日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】エアポートシャトルバス(信州まつもと空港/松本バスターミナル)


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便名 : 便名なし
日付 : 2022/08/xx
区間 : 信州まつもと空港(08:55)→松本バスターミナル(09:25)
所要時間 : 00:30
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運行 : アルピコ交通

早朝に神戸空港を出るFDA便で信州まつもと空港に到着した。空港からはバスでJR松本駅に向かい、次の目的地へ向けて移動する。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

時々地方空港の手荷物回転台にはその土地の名物が廻っていることがあるが、こちら信州まつもと空港では牽引車に牽かれたコンテナに空港近傍にある観光農園「大王わさび農園」の広告が載せられていた。ちなみに空港ターミナル内で販売されている訳ではなく、現地の広告の模様。

信州まつもと空港 手荷物回転台

空港内で販売している訳ではなく、車で50分

特に荷物は預けておらず、そのまま到着出口を抜けて一般エリアへ出ると正面に出入口があり、今回乗車するJR松本駅前の「松本バスターミナル」行きのバス乗り場は出口左手にある。それほど発着便数の多くない空港ゆえ、シャトルバスは飛行機の発着に1対1対応したダイヤ編成。

信州まつもと空港 到着出口

信州まつもと空港 到着出口

少し遅れてバス乗り場に到着するとすでにバスは着車して発車待ちをしている。外見からはわかりづらいが、バスは収容力重視のいわゆる「空港バス」という車両ではなく、新宿-松本線で使用されている車両の間合い運用の模様*1。それゆえ座席数は40席弱しかなく、加えて前方数席は「Sクラス」座席が設置されている。ちなみに同座席は優先席としての取扱いのようで、一般旅客には解放していなさそう。

信州まつもと空港 エアポートシャトルバス乗り場

(@信州まつもと空港)後部は全面ラッピング

若干出遅れてバスに乗車したこともあり空いていたのは後方のみだったが、何とか窓側座席を確保。その後も続々と乗客が乗り込み、殆ど満席になったところで出発。

なお前述の通り、この日使用されたのは通常長距離高速バスに用いられる車両ということで2列-2列の横4列ながらも座席横幅が少し広めのタイプ。補助席は設置されていなかったが、乗り切れなかったらどうなるんだろうか。

信州まつもと空港 エアポートシャトルバス 車内

空港バスにしては比較的余裕のある座席配置

バスは空港を出発すると長野県道(以下、県道)296号線、松本市道6007号線、同6501号線、県道291号線、同297号線、同295号線、同23号線と走ってJR松本駅前にある松本バスターミナルに到着。それにしても松本市はえらく番号の大きな道が多い。

元々バスの出発が時刻表の時間から10分遅れの09:05だったこともあるが、実際の所要時間は時刻表よりも5分長い約35分で、バスターミナルには09:40頃の到着。飛行機の後に時間のシビアな予定を入れると計画が崩壊しやすくなるので、この点は注意されたい。

JR松本駅前 駅舎全景

(@JR松本駅)真夏だがそれほど暑いという感じではない

なお、信州まつもと空港からは松本行きのほかにも空港発の安曇野信濃大町、白馬方面が設定されているほか、シャトルバスで松本バスターミナルに出れば土日祝限定ではあるものの、上田行きのバスも運行されている。

県外であれば、松本駅から飯田や上高地岐阜県の飛騨高山方面への中距離バス、JRで山梨県長野駅方面に移動することもできるから、首都圏在住ではなかなか利用機会はないものの、上手く使えば割と使い勝手の良い空港かもしれない。

(長野県による公式サイトはこちらから)

www.pref.nagano.lg.jp

というお話。

*1:しばらく前に同空港を利用した際は通常の路線バス車両だったから、徐々にグレードが上がっている。