日本の迷い方

副題の安定しない知恵袋

【自転車】2019年夏・北海道1周(Day4)


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日時:2019/08/xx

■Day4
区間:北海道えりも町→北海道釧路市
距離:191.33km
実走行時間:12時間08分
平均速度:15.8km/h
経路:国336/道34/国336/道1038/国38

前記事のつづき。

(前日の記事はこちら) 

biketourist.hatenablog.com


4日目はえりも町から釧路市までで、予定走行距離は約200km。
あまり高速域が得意ではないミニベロからすると、結構攻めた距離設定。

一旦北上して帯広辺りで分割してもよかったが、海沿いを直行したほうがトータルの距離が短く、少し頑張ればトータルは楽になるという判断。

明るいうちに走破できるように、また、涼しいうちに距離を稼ぎたいという思惑で、4時に起床し、5時になる前に宿を出発。

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(@えりも町)夏場の北海道は4時過ぎでも十分明るい

出発前に街中のセブンイレブンで食料を補給して、いよいよ出発。

走り出してしばらくすると、北緯42°を示す石碑。
東京は35°だそうで、7°と聞くとなかなか遠いところまで来たと実感する瞬間。
地球の直径は約40,000kmだから、約100kmちょっとで1°進むような計算か。

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(@えりも町)北緯42° だいぶ北までやって来た。

走り出して30分もしないうちに一旦国道336線を離脱しえりも岬へ。
今回の旅では距離優先であまり観光をする時間が取れなかったが、さすがに1日ただ走るだけというのも勿体なく、少し脇道に逸れてみることに。

岬が近づくにつれてアップダウンが増えてきたものの、早朝に走っている車はまばらで、しかも景色がとても美しく、のんびり走るのがとても気持ちがよかった。

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(@襟裳岬付近)車はほとんど来ない

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(@襟裳岬付近)気温も涼やかでとても気持ちがいい

そういえば、道中、昆布を天日干ししているところがちらほら。
本州ではあまり見かけないものの、北海道では割とよく見かける光景。

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なかなかの大きさ(公道上から撮影)

出発から1時間ほどでえりも岬へ到着。
石碑に「風極の地」とあるとおり?ここはいつ訪れても風が強い。

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(@襟裳岬)後ろに見えるのがこの後のコース

しばし休憩し、6時前にえりも岬を出発。
ここから広尾までは比較的平坦路で、距離を稼ぎやすいコース。

途中にあるのが「黄金道路」の碑。
景色が素晴らしいとか、そんな由来かと思えば、「まるで黄金を敷き詰められるほど、建設に莫大な費用が掛かった道路」だそうで、何とも現実的なお名前。

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(@黄金道路)由来はともあれ、景色も素晴らしい

ちなみに、この近辺にある「えりも黄金トンネル」は北海道最長の4941m。
20km/h出ていたとしても約15分かかるトンネルは、国内を探してもそうそうあるものではない。ただ、過去本州で経験したような、路肩はぼこぼこで幅が狭く、大型車が多数通行するようなトンネルではなく、交通量は少ないから比較的安心して通行できる。

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北海道最長のトンネル

えりも岬を出発して2時間ちょっとで広尾町に到着。
ここでだいたい出発から3時間強、距離にして60kmほど。だいたい15km/h-17km/hくらいで推移することが多いことを考えると、割といいペース。

広尾は帯広から南に80kmほどにある町で、久々に大きい街。ここまで自販機もコンビニもない状況がずっと続いており、ここで一旦食事休憩。

前にも別の記事に書いたが、北海道は自販機があってもゴミ箱がない(熊対策?)。ペットボトルの空容器を捨てられるコンビニの存在はとてもありがたい。

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(@広尾町)道幅が広く解放感のある街

広尾からは一旦海沿いを離れ山間部へ。

峠とは呼べないほどのアップダウンがいくつか続きながら、国道38号線に接続する道道1038号線を目指す。道道というのは本州住まいからすると呼び慣れない呼び名だが、それにもまして番号が4桁というスケールの大きさに改めて驚く。

この頃から1日のなかで一番気温が上がる時間帯で、喉も渇きやすい頃合い。ただ、広尾を出ると国道38号に合流する92km先まで、経路上にコンビニのような店舗が存在しない。

それを見据えて、広尾出発時には2L以上の水を用意して挑んだのだが、水分は比較的早い段階で枯渇、食料も追って間もなく尽きてしまった。尽きかけてからは自販機を探しながら走ったものの、車もまばらな道路に自販機もそうあるものではなく、厳しい戦いを強いられた。

最終的に、ハンガーノック寸前で個人商店にたどり着き、カップ麺と飲み物を確保、ようやく人心地つくことができた。

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謎のボウリングピン

道道1038号線に入った頃から海沿いに戻り、国道38号線に合流してしばらくして、14時過ぎに釧路市に突入。

ただ、釧路市といっても市街地が近いわけではなく、釧路駅までは約50kmほど離れている。後になって調べてみると、釧路市といっても全く連続している場所がない飛び地になっており、間にある白糠町を通過して行くような形。

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(@釧路市境)あともう少しだと思ったのだが…

50kmとなるとすぐに完走とはならず、あともうひと踏ん張りの距離。
ここまでの道のりと比べるとアップダウンが増え、場所によっては登坂車線が付加されているポイントも。

ただし、それも白糠までの話で、そこから釧路市街地は平坦路。
賑わっている恋問の道の駅の脇を抜け、大楽毛(おたのしけ)辺りで右折するとようやく市街地。ここから釧路駅まではまだ10km近くあるが、残り1桁が近づくと気分は大分楽になる。

さすがにこの頃になるとペースも大分落ちており、最後の50kmは4時間越えで、最終的に到着したのは18時を廻った頃だった。

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(@釧路市街)和商市場。「勝手丼」が有名。

ホテルに到着して、コインランドリーで洗濯を回している間に少し散策。

夕日の鑑賞スポットとして有名な「幣舞橋」まで行ってみたが、いつも通り雲が被って撃沈。一度くらい眺めてみたいものだが未だお目にかかれたことがない。

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(@釧路市街)夕方に釧路、というシチュエーションが中々難しい

何はともあれ、4日目にしてだいぶ東のほうまでたどり着いた。
翌5日目以降は道中の最東端を通過して、しばらく北を目指してひた走ることに。

(参考)
今シリーズの累計走行距離:433.11km