日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】松本電鉄上高地線(松本/新島々)


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便名 : 不明
日付 : 2022/08/xx
区間 : 松本(10:45)→新島々(11:15)
所要時間 : 00:30
乗車クラス : 普通車自由席
運行 : 松本電鉄

神戸から松本に到着し、シャトルバスでJR松本駅までやって来た。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

松本駅からは松本電鉄上高地線の終点、新島々(しんしましま)駅を目指す。ちなみに同線は2021年8月の豪雨災害によって鉄橋が流出し、2022年6月にようやく復旧し、全線での通し運転を再開したところ。

始発の松本駅はJRと駅舎を共用していて、松本電鉄は端の7番線からの出発。ちなみに同線はSuica等の交通系ICカードは利用できず、自動券売機で紙の切符を購入して乗車する昔ながらのかたち。運賃は片道710円だが、企画乗車券として一日乗車券が1,420円で販売されているので、途中下車する場合はこちらの方が安価になるかもしれない。

JR松本駅 松本電鉄上高地線

JR松本駅の一角を間借りしている

路線全長14kmちょっとの間に起点、終点合わせて14の駅があり、平均駅間距離は単純計算で1kmほどの比較的短い間隔。本数は多くて時間2本といった感じで、パターンダイヤは採用されていないが、大体40-50分に1本。

JR松本駅 松本電鉄上高地線 ホーム

1本前は10:45発、次は12:50発

始発の松本駅は東京方面からの特急「あずさ」の終着駅になっていることに加え、駅構内に車庫が設置されていることから比較的頻繁に入れ換えの車両が行き来している。このときも「あずさ」の3両編成の車両が車庫に向かって走っていった。

JR松本駅 特急あずさ E353系

中央線・篠ノ井線ホームと大糸線松本電鉄ホームの間に車庫

しばらくすると折り返し11:30発となる列車が到着。車両は中央道なんかを走っていると高速バスでもよく見かける、アルピコグループ共通のデザインをしている。近頃新車(他社からの中古車)を導入したというが、この列車は元々京王井の頭線で走っていた車両。

松本電鉄上高地線 JR松本駅

列車はワンマン2両編成

列車の側面には昔懐かしい「サボ(サイドボード)」が掲示されている。ちなみに当路線の車庫は途中駅にあるが、基本的に営業列車に区間運転の列車はなく、松本から新島々の通し運転の列車のみ。

松本電鉄上高地線 JR松本駅

描かれているのは路線イメージキャラクターなのだとか

列車はワンマン運転で、両端の運転台付近は料金箱と車椅子用のスペースが設置されている。鉄パイプで仕切られていて少し物々しい雰囲気。

松本電鉄上高地線 車内

各方向の先頭側の運賃箱だけ使用する

松本駅を出発すると次の西松本駅までは目と鼻の先*1で、その後も前述の通り平均駅間距離は1kmほどゆえ比較的頻繁に駅が設置されているが、郊外に進むにつれて徐々に駅間距離が広がっていく。終点の新島々駅の手前まで来るとかなり長閑な雰囲気。

松本電鉄上高地線 沿線車窓

山に向けて走っているが、路線は比較的平坦

松本駅出発から約30分で終点の新島々駅に到着。同駅では改札口に構内踏切を経由で向かう。なお本数が少ないうえホームにはベンチ等がないことから、改札は列車ごとの取扱いで出発ぎりぎりに改札が始まる。

松本電鉄上高地線 新島々駅 駅構内

両端とも短い停車時間ですぐ折り返す

ちなみにこの駅は終着駅だが、そのまま前方に線路が続いている。続いた線路の先には前述の2022年に登場した新型車両が停車中。なお、1980年代まではこの先に約2kmほど線路が続いていて、島々(しましま)駅が設置されていたのだとか。

松本電鉄上高地線 新島々駅 駅構内

2022年3月に登場した新型車両

この路線、路線名に「上高地線」とあるように、上高地へのアクセスの一端を担っている。ただ、鉄道で上高地までダイレクトにアクセスすることはできず、当駅から出る路線バスに乗換え、ここから約1時間の道のり。新宿からの高速バスを利用しないとすると、公共交通機関上高地にアクセスする場合はここでバスに乗り換えるルートが最も一般的な移動手段ということになるだろうか。

人気観光地への玄関口ということで、ピークシーズンにはかなり多くの旅行客が同駅を利用するから、駅前には大きなロータリーがある。また、道路を挟んだ反対側には多くのバスが駐車されているアルピコ交通のバス車庫があり、必要に応じて臨時便も運行される仕組み。

松本電鉄上高地線 新島々駅 駅構内

(@新島々駅前)道路向かいには多くのバスが休憩中

上高地については以前別の記事で紹介したが、東京から比較的簡単にアクセスできる観光地にしてかなり風景の美しいところ。春は新緑が美しく、夏は避暑地として、秋は紅葉が綺麗なので、機会があれば訪れてみては如何だろうか。

(参考までに、上高地についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

というお話。

*1:徐行しながら進むため所要時間は2分程度とられているが、両駅間の距離は400mしかない。