便名 : こだま754号
日付 : 2022/05/xx
区間 : 名古屋(20:38)→東京(23:24)
所要時間 : 02:46
乗車クラス : グリーン車指定席
運賃 : 10,310円(EX-IC)
運行 : JR東海
中部国際空港から空港バスで名鉄知立(ちりゅう)駅までやって来たのち、名鉄名古屋本線で名古屋に移動して東京に新幹線で帰るという酔狂ルートの途中。
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2022年5月当時、知立駅は高架化工事の真っ最中で、バスを降りたターミナルの頭上かなり高いところに高架橋が出来上がっている。京急蒲田駅のような巨大要塞はかなりの高さに見え、階段で最上階のホームまで行き着くとなるとかなり大変そう。
ちなみにその後も工事は進み、記事を投稿した2023年春に豊橋方面のみ高架化が先行して実施されたところ。最終的な事業完了は2028年の予定で、そのタイミングでは豊田市方面へ向かう特急列車が設定されるような新聞記事*1も出ていた。
ともあれ、件の知立駅から特急電車に乗って20分ほどで名鉄名古屋駅へ到着。名古屋駅からは約30分の乗継ぎでこの日東京まで到達する最終のこだま号に乗車する。ひかり号やのぞみ号はまだ何本もあるとはいえ、東京に戻る乗客の集中する時間帯だけあって、この時間の名古屋駅はかなりの本数の新幹線が発着している。
少し早めにホームに上がると、向かいの下りホームには最終の博多行き「のぞみ59号」が停車中。名古屋駅を20:33に出発すると、終点博多駅には23:51に到着するのだそう。飛行機は名古屋小牧・名古屋中部ともに最終便が20時頃の出発だから、名古屋から博多へその日中に到達できる交通手段のうち、最も遅く出発するのは新幹線ということになるだろうか。
しばらくして乗車する「こだま754号」が到着。名古屋始発のこの列車が発車する15番線は直前の列車からこの列車の出発まで10分弱空いていたが、列車は割と出発ぎりぎりになって入線してきた。最繁忙期の本数が最大まで増えたタイミングでは何かしらの列車が発着するのかもしれない。
この「こだま754号」は2022年5月当時でも事前にN700Sによる運行が確定していた便。近頃ではずいぶん同型車両が増えてきた印象があるが、その中でも割と新しそうな、まだ汚れの少ない車両がやって来た。
今回はEX予約の「EXこだまグリーン早特」を利用してグリーン車利用。のぞみ号よりも1時間ほど時間は掛かるものの、通常料金の普通車指定席とそれほど大差ない金額でグリーン車を利用することができる。
(公式サイト商品案内はこちら)
新幹線は普通車でもシートピッチは割と大きめで、普通車が1,040mm*2ある。勿論グリーン車はこれよりシートピッチが大きいのだが、1,160mmと意外にも?120mmしか差がない。ただ、横幅と座席の高さには大きな差があるから、腰かけると普通席との差を感じる。
個人的にN700Sグリーン車の一番の特徴だと思うのが荷物棚と一体化した壁面のパネル。よくよく見るとなかなか複雑な造形をしている。
道中はこだまらしく、待避線のある停車駅のたびに通過待ちをしながら進む。のぞみ号の多い時間帯だからか、昼間の列車よりも所要時間が若干長く、名古屋から2時間46分掛かって終着の東京駅には23:24に到着。
さすがに23時を過ぎると東京駅から出発する新幹線はすべて出発済*3だが、東海道線では小田原行き・平塚行きと数本の列車が残っている。地下鉄なんかでは「最終」の文字が表示されているのを何度か見たことがあるが、東海道線の「最終」は初めて見かけたかもしれない。
ともあれ、2週間振りに東京に帰ってきた。