日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】ときわ75号(品川/柏)


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便名 : ときわ75号
日付 : 2023/01/xx
区間 : 品川(19:15)→柏(19:51)
所要時間 : 00:36
乗車クラス : 普通車指定席(全車指定)
運行 : JR東日本

予定より仕事が早めに終わったから、夕食を食べに柏へ行くことに。

つい最近のような気もする上野東京ラインの開業だが、開業は2015年3月だそうでまもなく8年目。利用者もかなり定着しているようで、夕方ラッシュ時間帯に品川駅を出発する常磐線普通列車・電車の出発直前にはほぼ全ての座席が埋まっている。それゆえ今回は特急列車で移動することに。

ちなみに2023年1月末まで、首都圏の普通列車グリーン車を400JRE POINTで利用できる「JRE POINTためて、つかってキャンペーン」を実施中。それゆえ普通列車グリーン車で移動してもよかったが、これはちょうどいい時間の便がなかったのだ。

(「JRE POINTためて、つかってキャンペーン」についてはこちら)

www.jrepoint.jp

なお、2023年1月現在で品川から柏までチケットレス特急券を利用した場合、特急料金は50kmまでの660円で、平日であれば普通列車グリーン車料金(780円)よりも特急料金のほうが安い*1という不思議な状態になっている。座席のグレードも特急列車のほうが高く、かつ速くて安いというのはどういう状況だろうか。

ともあれ、特急券を購入してホームに下りると、停まっていたのは普段よく見るカラーリングではなく、一昔前の「フレッシュひたち」カラーの車両*2。既に走っているというのは聞いていたが、実物を目にしたのはこの日が初めて。先頭部分は若干違和感がないこともないが、側面に関してはほとんど違和感がない。

ときわ号 E657系 フレッシュひたち(緑)

(@品川駅)比較的細かいところまで再現されている

このカラーリングの車両が走っていた時代、常磐線上野駅止まりだったから、品川駅とこの色合いの車両の組み合わせはなんとも新鮮な感覚。

ときわ号 E657系 フレッシュひたち(緑)

10年弱の時を経て復活

ところでこの車両、よく見ると先頭車両の先端部分には鉄板?が1枚追加されているように見える。登場当初の写真を見るともう少し平滑だったように見えるから、衝突事故が多く発生したため補強されたのかもしれない。勿論安全を優先すべきではあるが、まじまじ見るとちょっと不格好。

ときわ号 E657系 フレッシュひたち(緑)

追加された覆いはFRP製らしい

当時のフレッシュひたちは緑・青・黄・赤の7両編成と、朱色の4両編成があり、それぞれの色にあわせたアイコンが掲げられていた。そのアイコンも忠実に再現されていて、この緑色編成は「霞ヶ浦と帆引船」。

ときわ号 E657系 フレッシュひたち(緑)

霞ヶ浦と帆引船」のロゴ

のんびり見物をしていると、出発15分ほど前にドアが開き乗車。品川始発の常磐線特急はだいたい発車15分前あたりでドアが開くことが多いイメージ。

外観こそ変化しているものの、車内は特に変化ない様子。始発の品川駅から乗車する乗客は少なかったが、荷物棚にあるランプを見ると半分以上がオレンジ色になっている。100kmまで*3普通列車グリーン車と料金に大差なく(それ以降も僅かの差)、しかも速達性も高いとあれば当然かもしれない。

ときわ号 E657系 車内

ときわ号 E657系 車内

19:15に品川駅を発車し、東京、上野で殆どの窓側座席が埋まった。上野から先も比較的ゆっくりとしたペースで走っていき、松戸を過ぎた辺りでようやく速度が乗り出した。新松戸で武蔵野線と交差し、程なくすると北小金を通過、南柏を通過した辺りで放送が流れ、定刻通り19:51に柏駅に到着。

2023年1月時点では緑色のみだが、まもなく2色目の赤が登場する模様。最終的に5色が揃ったのち2026年春まで走るらしいので、今後の展開に期待したいところ。

というお話。

*1:ホリデー料金は580円なので、土休日は普通列車グリーン車の方が安い。

*2:事前に運用を把握していた訳ではなく、今回は完全に偶然だった。

*3:特急停車駅で考えると、都内から石岡あたりまでが100km圏内で、上野から水戸までが約120km。