日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【自転車】2019年夏・北海道1周(Day1-Day3)


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日時 : 2019/08/xx

■ Day1
区間 : 東京都内某所→茨城県東茨城郡大洗町
神立駅(常磐線)→大洗駅(鹿島臨海鉄道)は輪行
距離 : 71.48km
実走行時間 : 5時間40分
平均速度 : 12.6km/h
経路 : 国6

■ Day2
区間 : 北海道苫小牧市→北海道新ひだか町
距離 : 92.16km
実走行時間 : 5時間31分
平均速度 : 16.7km/h
経路 : 国235

■ Day3
区間 : 北海道新ひだか町→北海道えりも町
距離 : 78.14km
実走行時間 : 4時間09分
平均速度 : 18.8km/h
経路 : 国235/国336

2008年に鹿児島からスタートした自転車による日本一周。後半戦一番の難所である北海道を、2019年の夏に約2週間をかけてほぼ1周したときの記録。

(Day1)
東京都内某所から苫小牧行きフェリーの出る大洗に向かうだけの日程。…だったのだが、出発から60kmほどの土浦市内で段差を拾ってパンクしてしまった。

パンク修理に時間を取られ、しかも直射日光に曝されていたことで若干熱中症気味になったこともあって、急遽最寄りの神立駅から大洗駅まで輪行で向かうことに。このとき、特急停車駅の土浦に戻った方が選択肢が多かったと後になって反省。

何とか無事にフェリーに乗り込んだ後、昼過ぎに購入して鞄のなかに入れておいたサンドウィッチを食べようとしたところ、早々に傷んでいた。夏場の気候を舐めてかかってはいけない。

この日は食事もそこそこに、ただひたすらベッドで寝て過ごした。

 (この日乗船したフェリーがこちら)

biketourist.hatenablog.com

(Day2)
起きて外を眺めているとなかなかぐずついた天気模様。ここ数年夏の北海道を訪れているが、イメージと裏腹に天気の悪い日が多い。14時前に苫小牧港に着岸作業が完了し、北海道上陸。

8月の北海道とはいえ、そこから当日の目的地である静内まで残り100km、日没まで残り5時間ほどしかないというなかなかハードな状況。前日パンクしたこともあり、苫小牧市内で自転車店に立ち寄ったことで更に厳しい状況になってしまった。

ルートは国道235号線一本で、若干のアップだ運はありつつもほとんど平坦だが、小雨がぱらついていることで思いの外気温が低く、8月にも関わらず夕方頃になると気温は13℃ほど。出来るだけ体温が下がらないように速めのペースで走った。

ただ、100km弱を日没前に完走することはさすがに叶わず、ラスト20kmほどは闇の中を走ることに。これが今回14日間の道中で唯一の夜間残業。ただでさえ野性動物の多い北海道、なにか遭遇したりしないだろうかと若干ひやひやした。

日高地方 国道235号線

日高地方は競走馬の名産地

(Day3)
3日目は2日目より更に距離が短く、80kmほどの行程。

本当はもう少し距離を延ばしたかったが、北海道は地方に行くにつれて宿が少なく、ちょうど走りきれる場所に次の宿が見当たらなかったという事情もある。

2日目も国道236号線をひた走り、様似の手前からえりも町までは国道336号線のルート。本州なんかは海沿いでもそれなりにアップダウンの多い道をよく見かけるが、北海道は海沿いであっても割と平坦な道が多い。

ルートは、多くの部分で当時はまだ休止中だった日高本線と並走。休止直後は再開したら1度くらい乗ってみたいと思っていたものの、結局叶わずに廃線になってしまった。

JR日高本線 休止中の浦河駅

浦河駅(当時)

今回自転車で走ってみると、線路が道路より海寄りの場所もあり、確かに維持が大変そうで廃線は致し方ないのかもしれないが、何とも残念。それとともに、今後は同様のケースが増えることが予想され、どうにも心配になってしまう。

そんなことを考えているうちに、様似の街に到着してしばし休憩。この辺りは20-30kmごとにちょっとした街があるという感じで、それ以降の日々と比べると食料の調達も容易なのがありがたい。

JR日高本線 休止中の様似駅 自転車

様似駅(当時)

浦河駅様似駅も線路は綺麗に整備されており、しばらく列車が来ていないというのがかえって違和感があるような雰囲気。

JR日高本線 休止中の様似駅

この時点で約4年列車が来ていない

この日も写真を見ての通りなかなかぐずついた天気だったが、様似までは何とか雨が降らずに来られた。…のだが、様似を出て336号線に入った頃からついに雨が降りだした。

国道336号線 太平洋

それなりの雨

梅雨でもないのに、ここまで3日中の2日は雨と中々の引きを発揮している。この辺り、街を出てしまえばコンビニなんてものはなく、雨具を着込んでただひた走るのみ。

30kmを2時間ほどかけて走り、16時過ぎに早々に宿に到着。疲れていたこともあって食事もそこそこに、まだ明るいうちに就寝。

(参考)
今シリーズの累計走行距離:241.78km