便名 : 快速リレー101号
日付 : 2022/04/xx
区間 : 会津田島(09:47)→会津若松(10:46)
所要時間 : 00:59
乗車クラス : 普通席(全席自由)
運行 : 会津鉄道
東京から特急列車で約3時間、会津地方までやって来たが、この日の目的地となる喜多方を目指して引き続き北上。
(ここまでの移動はこちら)
会津田島駅は4分の待ち合わせで会津若松行きの快速列車に接続している。「リバティ会津」を降り、駅舎前にある構内踏切を渡って隣のホームへ移動。ホーム中程には跨線橋が架かっているが、何やら札が掛かっていて通行できないようになっていた。
そういえば、駅名標はちょっと変わった形をしている。家かなんかを模しているんだろうか。会津鉄道の駅名標にはそれぞれの駅に纏わる?イラストが添えられていた。
乗車する「快速リレー101号」はその名前の通り「リバティ会津」から接続し、会津方面へリレーするための列車。この日は先頭が通常塗装、2両目が特別塗装の車両の合計2両編成での運行。
「AIZUマウントエクスプレス」に使用される車両は特急列車同様のリクライニングシートが設置されているが、この列車に使用される車両は転換クロスシートで設備としては一段劣っている。ただ、前述の通り乗車時間は1時間程度なので、この設備でも十分快適。なお、窓と椅子の位置はあまり整合していない模様。
3両から2両の乗換えだったが、「リバティ会津」の乗車率がそれほど高くなかったこともあって出入り口近く、前から2列目の1人掛け座席を無事確保。この車両にはデッキがついていないから、混雑していなければ着席したままでも割とクリアに全面展望を眺めることができる。
乗換え時間は4分ほどと割とタイトで、座席につくと程なくして会津田島駅を出発。なお、乗客は駅舎前の駅員さんの目の行き届く範囲を移動するから、滅多なことをしなければ乗り遅れるということはなさそうな。
当時東京では桜が散りきった頃だったが、列車は徐々に北上していることもあって、沿線には徐々に満開の桜が多く見られるようになってきた。たとえば会津田島駅を出て最初の停車駅となる会津下郷駅の駅構内、会津若松に向かって進行方向右側にはかなり大きな、立派な桜の木が植わっている。
続けて停車する湯野上温泉駅は江戸時代の面影そのままの茅葺き屋根の民家が残る宿場町「大内宿」最寄り駅。この駅は特に桜が有名で、2002年に「東北の駅百選」に選出されている。確かに桜が綺麗だったから、ちょうど駅を発車する際に運転席脇のスペースから写真を撮ってみた。
湯野上温泉を出発すると、会津鉄道線内では芦ノ牧温泉駅に停車し、西若松駅でJR只見線に合流。意外と難読駅名の七日町(なぬかまち)駅を出発すると、5分ほどで終点の会津若松駅に到着。
会津田島駅では時間がなく見逃したが、ここで改めて2両目の車両を見てみると車体には大きく会津名物の「赤べこ」など、いくつかのキャラクターが描かれている。この「赤べこ」、見ようによっては、「ゆるキャラ」のはしりとも言えるのかもしれない。そしてその右隣に控える2つのキャラクター、ちょっと不気味なのだがこれは一体何者なんだろうか。
ともあれ、北千住駅を起点にすると約4時間で会津若松まで到着。割とかかったような気もするが、新幹線に乗ったところで約3時間掛かる上、運賃は1.5倍近くかかる*1ことを考えると、個人的にはこのルートも案外悪くないんじゃないかと思う。
というお話。喜多方まではここから更にJR磐越西線に乗換え。