日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【旅行雑記】上野駅で「Yo-Kai express」を利用した話


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日時 : 2023/03/xx
場所 : 東京都台東区(上野駅構内)
予算 : 1,000円程度
滞在時間 : 約20分

とある出張で新幹線を利用し上野駅まで帰ってきた際、夕食として上野駅の新幹線改札内にある「Yo-Kai express」を利用してみた。

「Yo-Kai express」は米国発の自称「調理ロボット」で、見た目はちょっと変わった形をした自販機。注文するとスチーム調理が開始され、約2分ほどで熱々の麺類が提供されるという仕組み。今回利用したJR上野駅のほか、羽田空港や熊本空港など、駅や空港などで徐々に数を増やしつつある。メニューは主にラーメンだが、うどんやそば類が提供されている店舗?もあるんだとか。

(公式サイトはこちら)

www.yokaiexpress.com

店舗?があるのは新幹線コンコースの地下2階で、改札階からコンコースに降りてくる2経路のエスカレーターの間くらいの場所。余談だが、改札階からコンコースへは改札から遠いエスカレーターを利用すると1回でアクセスできるが、手前にあるエスカレーターを利用すると途中で乗り継ぎが必要になる。

コンコースの一角には「拉麺」の暖簾が下げられていて、販売機が2台と、食事用の長机が2つ(椅子はなし)、容器等を処分するゴミ箱が設置されている。満員になるほど混雑はしていないものの、常時1-2名が利用している程度の利用状況。

JR上野駅地下 ラーメン自販機

上野駅/ 地下2階新幹線コンコースの一角

販売機はタッチパネル式。このご時世らしくキャッシュレス仕様で現金は利用できず、今回は交通系ICカード(Suica)で支払い。

JR上野駅地下 ラーメン自販機

決済はキャッシュレスのみ

調理が始まると、正面右下の「CAUTION HOT BOWL」と記載されている辺りが点灯し始め、恐らくスチーム調理されているだろうという蒸気が見えた。

JR上野駅 ラーメン自販機

扉越しに上記が噴出しているのが見える

このタイミングで販売機下部にある割り箸とレンゲが格納されている扉のロックが解除され、商品に先だってこれらが取り出せるようになる。

JR上野駅 ラーメン自販機

箸やレンゲを取り損ねないように

その後間もなくして取り出し口の扉が開き、商品が登場。容器中央の包装が破れているが、ここに管を差し込んで蒸気を送り込んでいる模様。そんな加熱方法ゆえ容器全体がかなり高温になっていたので、迂闊に触れて危うく火傷するところだった。この辺りは少し改善が必要かもしれない。

JR上野駅 ラーメン自販機

フィルム中央は破れた状態で出てくる

今回購入したのは新潟の「燕背脂ラーメン」で980円。熱々で提供されるのは嬉しいのだが、肝心の味はコンビニのラーメンと同レベルといった感じ。スープはともかく、麺についてはまだ改善の余地がありそうな。

JR上野駅 ラーメン自販機

スープはともかく、麺に改善の余地あり

とりあえず一度利用してみたいと思っていたから、とりあえず目的が達成されて満足。ただ、もう少し価格が下がるか品質が向上しないと、中々定期的に利用するとはなりづらそうな。

それにしても、自動販売機を調理ロボットというのであれば、日本には30-40年前からうどんやハンバーガーなどの調理ロボットが存在していたような気がしないでもない。勿論今回の「Yo-Kai express」は決済手段や調理方法など、最新鋭ではあったが。

というお話。