日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】JR石北本線・4669D(留辺蘂/網走)


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便名 : JR石北本線・4669D(普通列車)
日付 : 2022/06/xx
区間 : 留辺蘂(16:54)→網走(18:47)
所要時間 : 01:53
乗車クラス : 普通車自由席(全席自由)
運賃 : -(企画乗車券利用)
運行 : JR北海道

当時販売されていた「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を利用し、特急「大雪」号に乗って留辺蘂(るべしべ)駅までやって来た。ここで普通列車に乗換えて網走駅へ向かい、釧網本線に乗り換えて釧路駅へ向かう。

(ここまでの移動はこちら)

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留辺蘂駅は2面3線のホーム配置で、普通列車の発着する1番乗り場は駅舎を介さず直接ホームに入ることができる構造。時刻表の類も設置されておらず、駅というよりはバス停に近い雰囲気。

JR石北本線 留辺蘂駅

留辺蘂駅/ 1番乗り場は駅舎と繋がっていない

ホームから北見方向を向くとこのような感じ。同駅は周辺では比較的規模の大きな駅だが、1駅遠軽方向に進んだ西留辺蘂駅近くに高校があるため、当駅止まり/始発の列車は少なく、多くが西留辺蘂止まり/始発になっている。ちなみに西留辺蘂駅は信号システム上折り返しができないため、金華信号場(旧金華駅)で折り返しているんだとか。

JR石北本線 留辺蘂駅

留辺蘂駅/ 特急列車は右手のホームに発着

しばらくして列車が到着。2両繋いでいるが、北海道ではワンマン列車の場合再前方の運転席直後のドアしか開かないため、ここから乗車。ただし四国とは異なり、ドアは開かないものの2両目の客室を利用することはできるようになっている。

JR石北本線 留辺蘂駅 普通列車4669D

留辺蘂駅/ 積雪のある北海道のワンマン列車は前乗り前降り

車内は以前乗車した釧路から帯広までの普通列車と同様、真っ青なシート表地のボックスシート。1両目にはほどほど乗客がいたが、2両目は2-3ボックスに1名くらいの埋まり具合。

(別区間乗車時の記録はこちら)

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JR石北本線 留辺蘂駅 普通列車4669D

JR石北本線普通列車/ 足下の配管が少し邪魔だが椅子は快適

留辺蘂から網走にかけては比較的短い間隔で駅が設置されていて、約5-10分に1駅のペースで停車しながら進む。ちなみに車両は冷涼な道東を走る車両だからだろうか、冷房は設置されていない。

JR石北本線 留辺蘂駅 普通列車4669D

JR石北本線普通列車/ 思ったよりは乗客が多かった

ふと駅停車中に窓の外を見ると、線路際にはルピナス(のぼりふじ)が咲いているのが見えた。以前ニュージーランドを訪れた際によく見かけた花で、北海道では6月から7月にかけてが開花時期なのだそう。

JR石北本線 普通4669D

西北見駅/ この時期は比較的あちこちで見かける

列車は17:20に北見駅に到着。同駅では約20分停車し、17:40の出発。停車している間に列車が入換を実施していて、昔懐かしいタラコ色の車両が行き交う様が見えた。

JR石北本線 普通4669D 北見駅

北見駅/ 同駅では約20分停車

この辺りは線路際に畑が広がっていて、ちょうど何かが植えられた?という頃合い。北見といえば「F1玉ねぎ」の印象があるが、玉ねぎか何かだろうか。農業は素人が過ぎて何もわからない。そういえば、「F1玉ねぎ」というのはモータースポーツのF1から来ているのだとばかり思っていたが、「F1」という品種なのだそう。

JR石北本線 普通4669D

緋牛内付近/ おそらく玉ねぎ畑

北見駅と網走駅の間にある女満別(めまんべつ)駅にはかつての車掌車が数車両置かれている。これは以前ホテルとして利用されていた?のだそうで、現在はただの置物になってしまっている模様。

ちなみに線路は女満別空港の程近くを通過するが、空港アクセス鉄道として案内はされていない模様で、公式のアクセス手段としては網走駅や北見駅からの空港バスということになる。なお、距離的に最も近い鉄道駅は西女満別駅で、約2kmで徒歩30分ほど。

JR石北本線 普通4669D 女満別駅

女満別駅/ ホーム沿いに車掌車が数車両

女満別駅を出発すると進行方向左手に網走湖が広がり、道東の観光地としては一際高い認知度を誇る網走監獄脇を通過するとまもなく終点の網走駅に到着する。ちなみにこの網走湖では湖の凍結する2月頃に氷上でわかさぎ釣りをすることができる。

JR石北本線 普通4669D 運転台

最近の新車両はグレー等が多く、緑は少ない

終点網走駅ではすべての出入口から乗降が可能で、最後尾のデッキから降車。運転席を眺めてみると、無数の機器が並んでいるのがわかる。それにしても、ずいぶんレトロに見えるのはパネルが緑色に塗装されているからだろうか。

ともあれ、網走駅では10分未満の待ち合わせで釧網本線の釧路行き普通列車に乗換え。ここまで既に1日がかりだが、最終目的地の釧路まではあと3時間ほどを要する。