日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】JR釧網本線・4733D(網走/釧路)


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便名 : JR釧網本線・4733D(普通列車)
日付 : 2022/06/xx
区間 : 網走(18:54)→釧路(22:08)
所要時間 : 03:14
乗車クラス : 普通車自由席(全席自由)
運賃 : -(企画乗車券利用)
運行 : JR北海道

「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の2日目で、札幌から遠軽まで特急「オホーツク」、そこから留辺蘂まで特急「大雪」、普通列車で網走駅までやって来た。

(ここまでの移動はこちら)

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1年のうち最も日の長い6月とあって、19時近くになっても北海道はまだ明るい。こと夏至の日に限って言えば、札幌の日の入り時刻は那覇より短いものの、東京よりは20分弱長い。一方日の出は早く、6月ではなんと3時台で日のうち15時間ほど日が出ているから、この時期に日本国内で最も日の出ている時間が長いのが北海道ということになる。

以前自転車で北海道を一周した際には朝4時過ぎに出発し、日の出ている時間中ずっと走っていたことがあるが、日の出が早いお陰で自転車の活動時間帯が長いのはありがたいところ。反面冬場は自転車に乗れないのみならず、15時台には暗くなってしまうのだが。

(当時の記録はこちら)

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JR網走駅 普通列車 キハ40

網走駅/ ここまで乗ってきた普通列車

ここまでは石北本線でやって来たが、ここから先は釧網本線に入る。両路線ともに本数は少ないなか網走駅の接続は良好で、約5分強の待ち合わせで釧路行きの普通列車に乗継ぎ。乗車してきた石北本線の列車が改札口直結のホームに到着したため、列車は同一ホームの向かい側ではなくて跨線橋を介しての乗換え。

JR網走駅 釧網本線 4733D

網走駅/ 釧路行きは1両編成

乗車したのは出発5分前を切った頃だったが、車内にはまだいくらかの空席があり座席を確保。こちらの車両、車内は出口付近がロングシート、中央がクロスシートセミクロス配置。

クロスシート部分の座席は0系新幹線の廃車発生品が設置されていて、回転はできないがリクライニングは可能(ただし直立かフルリクライニングの2択)。座席は柔らかくかなり沈み込むので、長時間座っていると姿勢をどうするかがちょっと悩ましい。ちなみに車両によっては現役の特急列車の自由席車両と同様の座席が設置されているのもいたような。

JR釧網本線 普通列車 キハ54

座席は0系新幹線の廃車発生品

網走駅出発時点ではそれほど混みあっているという感じでもなかったが、次の停車駅、桂台駅から学生が大量に乗車し車内は大混雑。この1本前の列車が網走駅16:17発だから、部活動なんかをするとこの列車に集中する感じだろうか。

あわや積み残しが出るだろうかと思ったが、ぎりぎり全員乗り込んで出発。数駅で降りていくのかと思いきや、割と多くの学生は網走から50分弱の知床斜里駅まで乗っていた。地方の鉄道路線はこのような学生や高齢者に支えられているのを実感する。

JR釧網本線 普通列車 キハ54

知床斜里駅を過ぎてようやく車内は落ち着いた

知床斜里駅から先はこの列車が当日の最終列車。とはいえ各駅でそれほど乗降があるわけではなく、割と落ち着いた状態のまま列車は22時過ぎに釧路駅に到着。入れ違いに発車していった摩周行きの普通列車が当駅を出発する最終列車で、あとは札幌19:39発、釧路23:53着のおおぞら11号が到着するのみ。

JR釧路駅 釧網本線4733D

釧路駅/ 以降に到着する列車は札幌からの「おおぞら」のみ

ともあれ、早朝から乗換え乗換え、ようやく釧路駅に到着。道東らしいというか何というか、6月だというのにこの街は平均気温が約16度ほどで、えらくひんやりしている。

というお話。