ずかしいような。
改札口を抜け、関東鉄道常総線は5番•6番乗り場からの出発。駅内外に「TX&常総ライン往復きっぷ」の広告が掲示されているところから、関東鉄道として下館から都内へのルートに注力している様子が見受けられる。
階段を降りると列車はすでに停車していた。JR水戸線も交通系ICカードが利用できることから、ホームの手前には簡易型の交通系ICカード出入場端末が設置されている。これにタッチしないと、予期しない運賃が精算される可能性があるので要注意。
関東鉄道は茨城県石岡市にある柿岡地磁気観測所の存在もあって常総線•竜ヶ崎線ともに全線非電化で、この列車は気動車1両編成のワンマン運転。この日は2022年に会社設立100周年を迎えたことを記念し、昭和40年代頃の塗装を復刻したという車両に当たったらしい。
1両編成の車両は前後のドアが片開き、中央のドアが両開きの少し変わった配置。思い起こすと、かつて鹿児島にも似たようなドア配置の電車がいたような気がする。
下館駅の駅名標は手書き風。下館駅の属する筑西(ちくせい)市は2005年に下館市•関城町•明野町•協和町が合併して誕生したそうだが、それに伴って交付された「筑西市合併振興基金」を活用して市内に所在する関東鉄道の駅の駅名標を更新したらしい。
つくばエクスプレス(TX)の開業に伴って2005年から運行が開始された快速列車は下館駅を出発すると途中停車駅は下妻、水海道(みつかいどう)のみ。下館から守谷までは普通列車では1時間以上を要するところ、快速列車は約45分で結んでいて、本数は少ないながらも速達性は高い。
下館駅を出発すると列車は淡々と途中各駅を通過し、約15分で下妻駅に到着。最高速度は90km/hとのことだが、そこまでの速度は出ていなさそう。それなりに速いのにあまりスピード感を感じないのは、各通過駅で分岐通過のために減速するからだろうか。
常総線の概ね中間となる水海道駅を出発すると、約7分で終点の守谷駅に到着。同駅では約7分の待ち合わせで秋葉原行きのつくばエクスプレス快速列車に乗換えることができ、これに乗れば19時前には秋葉原駅に到着することができる。
今回列車に乗り込んだ下館駅からは真岡鐵道のSL列車も発着しているから、これに乗車するというのも面白いかもしれない。
というお話。