便名 : 便名なし
日付 : 2022/08/xx
区間 : 湯田中(17:51)→長野(18:44)
所要時間 : 00:53
乗車クラス : 普通車自由席
運行 : 長野電鉄
湯田中駅前の温泉に立ち寄り、長野駅へ戻る。
(駅前の温泉についてはこちら)
往路の記事でも少し言及したが、湯田中駅にはバスターミナルが併設されていて、一日数本ではあるものの、冬期以外の期間は当駅から草津温泉までバスで移動することも出来る。
今回はバスの時間に間に合わず、結果的に長野駅との単純往復。せめて少しひねりをということで復路は往路と異なる特急列車「ゆけむり」号を利用することに。列車は元小田急ロマンスカーの「HISE」車両で、17:30過ぎに到着。往路の「スノーモンキー」と違って4両編成だが、1両の長さが異なり全長はこちらの方が短い*1。
駅に戻ると駅員はおらず、特に放送もないから他の乗客と一緒に乗り込んだが、どうやら若干早かった?模様。これまた放送もなく一旦扉が閉められ、1分ほどして再度扉が開いた。特に説明もなかったが、どういう流れになっているんだろうか。
車両は展望構造になっていて、運転席が2階にある。展望席部分についても特に指定席とはなっておらず、空席になっていたのを幸いに最前列に陣取った。
座席からの眺望は以下のような感じ。上手いことできているもので、特に窓ガラスの反射が気になるというようなこともなかった。
湯田中駅を出ると信州長野駅に向けてしばらく下り坂が続く。調べてみると40‰*2程度で、こうして写真で見ても下がっている様子がわかるほどの結構な勾配。ちなみに箱根登山鉄道には80‰の箇所があり、この倍ほどの勾配の箇所があるということになる。80‰=8%の勾配というと、自転車でもかなりきつい坂道。
12分ほどで信州長野駅に到着。かつては分岐駅だったこともあり、駅構内は比較的広め。ちなみに、一部の車両は坂を下るために必要な設備が設置されておらず、この駅までしか走れないんだとか。
信州長野駅は対向列車の行き違いをして18:06に出発。それほど速度を出すでもなく、比較的のんびりしたスピードで進む。
もうひとつの元分岐駅、須坂駅まで戻ってくると、往路に利用した「スノーモンキー」号が一足先に長野駅から折り返してきたところと遭遇。この車両はだいぶ長いこと長野で走っているような印象があったが、実はまだ10年ちょっとなんだとか。
千曲川を鉄道と自動車が鉄橋を共用する併用橋の「村山橋」で通過して長野市内に入ると、ほどなくして朝陽駅に到着。ちなみにこの千曲川、河口となる日本海までは200kmあるらしい。
往路に乗車したのは「A特急」だったのだが、復路に乗車したのは「B特急」。両者は須坂から先の停車駅に差異があり、朝陽駅から先がほとんど各駅停車同然*3になっている。
A特急よりも停車駅の多い区間で徐々に乗客を増やし、最終の停車駅となる市役所前駅を出ると間もなくして終点の長野駅に到着。最後の数駅の地下区間各駅はレトロというか、京成電鉄の廃止駅「博物館動物園」駅が現役だったらこんな感じだっただろうか、という雰囲気。
長野駅からは19:30発の高速バスで東京に戻る予定になっていたから、その前の45分ばかりの時間で夕食を摂るべく、急いで長野駅の駅ビルへ移動した。
乗車時間が1時間程度というのは短いかと思ったが、これくらいが長すぎずちょうど良かった。湯田中温泉や渋温泉を訪れる機会があれば、「ゆけむり」号を選んでみるのもよいかもしれない。
というお話。