便名 : さくら543号
日付 : 2023/12/xx
区間 : 新鳥栖(09:41)→新八代(10:18)
所要時間 : 00:37
乗車クラス : 普通車指定席
運賃 : 5,060円(事前クレジットカード決済)
運行 : JR九州
嬉野温泉駅から「かもめ」「リレーかもめ」を乗継いで新鳥栖駅までやって来た。同駅では約40分の待ち合わせで、新八代駅へ向かう「さくら543号」へ乗継ぐ。
(ここまでの移動はこちら)
新鳥栖駅は在来線と新幹線の改札口が向かい合わせで開設されている。長崎方面から新幹線への乗継ぎは1つ上の階へ上るだけなので、乗換えの難易度としては博多駅よりも簡便。一方、新幹線から長崎方面へ乗継ぐ際には跨線橋を渡るので、少し余計に時間がかかる。
ちなみに九州新幹線では2022年6月からエクスプレス予約が利用できるようになっている。近頃の制度変更によって従来ほど割安ではなくなってしまったから、正直言って有料会員である必要はなくなりつつあるが、とはいってもチケットレスで乗車できるというのは便利。
改札を抜けてホームへ上ると同駅のホームはやたらと天井が高いのが印象的で、ヨーロッパのターミナル駅なんかと似たような雰囲気を感じる。比較的大規模な2面4線の配置になっているが、これは将来西九州新幹線を新鳥栖駅から分岐させることを想定していることによるもの。
駅の熊本方には高速道路で言うところの「イカの耳」のようなスペースが既に確保されているが、ここから線路が分岐する未来は来るんだろうか。今のところ武雄温泉から九州新幹線までの間は計画すら存在しない状況のようだが。
他方の博多方を見ると、駅を出てすぐのところに山が控えていて、すぐにトンネルに入る。新幹線はトンネルを抜けると福岡市内に向けて急勾配で坂を下っていくのだが、これは碓氷峠を走る北陸新幹線を上回る35‰で、車内から外を眺めていても見るからに下っているのがわかるくらいの坂道。
ホームには間も無く引退を控える蒸気機関車の58654号機と、「36ぷらす3」の広告が掲出されている。それにしてもえらい色褪せっぷりだが、もう少し何とかならないのだろうか。それほど長い期間掲出されている訳でもなかろうに、昭和のパンフレットのような色合いになっている。
(58654号機の牽引する「SL人吉」についてはこちら)
(「36ぷらす3」についてはこちら)
しばらくして列車が到着。今回乗車したのは6号車なのだが、この車両は半室が普通車、残り半室がグリーン車の合造車。思いの外列車は混雑していて、指定した座席もここまでの間に利用されていたような形跡があった。
(同車両のグリーン車についてはこちら)
新鳥栖から新八代までは約40分とあっという間で、何なら新鳥栖駅で列車を待っていた時間の方が長かった。出発から4分で久留米駅、その後20分で熊本駅に到達。この日はあまり天気が良くなく、車窓進行方向右手に見える熊本平野はかなりどんよりとしていた。
熊本駅を出発すると、約10分で新八代駅に到着。到着直前に交差するJR鹿児島本線を見ると、新八代駅始発の肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」号が折り返し準備してるのが見えた。
(「おれんじ食堂」についてはこちら)
到着した新八代駅は2面3線の配置。ただ、そのうち1線はかつて「リレーつばめ」号が発着していて、現在は開発中止中のフリーゲージトレインの試験に使われていた線路。以前は狭軌のレールが敷かれていたはずだが、現在は新幹線と同様の標準軌が敷設されているように見える。
同駅では10分弱の待ち合わせで駅前ロータリーから出発する、宮崎駅行きの「B&Sみやざき」号に乗換える。なお駅構内にはあまり店舗が充実していないので、軽食等は乗車駅で購入しておくことをおすすめ。
(新八代駅での乗換えはこちら)
と言うお話。