日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】JR根室本線・2526D(釧路/帯広)


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便名 : JR根室本線・2526D(普通列車)
日付 : 2021/08/xx
区間 : 釧路(14:10)→帯広(17:15)
乗車クラス : 普通車(全席自由)

釧路から帯広への移動。

(釧路空港までの飛行機移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com


レンタカーを駅近くで返却して釧路駅へ。勝手丼が有名な和商市場だが、前を何度も通過している一方で、ちゃんと中に入ったことは1-2回くらいしかないかもしれない。

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(和商市場)目の前は何度も通過しているのだが

釧路駅は規模のわりに大きな駅舎。ここは先日建て直しが始まった新潟駅同様のいわゆる「民衆駅」で、駅舎の建設を当時の国鉄と地元で共同で行い、商業施設を併設したもの。ただ、2000年初頭に商業施設は閉店したそうで、現在では少し持て余し気味か。

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(釧路駅)全国的にも減少し始めている「民衆駅」

今回乗車する14:10発の帯広行きの普通列車の直前には13:42発の札幌行き特急があるが、これに乗車したところで乗り継げる飛行機の時間は変わらず、特に急ぐような用もないことから今回は普通列車を選択。ただ、出発時点では約30分の差だが、到着時点では約2時間の差が開いている辺り、この地域の特急列車の俊足ぶりが際立っている*1

夕食として帯広で豚丼というのも悪くないプランだったが、この日は釧路駅出発前に途中停車駅の池田駅にある「レストランよねくら」に電話し、弁当を予約した。なお、この弁当については別途記事を起こすのでそちらをご覧いただきたい。

出発地の釧路駅は北海道の地方都市のなかでは比較的利用者が多いこともあり、改札には自動改札機が設置されている。改札口の「改札中」表示はまだ点灯していなかった*2が、もう通過しても差し支えないとのことだったので自動改札をくぐってホームへ。

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ゴシック体っぽいフォントが北海道らしい

しばらくすると車庫?から乗車する車両が到着。近頃急速に新型車両に置き換えが進んでいるこの辺りの普通列車だが、この日乗車する列車は昔ながらの旧型車両。その後2022年3月のダイヤ改正で新型車に置き換わってしまったようだが。

この旧型車両には行き先を表示する機械がなく、駅員さんが車両横のサボと呼ばれる行き先表示を取り替える風景が何ともレトロ。幼い頃、鹿児島でよく見かけたが、大半が新型車両になった今では暫く見なかった光景。

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1両編成のワンマン列車

車内はセミクロスシートで、入り口付近がロングシート。シートは国鉄時代から更新されていないのか、復元されたのか真っ青なもの。座席は柔らかくて座り心地はそれほど悪くないのだが、クロスシートの窓際足元に配管が通っていて足の置き場が少々難しい。

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シートがレトロ

ともあれ、14:10に出発。乗客は思ったよりも多く、各ボックスに1-2人くらいの乗車率。思い返すといつも見込みよりも多いと思っている辺り、総じて需要を少なく見積もり過ぎているかもしれない。

ここ数年、夏場に猛暑日が増えてきたがこの列車はなんと非冷房。釧路は夏場でも割と涼しいので問題ないだろうが、十勝地方は時折とんでもない気温になるから中々大変そう。ただ、この日に限って言えば、各ボックスの窓が開けられ、走行中は涼しい風が車内を抜けていったから、暑さでどうしようもないということはなかった。そういえば数年前に台湾の「普快車」に乗った時もこんな感じだったな。

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終始それなりに埋まっていた

前述の通り、普通列車は特急の倍の所要時間がかかるのだが、各停車駅での停車時間はそれほど長くない。もっと長時間停車でもあるのかと思ったが、元々駅だった尺別信号所で約10分停車した以外は停まっては走り、といった感じ。ただ、西日本の出雲市辺りでは同型車が普通列車でも90km/h近い速度で爆走していたのに対し、こちらは割とのんびりとした走り方。

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(@浦幌駅)レトロな看板

出発から1時間30分ちょっとで浦幌駅に到着。全行程3時間のちょうど中間地点がこの辺り。普段ならうたた寝でもするところだが、この日はこの先の池田駅で駅弁の予約をしており、寝過ごしが許されないので車窓を見ながら過ごした。

出発から2時間ちょっとで件の池田駅に到着。ホームへ降りると目の前にお弁当を持った「レストランよねくら」のお店の方が待ってくれていた。代金1,200円を支払ってお弁当を引き換え、早速車内でいただいた。

池田駅では12分停車を経て16:37に出発。空腹だったこともあり、お弁当は出発までに完食してしまった。ここから終着の帯広駅までは40分ほどであっという間。最後の停車駅、札内駅を出発すると、札内川を渡って終点の帯広駅には定刻通り17:15に到着。

直近2022年の春のダイヤ改正は全国的に大規模な減便でなかなかインパクトの強いものだったが、利用者としてできることといえば、これ以上不便にならないよう出来る範囲で公共交通機関を活用していくことくらいだろうか。

もしかすると減便は遅かれ早かれ直面する課題だったかもしれないが、2年前の冬には考えもしなかったような状況に前倒しで直面している今日この頃。なにか明るい話題があればいいのだが。

というお話。

*1:特急列車は帯広15:25着に対し、普通列車は17:15着。

*2:北海道は列車ごとの改札の文化がまだ残っている。